「声なき声」MOTHER マザー セロファンさんの映画レビュー(感想・評価)
声なき声
重いと覚悟の上だったので、それほど引きずり込まれずに観られたつもりですが、やはり重かったです。
秋子も苦しかったと思いますが、それ以上に彼女に振り回され人生を狂わされた親、姉妹、そして息子の周平の痛みがズキズキと刺さりました。秋子や周平には生活困窮者としての保護だけでは無く、依存症患者(という言い方が合っているかわかりませんが)としての何らかの治療が必要だったのだと思います。貧しさが彼女をモンスターにしたというよりは、“共依存”という心理状態が彼女に自分を見失わさせ、浪費と自堕落に走らせ、それがさらに彼女を追い詰めるという負のスパイラルに陥っていたように感じました。
“共依存”という言葉があるのはこの映画で知りました。秋子と周平のような親子関係、秋子と遼のような男女関係...愛や優しさのつもりが知らず知らずのうちに互いを縛り、依存し合う関係になってしまう。秋子も本当は愛に溢れた人だったのかもしれない。だけど心に傷もあってその傷が深く大きくなって彼女を狂わせたのではないか。心の傷って自分ではなかなか気付けなかったり、認めたくなかったりするけれど、少しでも不安を感じたら誰かに助けを求める勇気も必要だと思う。また、社会全体的にも共依存をはじめ、精神的に追い詰められた人への理解や関心を持つ必要があるのだと感じました。今回のような被害者が出る前に少しでも早く。
ご丁寧にコメントをいただきまして
ありがとうございました😊
実際の方は、既に出所されているらしい、と他の方のコメントでしりました。
息子さんは、服役中で面会しない限り会わないでしょうが。
今後ともよろしくお願いします🤲
また色々と意見交換させていただきたいです。
リカさん、コメントありがとうございます。
身近に秋子のような人がいたら、関わりたくないなって思いますね。子供だけでも何とか引き離して助けられたらと、やるせない気持ちです。
。‥‥秋子も愛に溢れた人だったかもしれない‥
セロファンさん、優しい方ですね。
可能性があるとしても、この作品から
秋子のこと、そうは思えないし、何らかの手段、矯正でその元の姿に近づけようと‥、
は100%思えない。身近に居たら、関わりを断つ事しか考えない。
だから、それが出来なかった子供達は、
気の毒過ぎる。
嫌味じゃなしに、セロファンさん優しいし希望を持っておられる。
私も、自分のこと人間そんなに悪くはないと思ってるけど、秋子には関わりたくない。
と、気ままに書いてしまいました。