あの頃。のレビュー・感想・評価
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あの頃も、今も、これからも。
アイドルオタクの中年達の物語と思いきや「あの頃」何かに夢中だった人達の物語だった。誰にだってあの頃はあるし、あの頃と決別する時もある。
そして同時に松坂桃李演じる劔がストーリーテラーとなって進行してゆくコズミンの生き方のお話しでもある。あの頃より今を生きる仲間達と、唯一今もあの頃を生きるコズミン。どっちが幸せでどっちが不幸とかではなく、あの頃も今もこれからも好きなものを好きと堂々と言えることは素敵なこと。(ただしみんなあの頃も今もちゃんと仕事はして下さい😆)
ただこのコズミンが曲者過ぎて…かなりイライラした。なんなら途中から仲野太賀にまでイライラしてしまったくらいハマってた!それにしてもCT画像を見る表情の濃淡とかうまいな~。(相変わらず関西弁が気になって仕方なかったけど…)配役も面白かった!
15年以上好きなバンドを追いかけてる私としては馬場さんにシンパシーを感じた。キラキラしてる人達って見るだけで泣ける。分かるわ~。前半はアイドルオタク達の境地も垣間見れてけっこう笑えて面白かったのに、後半はグダクダしてしまった印象でちょっと残念。
ライブハウスのシーンでMONONO AWAREが出て「おっ!」ってなった。以前対バンで見たことあって素敵なバンドだったんでもうちょっと演奏聴きたかったな。
ハンバーグ食べに行ったのにデザートで腹一杯な気分。
タイトルに偽り無し
私の中では親和性高過ぎて公開前から期待値が雲の上までいってしまった作品。神キャスティング、で松浦亜弥、ハロプロ、アイドル…冨永昌敬×今泉力哉でしょ。私とこの映画、親和性しかないなと。
良い意味で、若者たちの青春群像劇というか、主人公たちがいちばん青春してた時代の思い出ムービーを繋げて作ったものを見ている感覚にはなった。
笑うために観に行った訳では無いし、感動しに見に行った訳では無いし、何らかのメッセージ性を感じるために観に行った訳じゃなく、ひとつの作品を観に行っただけなんだから全然良いのだけど、なかなかどうも、感情が湧かないというか割と冒頭の方からどんな感じで見てけば分からなくなって心が彷徨いがちにはなったかな…。
演技上手い上に俳優としての魅力がすごい人達が集結していたからそれぞれの役にちゃんと入ってるのは勿論良かったんだけどなぁ。
冨永昌敬も、今泉力哉も、大大大好きなんだよ…大好きなんだけど…。このキャストで、この原作で、違う人が作ったらどんな感じになるだろう?っていう単純な興味はある。映画作った事ない私が言うのもめちゃくちゃおこがましいんだけどね…。
確かに、想像とは違った
ハロプロの映画というよりは、
ストーリーメインだと思った方がいいです。
というわりには、
ストーリーが薄い感じも。
いや、単純に趣味の問題か。
こういう映画は、家で観るのがちょうどいい。
決して悪い映画ではありません。
場面場面での面白さや、
こういう雰囲気懐かしいな、
こんな仲間羨ましいな、という良さは勿論。
あと、松坂桃李の演技の幅には驚かされました。
中学10年生
前半は良かった
この映画が実話に基づいてなかったら、良かったかもしれない。
ヲタ仲間の1人コズミンが亡くなるところで、俺は幸せというところがなんかね。
作者の劔さんは同じくハロプロ好きの方と出会い結婚、1児がいる。この物語をいつ書いたか知らないけど、ここ2-3年だったらドン引き。
あの頃があるから今がある
誰でもきっと、それぞれのあの頃あるでしょうね。
楽しかったことも、辛かったこともあったし、変な奴もいました。
コズミン、もう名前からしてクズ。嫌な奴だったけど、でも、みんななんか好きだった奴。
仲野太賀はさすがでした。あんなしょうもない奴を熱演でした。
若葉竜也も我が道を行くタイプで、好きだったな。
あと、大下ヒロトもいい立ち位置でした。ふんわりした子でこれから、今泉作品に使ってもらえるんじゃないでしょうか。
それぞれのメンバーが個性がよく出てました。
松坂桃李くん、歌声は初解禁だったらしくて、やっぱりNGって言ってただけあって、それなりでしたけど、あそこでめちゃめちゃ歌唱力あっても変ですからね。
ストーリー的には、ハロプロヲタの話からコズミンネタに後半変わっちゃいましたけど、ハロプロに夢中になった仲間達との楽しかった時代のお話でした。
あーそういえば、ぱいぱいでか美さんに気づかなかったのが、残念でした…
今が一番と言えるように生きる。
俺なんて、大人になって今がいちばん楽しいけどな
大人がほろっとできる映画
まさに青春🌸
アイドルとファンの対比が見事
2004年という時代設定があり、当時のことは忘れかけていたが劇中の小道具を見るとその当時の空気を匂わせてくる。それでいて今とはかけ離れたまだアングラ状態の世界を肌で感じられる作りでいろいろと細かい。今でこそ握手会なんてものは当たり前にあって、地方に来てくれたりわざわざ東京にまで出なくてもいい時代である。
しかし2004年当時を考えてみるとアイドルに会うためには大都会に出なければならないし、握手会は厳正な抽選を経て得られるビッグイベントだったということを考えると当時の彼らのようながむしゃらに女の子を追いかけるという必死さがどこか物足りなくなってる気がする。
映画を見ていてなんだか懐かしくなったなあ。
そしてモー娘。からの一人のアイドルの卒業までを描いているのかと思いきやそのグループを追いかけたとあるファンの人生からの卒業も同時に描いている。コズミンはとても嫌な奴だけど、そんな彼がグループの中で一番オタクをしていたように見える。死ぬ時までアニメグッズに囲まれるとかある意味では理想の死に方かもしれない。
一方ではアイドルの卒業ライブ、一方ではコズミンのお別れ会。それを対比して見せてたのが面白かった。
何かに熱中するっていいよなあ。
日記を掻い摘んで読んだ様な
日記を掻い摘んで映像化した様な感じです。
後半に向けての盛り上がり的なものもないです。
なので没入観も共感する点も、ハロプロにハマってない私には日記を観てる様でした。
あと「コズミン」が主人公だよなあ、この物語。
視点は松坂桃李さんなんだけど。
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