おらおらでひとりいぐものレビュー・感想・評価
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結局自分の最大の味方は自分なのかな
子供も独立して夫も死んで1人になって孤独で自分が生きてきた道、選んできた道は正解だったのかその答えを見つけようとする映画です。個人的に好きなシーンは原始人先生にあなたは奇跡の命ですってゆわれるとこと3人の寂しさから生まれた妄想の中の登場人物が桃子さんの背中を押しながら歩くところです。なんだか自分の中の色んな自分たちが自分のこと肯定してくれているような気がしてすごくグッときたし、どれほど孤独に感じても自分だけはきっと自分の味方なんだろうなって思いました。寂しさ1、2、3が桃子さんとお揃いの服きてるのかわいかったな笑あと、やっぱり人間って妄想好きなんですかね笑いくつになっても笑笑
医者も人間 公務員も政治家も人間 元は猿
美大型脳の腰痛の老婆が主人公。
もの寂しい話ではあるが、なかなかユニークな演出でそのカバーを試みる。
老人視点のためか作品がスローペースなのが惜しい。
良い点
・演出
・古さ
・半やぶ医者
悪い点
・とくになし
その他点
・鑑賞者の年齢層が高め
・スパイの妻アナザーストーリー?
ひとりをちゃんと生きる
桃子さんがときどき寂しくも、
趣味を持ち能動的に生活しているところが希望だった。
息子と娘が心の支えであり毒であるというのがリアル。
蒼井優ちゃんの「娘さん」的な演技が鼻についた、
と思うのは僻みかな。
東出君が桃子さんの手を取って
山の中を歩くシーンが良かった。
方言が頭から離れなくなりました。
最初、生物の誕生の過程、マンモスなどから始まったので、別の短編映画が付いてるのかな?て思ってしまうくらいに冒頭の始まりにびっくりしたが、話が始まると、自分もいずれそうなるのかな?とか、現代が抱える老後の生活をリアルに見ているような感覚になりました。
そして、劇中通して使われている山形弁が、ラストにいくにつれ、慣れてきて頭から離れなくなり、最後は心地よい気持ちにもなりました。
そして、本編の中で一番記憶に刻まれて、笑ったセリフは、岡山天音くんの「遠くの息子より、近くのHONDAです」のキャッチフレーズのようなセリフ。あれは、かなりパワーワードでした(笑)
本を読んでこそ
好きな沖田修一監督だし若竹千佐子さんのおばさんの哲学にも感動したから『映画』となれば迷うことなく行くよね
でも今まで観た沖田監督の中で群を抜いてイミフだったー💙
本読んでたから面白く観れたのか、読んでない方が楽しめるのか難しい作品。
あの小説読んで脚本起こした沖田監督の世界と思うとすごくすごく面白いなぁと思った。
まさかこんな形で『ツリー・オブ・ライフ』を連想するとは…、という意外性に満ちた作品。
今年最高の出オチ!おそらく観客の九割九分が「入った劇場間違えたかな…?」と戸惑ったこと間違いなしのオープニング。この一見突拍子なく、安っぽいCGの映像が、実は作品のテーマと深く関係していることが徐々に分かってくると、この作品の全てがいとおしく思えてきてしまいました。
原作のある作品だけど、冒頭の映像といい、田中裕子演じる桃子さんの脳内世界の再現方法といい、映像だからこそできる表現が満載。田中裕子は桃子さんよりほんの少しだけ実年齢が若いんだけど、それ以上に若々しいあの肌つやには驚かされました。歩き方の所作は、確かに役どころ相応の演技を完璧にこなしているんだけど、時折見せる見事な動きのキレと声の張りには、隠しようのない大女優としての姿が現れていました。もちろん蒼井優をはじめとした俳優もまたそれぞれ素晴らしい演技であることは間違いないのですか、田中裕子は余裕の別格、といった印象です。
東出昌大演じる夫と子供達が初めて登場する場面、大方斐紗子演じるばっちゃの登場場面など、否応なしに涙腺を刺激する局面が多々あるけど、あまり泣かせにこだわらない演出であるため、世界観の居心地の良さをずっと味わうことができました。最後の曲の歌詞でなぜ「寂しさ」が三人いるのか、なぜ彼らは時に観客が醒めてしまうほどに過剰に騒がしいのか、が分かる仕掛けになっているところも良いです!
まだ想像もできないが
寂しさの3人のノリが良い、いきなり演奏がはじまるとか、神様の御告げが現れるとか、舞台っぽい好きな演出だった。
裏腹に昔を回想する桃子さんは、感傷的になる訳でもなく淡々としている。そんな姿がリアルだ、実際にはあんな感じなんだよな。
そうあんな感じになりそうだわ、そんな事を思いながらも、これから出てくるかもしれない寂しさは想像もつかない。
笑顔が素敵です
まことに感慨深い作品でありました
と言うのも私の義母が今年の夏から一人暮らしだからです
毎日一人で起きて一人でご飯を食べて一人で何でもやってます
もう身体もガタガタなのに
心の方はどうなのだろうかと気になるばかりです
主演は若き日から大好きな田中裕子さん
不思議なことに一人暮らしのはずなのに色々と賑やかな生活に見えて愉快な作品に仕上がってますから暗くはなりませんでした
裕子さんの時折見せる笑顔がとても優しくて癒されます
義母の若き日はどうだったのだろう、どんな夢を持ち何に期待して生活していたのでしょうかね
一度聞いてみようかな
面々と引き継がれてきた命、そして今自分がいる
それはとても奇跡的でかけがえのないもの
粗末には出来ませんね
さて、田中裕子さんに会いに行きましょうかね
これから『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』を見ます
でわでわ
面白いし刺さる。ちょっと長い
老女の独り言(ただし脳内は宇宙規模)が、実体化して会話してリサイタルして…という、日常しかないのに広くて深くて時空も越えるドラマ。
実体化してる脳内の自分がみんなオッサンなのも可笑しい。
自由がほしいけど愛も安定もほしくて、いい歳になってももがいてる様子がリアルで胸に刺さってくる。
ただ、ちょっと長いので、飽きてくる。もう少し短ければなー、傑作なのになー
孤独で賑やかな老婆の一人暮らしの余生
2020年映画館鑑賞119作品目
原作未読
夫に先立たれた一人暮らしの孤独な老人の日常や思い出話や妄想
冒頭が作品内容とかなりギャップを感じ会場を間違えたかなと思ったが正解だった
のび太の新恐竜みたいな感じだ
主人公日高桃子は大昔の古代時代の生き物に造詣が深いその道のオタクなのだ
この設定が重要でそれが退屈させない要素の一つ
予告編は面白かったが本編はそうでもない
そもそも題材が広い世代から世間一般的に星5とか星4になりにくいものだから仕方がない
お年寄り以外は共感できるのは稀だろうし
わりと演出はいろいろと工夫しているからその点は楽しめる
ナイトクラブのようなムーディーなところでクソ周造などと歌を歌う妄想が面白かった
だからたとえ冗長でも居眠りすることはないし寝たとすれば作品のせいではなく寝不足が原因だろう
年寄りの話が苦痛に感じるか楽しめるかで評価は分かれるはずだ
僕はどちらかといえば後者の人なのでこの映画の評価はそれほど悪くない
主人公日高桃子は岩手県遠野市出身で親が決めた結婚が嫌で上京し食堂で働いていた時に周造と出会い結婚するわけだ
夫に先立たれた妻なら普通は生き生きとして同じように高齢な女たちと付き合って習い事とか共通の趣味を見つけ残りの人生を楽しむんだろうけど桃子は違う
行きつけの図書館で司書に大正琴とか太極拳を誘われても断ってしまうのである
若い頃は蒼井優が演じている
彼女の演技力だけでもお金を払う価値がある
新しい女を目指すが平凡な主婦平凡な母親に落ち着く
子供時代は当然子役だがコタツでかくれんぼしていたらズボンに火がついて火傷してしまう
あの火はCGだろうか
まさか本物だろうか
『吉原炎上』で着物の背中部分に火がついてて慌てて川に飛び込む無名な女優が印象的だったが本物ならそれ以来の衝撃
今の田中裕子は旬
夫はジュリーというよりただのジジーに成り果てたが田中裕子は輝いている
子役と蒼井優と田中裕子の3人が並ぶシーンがあったが小林綾子田中裕子乙羽信子の3人が並ぶおしんの写真を思い出した
今回の山中崇は医者役だが原始人の特殊メイクまでしている
その時のセリフはセリフであってセリフではなく『北京原人』の本田博太郎を思い出した
寝起きが六角精児って本当に嫌だな
桃子の心の中の声ともいえる寂しさトリオ
予告編でクドカンと濱田岳が演じるのは覚えていたがもう1人が思い出せなかった
トリオだとそういうことはよくある
アリスだってキャンディーズだってうしろ髪ひかれ隊だってそう
青木崇高だった
終わらんのかい、終わらんのかい、いや終わるんかい!
沖田修一監督かつ予告が面白そうだったので鑑賞。
期待はそこそこです。
うーむ。長い!笑笑
このゆったりタラタラした展開が面白い!という人もいれば、退屈で仕方ない!という人もいるだろうなと思ったそんな作品。
夫に先立たれ、孤独な暮らしをする日高桃子(田中裕子)は、寂しさが人となって話し相手になったり音楽を奏でたりしてくれ賑やかな日々を過ごすことになった。
役者は全員良き。
主演の田中裕子はこのほんわかした雰囲気にピッタリだし、寂しさの3人も和むし、蒼井優は短いながらにして印象深し。東出昌大は最近演技がすごく上手くなっている気がする...ええやん。
何気に六角精児と岡山天音が出演しているのがちょっぴり嬉しかった。
意外と考えさせる内容だなと。
生きる上で大切にするべきこと。愛よりも自由。
けど、自由の先には愛がある。
愛されること愛すこと。恋人でも友達でも世間でもご飯でも。
後半が結構無理やり繋げている感じがして疲れる。
終わるの??終わるの??終わっちゃうんかい。
全体的にゆっくり過ぎるから映画としては見れない。それが結構苦痛で眠たくなる
メッセージ性が薄くなってしまっており、脚本に荒さが感じられてしまう。もっと丁寧に短くするか、コメディ要素が欲しかったかなと。
ちょっと短めのドラマにした方が視聴率取れたし、脚本も物足りない。想像と違った...。
でもまぁ、濱田岳とか宮藤官九郎とか好きな人がいっぱい出てたからよしとするか。たまにはこういう映画もあり!
久しぶりに映画館で寝ました。
老いの孤独をユーモアに描いた作品だと思って見ました。
淡々としてるんだけど、途中意味もなく騒々しくなったり、何が伝えたいのかが私には理解できませんでした。
久しぶりに映画館で寝ました。1つ置いて隣の方は、いびきかいて寝てました。
生き生きとした新しい生活を
一人で生きる新しいこれからに触れたくて、3月以来の劇場へ。田中裕子さんのおばあちゃん「桃子」の綺麗さと、「私は私らしく一人で生きる」への共感に、あっという間の時間だった。導入部、地球誕生からのズームは、なんなのだろうか。新たな生活は、地球誕生から繰り返し引き継がれてきたものなのかもしれない。幻覚的なユーモアの一方で、妙にリアリティーのある老人の現実を感じた。「夫が死んだ時、一点の喜びがあった」と言う「桃子」の言葉が印象的だった。「愛以上に大切なものは自由や自立だ」と言う言葉に、新しい生き方への決意を感じた。振り返ると、いつでもそうだった。親に縛られ、夫に気を使い、子供や孫に利用され、自分をなくしていた。縛られるものは少ない方がいい。「おらおらでひとりいぐも。」そんな生き方を気づかせてくれる作品だった。
最後まで一緒にいてくれるのは自分…なるほど。
予告の印象よりも淡々としていましたが、なんだかしみじみとするお話でした。人生の予習をした気持ちです。
人類誕生してから、自分になるまでどれだけの人が関わってくれたか…と思ったら、自分がいることが壮大なことに感じたり笑。親や毎日に改めて感謝しました。
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