「この魅力を言い表せないもどかしさ。」ゾッキ バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
この魅力を言い表せないもどかしさ。
3人の監督によるオムニバスのようでいて、
そのようでない、おもしろいアプローチの一作です。
この3人。きっと感覚や感性が近いのかなー?
って思えるほど作品の継ぎ目がわからなかったです。
いや、もしかしたらそれは失礼なのかな?
僕の感性、鑑賞力が及ばなかっただけかも?
さらに、このオムニバスのはずなのに、繋がって
いるのです。ストーリーが繋がるってことじゃなく
なんというか、あ、DNAが一緒?ちがうな。
時間が繋がってるって感じなんです。
同時進行オムニバスってんじゃなくて、
あー、良い言葉が思いつきません。
ただ、繋がる、、んです。
しっかりと。
3人の監督の個性がケンカすることなく、一本の映画になり得ているのは倉持裕さんの脚本の力なのかな?って思ってます。勝手に。
プログラム読んだら、全く違うこと書いてあるやもしれませんが(笑)
マルチエピソードがそれぞれの色を発しながらも、他のエピソードと溶け合っていくのですよね。
不思議な感覚なんです。ほんとに。
観賞後の感覚は不思議でした。
さわやかなんです。なぜか。
わけわからんような展開をみせられてた筈なのに、
なぜか、爽やかな風が吹き抜けて行ったのです。
なぜだろ?
不思議な魅力のある作品でした。
裏ゾッキ、きっと観に行きますよ。
秀作です。
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