「秘密を抱える人たちの群像劇」ゾッキ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
秘密を抱える人たちの群像劇
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竹中直人、山田孝之、齊藤工がそれぞれ監督をつとめた短編集。原作マンガは未読。
明確な短編映画としての区切りはなく、舞台である町や登場人物が一部かぶったりする。こういう群像短編集的なつくりは好きだ。あのときのあいつの仕草はこんな意味があったのかとか、あのヒトとこの人がつながってたのかとかがわかるのは楽しい。でも、話の切れ目や時系列がわかりづらかったので戸惑ってしまったのも事実。たぶん原作がそうなんだろうけど、話のジャンルがバラバラだから気持ちの整理がしづらいという難点もあった。
ただ、それほど退屈ではなかったし、出演者の変な豪華さを楽しんでしまった。コウテイの九条ジョーはこれからちょいちょい引っ張り出されそうな予感がする。
悔しかったのが家族への伝言を頼まれた自転車旅の男性が受け取った住所のメモがどこなのかがわからなかったこと。となりに住んでいる若者だと思っていたが違った。気になる!
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