劇場公開日 2022年7月1日

「初めてちゃんと聴いたのは監獄ロック、CDを購入して自宅で、高校1年...」エルヴィス まゆうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0初めてちゃんと聴いたのは監獄ロック、CDを購入して自宅で、高校1年...

2025年4月4日
PCから投稿

初めてちゃんと聴いたのは監獄ロック、CDを購入して自宅で、高校1年の時。「個性的とは思うけど、何がいいのかよく分からん」という感想で、エルヴィスとはそれっきりでした。
大人になった今、ご本人の動画を見てびっくりですよ。歌声は色っぽくてあったかい、見た目は男らしい、それなのに笑うとめちゃくちゃ可愛い…!!そら人気出るよ。曲も今聴けばとても素敵なのに、当時16歳の私はまだ子どもだったんでしょう。私が夢中なのはボンジョヴィだった(いや、今でも好き、カラオケで歌うし)

今になって知りましたが、映画で描かれている以上に、エルヴィスの幼年時代は過酷だったようで。エルヴィスの祖父の代から孫まで続く負の連鎖。もっとさかのぼれば、更に出てくるかもしれません。母親ともちょっと距離感が…と思いましたが、母親も苦労したとはいえ、息子にとっては毒親の面もあったのではないでしょうか。
映画でトムハンクスの出番があまりにも多い印象でしたが、実際にこのパーカー大佐という男は、プロデュースするアーティストに寄生して取り込んでしまう恐ろしい人物だったらしく、純粋で若い世間知らずだったエルヴィスはまんまとその術中にはまってしまったのだと思います。彼とは一心同体のような生活で、エルヴィスを語る上では切っても切り離せない人物のため、映画もこのような形になったのかなと。

お化粧して、ジャケット着て。ちょっと清志郎思い出しました。

まゆう
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