「【アメリカのスポーツと人々の距離/レブロンの右手】」スペース・プレイヤーズ ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【アメリカのスポーツと人々の距離/レブロンの右手】
アメリカでスポーツ観戦すると、ファンとの距離が近いんだなと感じる。
僕は、NBAとMLBのゲームしか観戦したことはないけれど、ヤンキースとメッツを除けば、野球のフィールドとスタンドの距離もかなり近く感じる。
スタンドの観戦者の目線の高さがポイントなのだろうか。
日本でもプロリーグが発足して、ご存知の通り、バスケットボールはコートと観客の距離はスポーツの中でも最も近いし、狭いコート、プレーヤーのスピード、大きな選手のダイナミックな動き、ロングスローをどこで入れるか等スリリングなポイント戦術、攻守の入れ替わる頻度の高さは、ファンを興奮の坩堝に陥れる。
そして、アメリカのNBAの場合、カレッジバスケットボールと切っても切り離せないことろもファンとの距離を近く保っている要因かもしれない。
カレッジバスケットボールの方が、NBAより人気があった時代もある。
マジック・ジョンソン、ラリー・バード、そして、ジョーダン、往年の超が何個もつくようなスーパースター達が、大学を卒業後、プロになり、盛り上げてきたNBA。
そして、今、最もリスペクトを集めているレブロン・ジェームス。
この作品は、アメリカのバスケットボールとファンとの距離の近さを背景に、バスケットボールプレーヤーへのリスペクト、ワーナーのオールド・キャラクターへのオマージュと、そして、今、イマージングなEスポーツへの激励メッセージを散りばめた作品だと思う。
僕はね、マトリックスを思い出させる。
She’s the One!
ってところでグッときました。
小学校高学年から上のお子さんとどうぞ。
ところで、皆さん、レブロンの右手の大きさと右腕の長さが、左と比べて全然違うのに驚きませんでしたか?