ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結のレビュー・感想・評価
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2022年 79本目
痛快でグロテクス
冒頭部分から…笑
リンダリンダ
スーサイドスクワッドが感動に昇華されるとは思わなかった。──が正直な感想。
エンタメが観衆にあたえる印象はそれぞれ帯域幅をもっていると思う。恐怖ならホラーだが笑いを加えるとホラーコメディになれる。恐怖/笑い/エロティシズムは相互に合わせやすいチャンネルをもっているから、それらの複合に驚きはないが、恐怖と感動はどうだろう。アニーシュチャガンティ監督のRUN(2020)を見たとき、じぶんはふるえるほどの感動をおぼえた。が、そういう映画は稀だろう。
スーサイドスクワッドがどんなものか(だいたい)知っていると、本作を見るまえの想像としても、前半部の展開としても、Harshな感じのブラックユーモアをつらぬき通す──ように思える。
ところが暴れまくる巨大ヒトデに万策つきて、もうおしまいって時、ラットキャッチャー(2)のクレオが「このまちはかれらのものだ」と言ってコントローラーを掲げ、抒情なBGMがかかって何万ものネズミがスターロに襲いかかる、とともに、街を見下ろす塔頂に腰掛けた父娘ふたりの回想が挿入される。
「なぜネズミなの?」
「このせかいの底辺でもっとも嫌われている生き物だ、でも生きてる、おれたちみたいだろ」
不意の感動だった。そのとき、テンションが低くて病的にしか見えなかったクレオ役のDaniela Melchiorがひときわ輝いて見えた。のだった。
つまり、この映画は人を食ったようなアメコミ世界を展開しながら最終的に「ドブネズミみたいに美しくなりたい」と言っていた──のだった。
ハリウッド映画のなにがスゴいのかといって、想定していなかった印象を観衆にあたえてしまうこと──ではなかろうか。
世の映画はざっくりの分類においてブロックバスターとアートハウスに二分される(と思う)が、じぶんは以前マーベル系映画(ブラックウィドウ)のレビューにこんなことを書いた。
『さいきん海外のブロックバスターを見ながら「もはやブロックバスターもアートハウスもないな」と思うことが多い。エンドゲームなんか特にそうだった。ようするに、大衆的な娯楽映画が、アートハウス以上の深い心象を語り得てしまう──わけである。
またガーウィグのLittle Womenなどはアートハウスの側から、ブロックバスターに寄せ、それを成立させていた。
で思うのだが、アートハウスの作家──たとえば河瀬直美(引き合いにしてすいません)のようなアーティスティックな人たちは、じぶんは違うってことをアピールしていけるのだろうか。日本映画全体と言ってもいいが、なんかもう海外とはぜんぜんちがうことやってる気がする。』
さいきんのじぶんの鑑賞履歴に限られた物言いになってしまうが、レベッカホールのPASSING白い黒人やマギージレンホールのロストドーターやエリザヒットマンの17歳の瞳に映る世界・・・。──メジャー作品ではない映画は、たんに視点や予算がことなるだけで、アートハウスを気取っているわけではない。マーベルの新作エターナルズ(2021)は未見だが、監督に抜擢されたのはノマドランドのクロエジャオである。ようするに「もはやブロックバスターもアートハウスもない」わけ。
牽合な日本映画への悪態はいつもなので割愛するが、海外にはもうアートハウスでございます──な体の映画はなく、したがってザスーサイドスクワッド“極”悪党集結(2021)に感動してしまった──は恥ずかしいことじゃない。おれなんか泣きそうになったもんね。
嫌いな人いる?
素晴らしかった。控えめに言って最高。
最初のイタチ男から笑えたし、
最初から大爆笑したため、
途中中弛みしたかなと思ったけど
全体的にテンション高めでキャラも濃くて
嫌いになる理由がない。
スーパーヒーローじゃないから予兆もなく仲間たちが
死んで行くのも緊張感の持続となっていたと思う。
過去は簡潔に、エグい事はコミカルに、
馬鹿な事を全力でやるバランスがとても良かった。
音楽と決める時の絵もジェームズ・ガンらしくて良かった。
平和のためなら隠蔽も辞さないピースメーカーって
案外新しいヒーロー像で僕は好きだった。
観た人それぞれに推しのキャラがいるはず。
細々したネタもいちいち笑えて良かった。
DCは復権のためにジェームズ・ガンは重要な監督だと思う
けど、どうなるんだろうか?
とにかく最高な映画でした。
エグいしキモイけどハッピーになる映画。
アメリカ人の悪乗りが炸裂 !!!
動物と戦争とジョークとロックが大好きなアメリカ人が作った、バカバカしくも痛快な悪ノリ映画ー と言ったらいいだろうか。
コロナ禍で世界中がテンションを落としているこの時期に、こういうハッチャケ映画を作ってしまうのだから参ってしまう。 というか、コロナ禍真っただ中だから、こういう映画で発散しようとしたのかもしれない。 陽気なアメリカ人の楽天脳天ボッカーンな性根には、もはや脱帽だ。
中身は、ブラックジョークのオンパレード。 登場するキャラクターの誰もが、思いっきり弾けた超暴力的暴走シーンをこれでもかと言わんばかりにぶちかましている。 個人的には、スタローンが低能なサメの声をやっていたのが、笑えたし気に入った。 ・・・半面呆れもしたが。
ひとつだけマイナス点を挙げると、グロはふんだんにあるがエロがないところ。 エロもテンコ盛りでR18だったら完璧だった。 逆に言うと、これを15歳以上の子供に見せる前提で作ったということであり、 やはりアメリカ人恐るべしというべきか。
残念ながら、根がクソ真面目な日本人には、逆立ちをしてもここまでメチャクチャな映画は作れないだろう。 もし、80年前に大本営の面々がこういうアメリカ映画を何本か観ていたら、喧嘩を売ろうなどとは思わなかったかもしれない。 いやはや。
サメ強すぎ笑
マーベル、DC、トロマの三冠
初っ端からジョニー・キャッシュの「FolsamPrisonBleus」が流れジェームズ・ガン常連のマイケル・ルーカーが登場するオープニング、かと思いきやオープニングロールはまだ始まらず、戦いに挑むシーンで流れるPixiesの「Hey」が緩めながらも効果的面、音楽でもテンションを上げてくれるジェームズ・ガンがヤリたい放題でメチャクチャにマーベルでは出来ないことを放出しマクりで、何かしら溜まっていた筈の鬱憤やストレスを気分爽快で晴れやかに。
リアルで暗い世界観のバットマンも良いけれどジェームズ・ガンの勢いとノリで撮るブッ飛んだバットマンのシリーズが観たくなる、ティム・バートン版を超える傑作が期待出来るかも!?
もはやマーベルやディズニーでは自由も制限され窮屈過ぎるのでは無いか、ジェームズ・ガンを飼い殺しにしないように「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の三作目にも期待しよう。
爆烈!ガン'ズムービー!
おもしろい
監督が変わってたのね
大好きなスーサイド・スクワッドの続編。大好きなハーレイ・クインの新しいシーンが見られると期待してたのですが、終始 胸糞の悪いシーンが続いて全然楽しめない。ハーレイの戦闘スタイルもキャラ特有のものでなく単なるマーシャルアーツ的なアクションになってしまっていて演出だけは凝ってたけどハーレイらしさが減っていて残念だった。
やたら笑えないブラックジョークが続いて胸糞わる。と思ってたのですが、調べてみたら監督さんが過去にSNS等でレイプ、人種差別、ホロコースト等とても笑えない不謹慎なブラックジョークを繰り返していたらしく嗚呼人間性が出てたんだなと。とりあえず最後まで見ましたが気分悪くなりました。
私は低評価をつけさせてもらいます。
コメディに振り切った娯楽大作
監督色出すぎww
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