「無秩序な面白さ」ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
無秩序な面白さ
前作を観てないうえ、DCコミックスにもあまり興味はなく、ジェームズ・ガン監督作品ということでDVD観賞しました。予想以上にハードな描写がありR+15指定も納得でした。極悪人がなかば使い捨てされる設定が、もしかしたら今、世界のどこかで現実になっていることにも重なり、誇張された演出も見方を変えればリアルにも見えてとても興味深いものがありました。ならず者がちょっといいことをしてしまうという切り口は、完全無欠のヒーロー物語とは真逆の面白さがあり、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」にも通じるジェームズ・ガン監督らしいセンスが利いてて、共感しました。キング・シャークとかイタチ(にしては可愛くない笑)のようなウィーゼル、ヒトデ型の怪獣スターロ大王など子供っぽいキャラが低俗のようですが、物語に勢いがあって陳腐に感じる暇もなく、ノンストップで楽しめました。
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