「ネズミ恐怖症克服ムービー」ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
ネズミ恐怖症克服ムービー
予告が面白そう過ぎて、鬼才鬼才だと言われているジェームズ・ガン監督の作品ということで彼の作品は見たことがないけど、前評判もいいしかなり期待。ということで、久々に公開日に見ます。
んー、まぁ面白いんだけど期待しすぎたかな。
超笑えて、超グロくてみたいなことを書いている人がいたので、期待に胸を膨らませていたが想像より薄かったと思ってしまった。
減刑と引替えに危険な独裁国家から世界を救うという、無理難題なミッションに挑むことになったハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)筆頭としたスーサイド・スクワッド=決死部隊の話。
テンポが非常にいい。
どんどん人殺して何事も無かったように次に進んでまた殺す。駆け抜けるような面白さで長めなのに時間を忘れさせてくれる。癖になるような要素を盛り込んで、DCの世界にひとっ飛び。映画ファンこそが好きな映画だろうなぁと感じた。
血しぶきブッシャー、体真っ二つ、頭ぶっ飛んで臓物見える。R15でギリギリまでやってくれて超最高。R18版も見てみたい。ハーレイが殺しまくるシーンは楽しかった。それで緩和されると思ってるのかな?笑
オシャレなんだよこの映画。
そのハーレイ殺到シーンもそうなんだけど、音楽だったり映像だったりグロいのに可愛くて魅力的。ちょくちょく登場する文字も小洒落ていて、水玉もまた可愛らしい。アーティスティックな映画。
でも、ストーリーは面白くない笑
考えてはダメなところだとは思うんだけど、なんかもっと上手く出来なかったかなと。大統領の話とかマジでどうでも良すぎて結末が見え見えで楽しめなかったし、馬鹿げた映画なのに小難しかった。もっとシンプルでド派手で馬鹿で良かったのになぁ〜。
また、極悪党というのに疑問。
原作は読んでないので人物がどういう過去を持っているのかを知らないせいだとは思うけど、ハーレイ・クインとキングシャーク以外の悪党っぷりが微妙で、もっと過去の出来事を深く掘り下げるか、個性を生かした殺し方をして欲しかったなと思った。
深く考えるのがダメなのかな。
洋画は期待しすぎてしまう癖があるので、これから見る時はハードルを下げてから見ようと思います...。