「雰囲気は凄く良い!」THE BATMAN ザ・バットマン 桂ジャスティスさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気は凄く良い!
ノーラン作品のバットマンと比べるとよりタフで骨太でダークなバットマンという印象
アメコミのバットマンを今作は作りにきたんだと直ぐに理解できた。
ノーランのバットマンはハイテクなガジェットを駆使し少し未来の戦い方や映像にも驚かされたが今作は古典的なギミックのガジェットで真新しさはないがそれがつまらないという訳ではなく逆に今の時代だからこそ古典が新鮮にさえ見えリアルに思えた。
トランスフォーマー並みに変身するバットモービルは今作はレストアした旧車のマッスルカーになっていたりと、わかりやすくいうとデジタルよりアナログを意識した作りになっている、これらもコミックスへのオマージュだろう。
なのでよりリアルで身近にバットマンとゴッサムシティを感じれたと思う。
特に自分のツボだったのは衣装や家具など細かいセット!
ここが凄い!本当に細かいところまで世界観を表していてこだわりを感じた。
そしてカメラワークがお洒落すぎて凄く雰囲気が良い!
基本、夜のシーンしかないのでダークなゴッサムの雰囲気がぷんぷんしていてツボだった
役者もコミックからそのまま出てきたようなキャラばかりで髪型や服装の着こなし方まで完璧。自分的には警官の制服がかなりツボだった。帽子の形なんて最高
ただ3時間という上映時間がマイナスポイント、これは本当に残念
やはり長すぎてどうしても途中でだれてしまう。
よかった点が多かった故に3時間の必要性があったのかと残念な気持ちが見終わってまず出てきた感想だった。
2時間という枠で収めたら神作だったんではないかと思う。
次回作に期待!