「ダークな色調にサスペンス要素を加えた作品」THE BATMAN ザ・バットマン takaさんの映画レビュー(感想・評価)
ダークな色調にサスペンス要素を加えた作品
ブルース・ウェインがバットマンとしての活動をして2年。
若かりし頃のバットマンの活躍を描く。
近年ではジョーカーの発端を描いた作品もありましたが
DCムービーはオリジンものを描く傾向になるようです。
全体的な雰囲気は非常に暗く、3時間という上映時間も重くのしかかる。
本作のヴィランは数々の謎かけをぶつけてくるリドラー。
かつてのバットマン映画でジム・キャリーが演じたキャラ。
事件現場でバットマン宛に与えられる謎かけを解いて
次の事件へとつながる様は「セブン」や「ゾディアック」のようだった。
バットマン自身も各ガジェットに慣れておらず滑空する際も
橋桁に当たって転がってしまったりと失敗することも多々。
そんな彼を心身でサポートするのがキャットウーマン。
(本作でそういった表現はないが、おそらくそうでしょう。)
リドラー以外にもヴィランではペンギンも出ており
彼がコリン・ファレルが演じているというのも驚き。
またカットシーンではジョーカーと会話するシーンもあったりと
バットマンとしての完全リブート作というのが認識できる。
ジャスティス・リーグ辺りからMCUのような誰でも見やすい作品にしたのかと
思った矢先の「ジョーカー」からの本作のような子供を完全度外視した
大人向けの作品へと路線変更。
2作目も検討されているそうで、次作ではどのヴィランと戦うことになるのか。