「鑑賞動機:8割ポール・ダノ、1割ニール、1割私立探偵小説の予感(映画だけど)」THE BATMAN ザ・バットマン なおさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞動機:8割ポール・ダノ、1割ニール、1割私立探偵小説の予感(映画だけど)
「ポール・ダノがリドラー!? 観る観る!」ということで今回はどんな酷い目に遭うのかな、ニールにボッコボコにされるのかな、とワクワク。緑の全身タイツ着せられてるのならそれは既に酷い目にあってるね、と思ったが違った。
“Smells Like Teen Spirit”しか知らないのだけど、「なんかNirvanaっぽい曲だなあ」と思ったらほんとにNirvanaで困惑。
ミステリ色強目でエルロイとかヴァクスとかを連想。トーンはハードボイルドというより暗黒小説のそれ。あ、でも現場で鋭い観察眼と洞察力をさりげなく発揮してて、ホームズ等の名探偵成分も混入してる。まあその辺りが「バットマンである必要はない」みたいな意見になのかもしれないけれど。バットスーツの衝撃吸収性能がやたら高いとこだけスーパーヒーロー感。ニールの顔色大体土気色。『TENET』の爽やか好青年の面影は欠片もなく、どんより業青年に。
双子の用心棒コント(違う)好き。
エンドクレジットが始まってすぐ「バリー・コーガンどこ?」と慌てたが、クレジット中の役名を観るにあの最後の人ってこと? あんなの分かんないよー。
3時間は確かに長いが飽きない。リドラーの人物像はもっと掘り下げてもよかった様な。ヒットしたのでワーナーは続編やる気満々だろうから、次はぜひともバリー&ポールコンビでバットマンにボコボコにやられてほしい。
2022/3/30追記
未公開シーンを観たですが…あの人っぽいけどバリー・コーガンなのこれ? 本気出しすぎて、カットされちゃったのかな。