「日本語吹替版だとややこしくなる名前はなーんだ?」THE BATMAN ザ・バットマン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
日本語吹替版だとややこしくなる名前はなーんだ?
これは凄い!バットマン・ノワール。いや、ゴッサム・ノワールと言っていいのか。一人称語りによって序盤は展開する探偵物語のような雰囲気。DCコミックの意味も元々はディテクティブ・コミックの頭文字だったらしいけど、そんなことはすっかり忘れ去ってしまっていた。
そうは思っていても、ついついマーベルとの比較をしてしまう愚かな私。復讐に燃えるブルース・ウェインとセリーナ・カイルが「Revengers」と呼ばれるシーンもあったが、さすがに「Avengers」との比較を意図したような気がしてならない。ただ、その他のシーンではブルース本人が言う「Vengeance」が使われていた。
市長が殺され、バットマンへというメッセージがあったため、普段は入れない殺害現場に呼ばれたバットマン。もう細かい説明なんて必要はない。月にコウモリの影を投影すればバットマンに助けを求めてる合図。バットスーツやバートモービルも健在。これだけでも満足なのですが、今作ではジム・ゴードン警部とのバディムービーの雰囲気も醸し出す。
ヴィランもリドラーの他にペンギンも登場し、魅惑の女性キャットーマンも登場する。リドラーと言えばジム・キャリーの印象が強かったが、このリーブス版では頭が良いことは同じだが、ちょっとオタクなイメージ(ポール・ダノ最高!)。キャットウーマン役のゾーイ・クラビッツはミシェル・ファイファーには及ばないけど、ハル・ベリーは軽く超えていた。終盤ではハル・ベリーの顔にも似たショットがあった・・・これにはビックリ。さらにヴィランのペンギンはダニー・デビードの印象が強かったのに、デビード似のメイキャップは凄い!誰かわからなかったけど、クレジット見てびっくり。コリン・ファレルだと?!アンディ・サーキスも意外だよ・・・
クライマックスでは『ダークナイト』を思い起こすほど感動してしまった。注射器を打つシーンのおかげで12時間前に打ったワクチンの痕が痛くなってきたほどだ。「復讐すれば君も傷つく」といった台詞も泣けてくるし、やっぱり愛だね・・・そんな最悪の状況は洪水。映画見終わってから津波警報が出ていて・・・心配。
最後にはゴードン(ジェフリー・ライト)がロビンになるものだと思ってたけど、続編に組み込まれるのかな?続編もありそうなので期待しよ。あ、タイトルのなぞなぞの答えは「ケンジーと検事」です。
リヴ・タイラー素敵ですね。出演映画より、恋愛遍歴に目が行っていまいます。若い頃のカンバーバッチとのツーショット見つけて、スクショしてしまいましたw アルマゲドンのサントラのエアロスミスの Come Together かっこええ。スティーブンタイラーの娘3人とも異母姉妹で女優。リヴ・タイラーの育ての父はトッド・ラングレンなんですね。複雑~