マトリックス レザレクションズのレビュー・感想・評価
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ブラックホークダウンを思い出しました。
観終わって点数低いんだろうなと覗いてみたら、意外とそこまで低く無い、両極端の評価になってるんですね。
もちろん自分へ低評価です。
まず、序盤、長いですね。赤いカプセル飲むのは間違いないんだからさっさと進めて欲しかった。
集中力が欠けて観てたからよく分からなかったのか。。
エグザイルって何者?なんでスミスと和解してる?
エイみたいなロボット?はなんだっけ??
母親として生きてるのなら、絶対家族を選ぶはず。
終盤、人がワラワラと襲ってくるシーン、ゾンビって言ってる方多かったですけど、自分はブラックホークダウンを思い出しました。
で、愛のためにみんなを犠牲にするパターンはウンザリなのでもうやめていただきたい。
映像はキレイだったけど、スタイリッシュさは全然無かったのが一番残念かな。
マトリックスの続編ではなく、SDGs等の社会課題に対するメッセージです。
マトリックス1~3部作まですべてを見た人としては、本作は、物足りない部分が多いと思います。
表面的な話をすると、単純にアクションシーンに斬新さがなく、ストーリー展開にドキドキ、ハラハラする部分がなく、予想通りの展開です。
とはいえ、前作からのつなぎは、見事です。
本質的な話をすると、「物足りない」と感じる理由は、おそらく、監督が作りたくて作った映画ではない気がするからです。
マトリックス上でのゲーム会社のボスと主人公とのやりとりや、最後に出てくる「キャトリックス」や「メディアの話」から推測すると、興行収入目当てで周囲から続編を作るように煽られていたのかなと感じます。
マトリックスシリーズの続編のためにストーリーを考えたというよりも、今の社会課題やメディアに対するメッセージを組み込むことが目的だったように思います。
目的が分散しているから、なにか物足りなさを感じるのだと思います。
でも、そのメッセージ性には、意味があると思います。
まず、映画タイトルの「レザレクションズ」というのは、「復活」の「複数形」、つまり、ネオとトリニティ-の二人のことですよね。
過去のマトリックスシリーズは、すべて、女性は脇役のような役割で、ネオという男性が「救世主」として、世界を救う展開になっていました。
それに対して、本作では、女性であるトリニティ-が、実質「救世主」として、「まだ力が戻り切ってないネオ」をマトリックスから救出しています。
これは、今の世の中のジェンダー平等、つまり、SDGsへの取り組むことの大切さも描いていると思います。
総合すると、「マトリックスシリーズの続編」としては、物足りないけども、「社会課題へのメッセージ」と捉えると、凄く共感できる、後押ししたくなる映画です。
一番に変わったのは監督の性別?!
伝説となった『マトリックス』3部作。
その栄光の足跡に傷を付けるリスクを顧みず、
20年経て同じ監督が製作・監督・共同脚本を書いて完成させた勇気に乾杯です。
と言うより、楽しんで映画制作してましたね。
正直言って、この『レザレクションズ』でマトリックス初体験の人には、
《なんのこっちゃ!?!》となるのでは・・・。
はじめの30分は過去の経過のおさらいに時間をかけています。
マトリックスとはなんぞや?
ネオとは、
トーマス・アンダーソンとネオの関係は?
だけど説明は駆け足で、『レザレクションズ』から観たって訳分からんし、面白くない
・・・と思う。
過去3作品を観てる私らには、言い訳や辻褄合わせにみえて、回りくどく感じる。
回顧をやめて、全く新しい『マトリックス』が観たかったけれど、
またネオに会えたもの、私は良かったかな!
(キアヌはひげ面でも57歳になっても、やはりミステリアスで素敵でした)
トリニティも変わってなかった。
キャリー=アン・モス(55歳)
元々、老け顔とは言っても、まったく老けてないって凄い事だよ。
この作品を私は懐かしいと思った。
アクション場面はスピード感など進歩著しいが、
空白の20年で「マトリックス」それ以後の映画技術(3D&4Dとかっても)
案外そんなに変わってなかったんだなぁ・・・と思った。
一番変わったのは監督の性別・・・かな?
なんとウォシャウスキー兄弟からウォシャウスキー姉妹に、だもんね。
アンディ・ラリーのウォシャウスキー兄弟が、
ラナとリリーのウォシャウスキー姉妹になりました。
(画像を是非検索してみて下さいね、見ものです)
「レザレクションズ」の監督はラナ。姉の方です。
妹のリリーは製作などのサポートに参加しているそうです。
本作はラナが両親死の悲しみを紛らわすために制作した。
続編の予定はないとのことです。
過去鑑賞
マトリックスですけれども
個人的には、マトリックスをベースにしたスピンオフのような感じでした。「ニィオ!」「トリニティ!」と二人が出会うシーンは感動の場面だったと思いますが、ラストシーンで二人で空を飛んで終わるのを見ると、現代版のアダムとイブみたいにここから新たに人類創生が始まるのかなーとも思いました。いろんな“含み”が感じられて、予備知識がある人はすごい楽しめるのだと思いますが、ライト鑑賞者で3まで見てきてなんとなく覚えてて本作を見ると、結構思い出しながら見ていかないと、面白い!とはなりにくいかもしれない。3部作を見て後に見るとグッと楽しく見られると思います。
救世主ネオ再び!!……を期待したが…。
ネオ(キアヌ・リーブス)、トリニティ(キャリー・アンモス)以外のキャストを一新。
(もう1人居たような気もするが…。)
ローレンス・フィッシュバーンを初めとした当時のキャストは、(過去作の)映像のみでの登場となった。
スミスはヒューゴじゃないと……や、モーフィアスはローレンス以外には…等、賛否が分かれるところだが、ほとんど気にならなかった。
大まかなストーリーは……、機械との戦いに終止符を打ったアンダーソン君こと救世主ネオ。
多くの犠牲、激烈な死闘の末に取り戻した唯一無二の平和は、いつしか平凡で単調な日々へと成り果てていた。
そんな現実に、違和感と胸騒ぎを覚え、いつしか悪夢にもうなされるようになる。
そして、新世代の戦士達によって知らされる。
「戦いは未だ終結せず……」
依然として、人々は機械の管理下で栽培され、マトリックスの中で生かされているという事実を知る。
そして、(最愛の)トリニティもまた、名前を変え、新たな人生を歩んでいるのであった。
戦いの鍵を握るのは、トリニティその人であり、彼女を救うため、ネオは再び戦禍に身を投じるのであった。
長く続いた、(偽りの)平和の中、怠惰な生活を過ごしてきた代償は大きく、救世主として覚醒し、縦横無尽に飛び回り、センチネルすら停止させる等やりたい放題であった全盛期に比べれば、力の衰えは否めない。
それでも、銃弾を止める、バリヤー(?)を放つ等々、超人的な力を見せてはくれるが、Newモーフィアス、復活のスミスとの格闘戦では押され気味であり、イマイチ消化不良……。
最終的には、記憶を取り戻した(?)トリニティが、1作目の名ゼリフ「My name is……」と共に覚醒し、空を飛び始めるという……(笑)
これを言うと元も子もないが、やはり、クライマックスでは、救世主としての力を取り戻し、カンフーベースの圧倒的でスタイリッシュな戦闘シーンを見たかった。
最後に。
今作、キアヌ・リーブスは長髪でネオを演じていた。
ジョン・ウィック最新作の撮影時期と重なっていたのかもしれないし、そうだとしたら、仕方のないことなのは重々承知しているのだが、大いに違和感を感じてしまった。
意図的なのか個人的偏見なのかは分からないが、今作のネオは、大きな見せ場も無く、正直パッとしないまま、エンドロールを迎えてしまったが、その見た目も相俟って、ちょっと頼り無さを感じてしまったのだ。
やはり、マトリックスのネオは短髪が良く、それだけでも評価は変わった……と、思う。
ネオとトリニティーの壮大な愛の物語
マトリックス3部作が終わってから18年目にして、まさかの続編が公開されるとは思ってもみなかったので、どんな作品になっているのか期待して鑑賞。
初めてマトリックスを見た時、革新的な映像技術には驚かされたが、さすがに映像技術が進化しているので、その部分では目新しいものはなかったかなと思う。
物語では、前3部作をなぞるような展開でマトリックスファンにとっては懐かしさを感じた。
そして驚いたのが、前作で亡くなったと思っていたトリニティーが生きていたこと。ただし、お互いが愛し合っていた時の記憶がないという状態からスタート。
今回の作品は、ネオとトリニティーがお互いの愛を確かめ合うような感じの作品で、機械vs人間という展開ではなく壮大なラブストーリーを感じさせる内容でした。
この作品を見る前に、前3部作を見ておかないと理解するのは難しいかなと思います。
年月が経ちすぎた……
時間が経ちすぎているせいか、話題性はあれど物足りなさがあった…!!
ネオとトリニティーが記憶を取り戻してまた一緒に生きている世界線が存在していることはハッピーエンドと感じるべきだし嬉しいけど、やはり3作目がピークだったように思う。
あの頃のキャストのビジュアルだから良かったんだよな…としみじみ。
個人的には当時人気が凄く自分も好きだったセラフ(コリン・チョウ)の出演がないのが残念……!
リブートではない、真・マトリックスだ
マトリックスファンなら必ず視聴するべき
ファンでないなら過去シリーズをすべて見て、周辺知識の説明を観て視聴するべき作品
個人的に最高だった、傑作と言っていい
ただしネオが聖人化された展開の『レボリューションズ』に全く、
これっぽっちも不満がない、あれでいい、と思うなら完全に蛇足なので視聴しないほうがいい
また、好意的に見るつもりがないならオススメしない。
理解できないものを理解するつもりなく、ただ批判するつもりなら絶対に楽しめない。
吹き替え視聴がとてもいい、名優ばかりだ
映画館で観たかったがご時世柄行くことが出来なかった、お家視聴にしてもデジタル購入版がやや高く、手が出なかったのでレンタルが安くなったこのタイミングで視聴
視聴前は本作をマトリックスシリーズのリブートかと思っていたが
しかしその考えは間違いだった
あの『レボリューションズ』において多くの視聴者が
納得の行かなかったであろう展開を、パラレル展開やなかったことにすることなく、
丁寧に組み立て直し、セルフオマージュを交えて
シリーズファンへのサービスをこれでもかと盛り込み、蘇生した
メタ的な要素、適度な笑いを含めた展開は最高だった
冒頭の第一作セルフオマージュ、"モーダル"からの、エージェントと思っていた存在の「わたしの名前はモーフィアス」という衝撃的セリフで一気に引き込まれる
年齢を重ねたトーマス・アンダーソンを再び舞台に立たせる、そして過去作を清算するためのストーリー展開は素晴らしい
ネオの想像の中ではあったが、モーフィアスとの再会場所と襲撃シーン
スミスの顔芸が最高だ
"兎を追え"
スーパーヒーローの記憶、能力喪失という鉄板で安心感のある展開
過去作キャラ登場、デジャヴュを意識したサブリミナル的演出は視聴に混乱をもたらすことなく良い効果をもたらしている。
新モーフィアスは良いキャラクター、いいファッションセンスだ
機械同士の戦争という僅かな説明で広がる世界
おなじみのアクションは『レボリューションズ』でインフレしすぎた内容を抑え、ちょうどいい具合だ
再会のメロヴィンジアンのセリフがメタ的で本作の味わいに深みを出してる
共闘は熱すぎる、"ザ・ワールド"、"スタープラチナ"だ!
"スウォーム"を使った落下攻撃はビジュアル的インパクト抜群だがゴアは控えめ
カーチェイス、爆発はいい具合の満足度
ヘリのセルフオマージュが嬉しい
ヒーロー覚醒、やはり"救世主"なので死からの蘇生が鍵というのは納得の行く展開だ
トリニティとネオの再会は、あの悲しい別れの後の蘇生、再会というだけではなく、まるで何十年もともに過ごした二人の姿を見たようで、胸にこみ上げるものがあった
そして最高のエンディング
『 Wake Up 』が流れた瞬間、泣いてしまった
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観たとき、過去作への決着に感動を覚えたが、本作も似たような感覚を得られた
"プラグを抜くのにもう一人の脳みそが必要"というシーンでは説明が不足していて
マトリックスに入り込んでいるトリニティの精神を、ポッドプラグの伝送をバイパスして一度バックスの脳に接続して、その後にトリニティのポッドプラグを外し、船のプラグに接続し直すためのバックアップ用途
この処置について複雑な割に目的が説明されていないが、
マトリックス接続中にプラグを外すと死亡するという仕組みが頭に入っていてもピンとこないような気がする。
格闘アクションの振り付けはもう少しなんとかならなかったか…、スローモーションだけがマトリックスのアクションではない
動と静のメリハリのあるアクションが観たかった
新規キャラクター、過去キャラクターの扱いは満足。
リブートではなく、まさしくリザレクションだ。
本作によってキャラクターの蘇生だけではなく、『マトリックス』は本来の輝きを取り戻したと感じた
『レボリューションズ』がパワーインフレーションと混沌した展開になり、ネオの聖人化をするためかトリニティの排除をしたのは納得の行かない終幕だったと感じていたので
第一作同様のヒーロー覚醒からハッピーエンドに落ち着けたのは良好、本来のテーマに立ち返ったと感じる
ただし続編は望まない。これで完結、これでいい。スピンオフは作られてもいいと思う。
視聴前に、"人間電池"という設定は実はマトリックスの生体パーツとして使用されている設定だったという話を聞いてシリーズを再視聴した
"ソース"として人格がとらえられていること、プログラムにも人格が存在していること、"アノマリー"の存在など
マトリックスが単なる1と0のデジタル仮想空間ではなく、人間の脳を連結させた巨大ネットワークとして設定されたものと考えると、納得の行かない一部の設定が整理でき、『マトリックス』の世界観が広がったので
SFに造詣の深い視聴者は本来の設定がどんなものだったか、想像を巡らせるといいと思う
というかこの裏設定が頭に入っていないと、本作においての「アノマリーの中のアノマリー」がなぜ必要とかバックスの脳への接続とかに想像が及ばない気がする。
新たな現実を取り戻す二人の愛の物語。
過去作ほどの衝撃は感じられなく今一つでした。
三部作で丸く収まっていたものを無理やり引っ張り出してきてしまったな、というのが印象です。作中のマトリックス4制作の会議も皮肉たっぷりに聞こえてしまうし、なんで作ったんだろう。ただ作るからにはスタッフ、役者みんな全力なんだろうけど、どうしても楽しかった!好き!とはならなかったです。
世界がレイヤード(荒廃した現実と仮想世界)する設定が物語の理解を難しくさせているし、まぁこれは以前からですけど、前作までで言うとアーキテクト、今回はアナリスト、とその仮想世界での管理者のような存在がいて管理者ぜんとしているのも、情報技術に疎かったり苦手にしている人達には届きずらく理解しづらい世界・設定だと思います。逆にそれが好きな人にはぶっ刺さる訳なのですけども。ちなみに私はITエンジニアなのでこの世界観大好きです。
過去作のように仮想世界が嘘で現実世界が本当で、その本当な世界で生きていくことが正義!みたいなことではないにせよ、今作ラストで覚醒した(仮想世界で空も飛べるようになった)二人は仮想世界を創りなおすみたいなことを示唆しています。なので恐らく仮想世界を維持しつつ現実世界でも二人は生きていくんでしょう。ただポッドに繋がれた人々はどうなっちゃうのでしょうか。君たちは仮想世界で生きていきなさいってことなのかな。でも解放したらしたで様々な問題(食料、住居など)が起こるだろうし、全員解放ということではなさそうです。
結局、二人の愛だけが成就したような終わり方で、ネオを助け出したバッグスがやりたかった事とは違うような気がします。救世主って何してくれたの?という疑問が残ってそのまま終わってしまいました。まぁ今回は救世主ではなく一人の好きな女を助けに行く話だったと言われればああそうかと納得する感じです。
映画の続編って難しいです。そのシリーズのファンにとっても、どうしても過去作と比較する部分はあるだろうし、そして好きな作品であればあるだけ、その高いハードルを越えるのはとても難しいです。
制作側も安定した収入が見込める作品を作りたい思いもあるだろうし、当たるかどうか分からないオリジナル作品よりもある程度売上が見込める二作目、三作目、ということで。はっきり言ってしまうとつまらなかったです。もう一度三部作を見た方が充実した時間がもてたな、というのが率直な感想です。
1+1=救世主
そうきたか!
一人では救世主になりえなかったのね。
まさかのスミスのどんでん返しもなかなか。
リローデッドとレボリューションズはいまいちだったけど、久しぶりのマトリックスワールドに浸れた。
初作に次ぐ面白さだと思う。
キアヌかわいい、かわいいキアヌ。
キアヌかわいい映画。特に前半。熊ちゃんかよ。
全然おもしろくなかったけど、嫌いになれへん感じ。
マトリックスらしいと思うし憎めへん感じ。
監督にとって、アイデンティティがすごい大切なもんやからこーゆー作品になったんかな。
1作目は好きやけど2と3はデザインとか以外全然好きじゃないし、蛇足やとすら思ってたから、1で終わってればよかったのではって思ってたけど、新作やるならこれで納得ではあった。
でも驚かせて欲しかったな。
ぶっ飛ばして欲しかったって思うのはわがままなんかなー。
でもキアヌのかわいさで元は取れたから大丈夫。何が?
これが3部作目ならよかった
タイトル通りこの作品が3作目なら、マトリックスは完成だったのでは?というのが私の印象です。レボルーションは、途中で盲目になって自分を犠牲にしながらも、ネオ自ら神になっていくという陳腐な終わり方だったので、すごくガッカリしたのを覚えています。しかし、このレザレクションズなら、またいつか続編があるのかもと楽しみにできるラストでした。もう配信レンタルも始まっているので、また観てみようと思います。
ダイバーシティ マトリックス
勧善懲悪だった前作に対して、多様化を是としたストーリー。 なので倒されるのもbotと呼ばれるプログラム? 多様性を肯定したら、電池になっている人間たちは殺せないよ! ストーリーは星3あげてもよいが、バリアとテレキネシスだけのネオのアクションは期待外れだったかも… マトリックスといえばカッコ良いアクションだよね?
そっちかぁぁぁ!!
トリロジーにはあまりのれなかった私。その理由として、公式パンフレットに寄稿された押井守監督の言葉を引用。「攻殻機動隊を期待したらドラゴンボールになっちゃった。」まさにそれに尽きる。特にラストMr.Smithとの対決がそれだった。
そんな理由からほとんど期待せず、予告すら見ずに予備知識ゼロで鑑賞。
結論から言えば、もの凄く面白かった。
序盤からいきなりゲームの世界?え?ナニナニ?の連続に頭もカオス状態に。これって1作目の序盤とまさに同じもの。
ストーリーが進むに連れて、これは二人の恋の物語(パンフレット引用)だったのかと納得。
アクションもトリロジーに比べ泥臭く洗練されたのがグッド。何より、覚醒しきっていないネオが防戦一方なのが良い。手をかざすだけのバリアだか、気功だかの攻撃がたまらん。
今回襲ってくるのが大群ってのがまたまた最高。どなたかのレビューにもあったけどまさしくゾンビ(笑)。落ちてきてグシャッが好きです。
劇中語られる、本当の自分、未来を選べなど、生半可な人間が語ると単なる厨二病だけど、トランスジェンダーとして自分の存在と世界とのずれに悩み続けた監督の言葉ならではの重さが胸を打つ。
そして何よりやられた!!と思ったのがクライマックス。
ビル屋上に追い詰められた二人。散々煽ってきた、ついにネオは真に覚醒して飛ぶのか?
と思いきや、そっちかぁぁぁ!!と、狂喜乱舞。恋人同士が手を繋いでので飛翔シーンと言えば、ドナー版スーパーマンを思い出さずにはいられない。また、個人的には、大好きなシャガールの恋人たちの飛翔を思い出した。
ついでに言うとラストにきっちりカッコいい衣装、サングラス姿の二人を見せてくれて感謝感激。
賛否両論渦巻くらしい本作。私的にはとにかく最高!!
今年初の複数回鑑賞映画でした。
時代は変わった、パラレルマトリックス。
マトリックスの続編が出るなんて、思いもしなかった。
最も好きと言える作品の新作で、本当に楽しみにしていました。
ただ、懸念だったのは予告編でのあまりの普通さ。これはまたキアヌ が新境地のトンデモ作品に出るのか・・・?と思えるほど、「あのマトリックス」は感じられなかったこと。
やはり懸念はあたり、終始明るいな、とにかく明るいな、というのが印象的でした。
〜以下ネタバレ含みます〜
ローレンス・Fではないとにかく明るいモーフィアス(出ないことにすら意味がある圧倒的存在感。出なくて本当によかったことについては後述)、透き通る青い瞳のエージェント・スミス、バレットタイムからのゾンビ映画さながらの戦い、ネオのかめはめ波、派手にイメチェンしたメロビジアン・・・
<キャストについて>
キアヌ 、キャリー、バッグス役のジェシカ・H、プリヤンカ・Cはとてもよかった!!!!あの二人じゃないとそもそも話が成り立たないんですよ。そういう納得感を持たせるところが本当にすごいですよね。大好きです。
登場シーンが多いからではなく単純に魅力的だったのがバッグスです。妙な安寧が訪れた生温い世の中に、己とは?自由とは?と問うて危険を顧みず変革の最前線に身を投じるもう一つの主人公的立ち位置がぴったりだったと思います。彼女がいないと話が進まない、穴へ誘う闘うウサギでした。
そして大人になったサティーが出てくるとは胸熱でした。(彼女のエピソードはつらいですね、、、優しいご家族なのに。。。)正体がわかるまではフラッシュバックのなかでウィンクするめちゃ可愛いあの子は誰なんだ、ってかんじでしたが、まさかの登場にうれしい喜びでした。
これは本当ごめんなさい、よくないこと書くのですが、他のキャストの印象が薄いのが印象的でした・・・。エージェントはそういうものとしてスミスもナイオビの部下もふわっとしていておや?と思いました。わざとでしょうか?
前作の方が続投してほしかった、とかではなく単純にこの人である必要性が薄く感じられてしまいました。あ、でもバッグスってレクシーと恋仲なのかな、キャッと思わせる場面とか相変わらずいろんな人種がいるのはやっぱいいな〜と思いました。
<脚本について>
人間は機械にとってエネルギー源だという前知識がないとただおぞましく、ネオとトリニティーの存在意義もわからないかもなので機械同士の戦争があったというのはすごい着想だと思いました。
ゾンビ映画はやめてほしかった。あと人間爆弾はいかがなものかと・・・。それにネオの力シリーズの表現がダサすぎませんか。終始カメハメ波的なアレでなんとかし続けるのは微妙だし、二人で飛ぶシーンも苦笑せざるを得ません。
アナリストがただの姑息で嫌なやつとして描かれているのもかなり、明るいな。と思った要因です。わかりやすい敵すぎて、物語が深まらないというか。
前作のアーキテクトが良すぎたからかもしれません。
<映像について>
とにかく明るいです。
まず、陽気なモーフィアスの出立、キャラクター。赤いピルを服用してラリってしまうあたりも、非常にライト。
<全体の感想>
マトリックスが今の時代にまた公開されることに、大いなる意味があるとものすごく勝手に思っていたのですが(フェイスブックの社名変更が直前だったのが驚きのタイミングというこじつけ)、すげー映画なんだよ!と事前知識のない人をポカンとさせ、マトリックスオタクを茫然とさせる作品だったかと思います。
初見の方→なんかすごい前評判だったけど、示唆は多いけど意外とわかりやすい話なのね
オタク(我々)→そうきたか、ラナ。うむ・・・(熟考のち懊悩)。
トリニティーの覚醒のとき、赤いピルはもはやいらない。というのは新しいですよね。通過儀礼をとっぱらってスムーズに真実の自分に目覚めるのが。ただ夫になんの未練もないのが悲しいですね、子供がいなければ速攻で覚醒していた気がします笑
愛の物語
スタイリッシュじゃなかった。特に日本のシーンとかね。ネオのカッコ良さもなかった。うん、でもね。ネオとトリニティーが共に居る映像観れただけでも、観て良かったよ。アニマトリックス観てたから機械と人間の共存は違和感なかった。クジャクちゃんがやけに可愛いデザインなのは何故。フィギュアとか出そう。虚構の中に生きるを可としてるのが新しいかな。
前3部作からの続編
公開前の映画メディアの記事の多くで1作目の続編という記事が出ていたが、完全に前3作の続編だった。これ1作目の続編と思って観た人達は全然話についていけなさそう…。。
前作『レボリューションズ』の結末から約60年後の話。前作の後、ネオはアーキテクトの後継者アナリストによりマトリックスの世界に再び繋がれていた。
ネオの復活後はメロビンジアンとの戦いや成長したサティーの登場、さらに今まで敵だったスミスとの共闘などはおおっとなった。
以降は復活するトリニティーがメインで活躍する印象だった。トリニティー以外にも本作では女性たちがリーダーだったり活躍する姿が印象的で監督のなんとなくだが意図は感じた。
キャストが一部変更になりおなじみだった
ローレンス・フィッシュバーンとヒューゴ・ウィーヴィングが続投なし。スミス役は続投でも問題ないストーリーでもあったので観れなかったのは残念だった。モーフィアスについては前作のモーフィアスが好きだったので最後までうーん…と感じてしまった。
マトリックスという私小説作品
この映画は娯楽作品の体を取りながら、ウォシャウスキー監督の私小説作品でもあり、
エヴァンゲリオンにおける庵野監督のように、メタ的に文学的作品を楽しむ視点がないと
つまらないと思えてしまうかもしれない。
個人的にはジョン・ウィックよろしく心の闇を抱えたネオ=キアヌのヘタレっぷりがよかった。
攻撃に対しずっと手をかざしてシールドを貼っている姿、
年寄りっていうのはもう自分を守ることしかできない存在なのだ。
その分、最後のトリニティの叩きっぷりが映えてくる。
男性として生きて苦痛を味わってきた分、
女性に転生したらこんなに清々しいのだと言わんばかり。
メロビンジアンはスピンオフに出る気まんなんなので、
マトリックスはこの後、流行りのユニバース系作品の仲間入りなのかもしれませんね。
いや是非メロビンジアン主演のユニークテイスト作品も作ってあげて欲しい。
なぜ作ったのか理解に苦しむ続編
うーん、はっきりいって残念。
これ以上、最高傑作の1をかすませるような続編を作らないでほしい。
・一作目を振り返りすぎ
・セルフパロディが多過ぎ
・バレットタイムを移動するアナリストの動きなど見せ方がチープ
・音楽で盛り上がておきながら、寸止めされるアクション
・延々と説明を聞かされ、話が進まない
・全体的にバトルの緊張感が感じない
新しい用語が続々登場して、全体像を把握するのが難しい。
結論的には、機械側(アナリスト)がトリニティーとネオをDNAから再構築し、マトリックス内で無限ループを作り出したのは、二人の求め合う愛の力が人間電池としてコスパがいいから…(しかし覚醒してしまうとマトリックスからいなくなるので、適度な距離感で求め合うのがいい)ということだが、それでは、バックスが最初観ていた「古いコード」の無限ループ世界は不要では?このバイナリーの必要性が謎。
スミスの立ち位置も中途半端で、新しい創造主(アナリスト)から支配されたくないから彼を抹消したいのかと思いきや、ネオの覚醒は邪魔だという。無限ループから脱出するには、ネオの覚醒が必要だから敵対する理由はないのでは?
いずれにしてもマトリックスからどう抜け出すのか…というところはもっと緊迫感もって演出してほしかった。
1でトリニティーに助けられたネオが今度は逆の立場になり、トリニティーを覚醒させるという点はいいのだが。
結局アナリストのことも倒さないし、大多数の人間電池を解放するという目的はまた1と同じで、振り出しに戻った感がある。
ネオとトリニティーを失い電力不足必至のアナリストたちとの戦いが、新しく勃発するのだろうか。それとも必要犠牲とみなし、アイオの人間たちは、羊は羊のままにさせておくこと望むだろうか。いずれにしても過去に電池戦争を起こした機械たちが、みすみす二人を放置するとは考えにくい。
でも、これ以上同じパターンを繰り返す連続ドラマ仕立てになっていくのは勘弁なので、これで最後にしてほしい。
あなたは、与えられた筋書き(人生)を追い心に反して生きる、生け贄の羊のような存在のままでいいのか?と問いかけるテーマは変わっていないが、それが1を観ていない人にどこまで刺さるか。
同じ日にみたキングスマン ファースト・エージェントでも羊が出てきたが、あっちの羊は凄いぞ(笑)。
関係ないがアイオに飾られていた、蝋燭でまつられたモーフィアス像がチープだったことが妙に笑えた。この新作、なんとなく予算が足りなかった感じもする。
>2, >3, <1 (2より3よりは上だが、1に満たない数字が4)
鑑賞に先立って三部作を観返してから臨んだ。一作目は、現実が未来の機械に見せられている夢であるという設定と、バレットタイムによる映像表現が斬新でエポックメーキングな作品だったが、続く二作目三作目は凡庸であった印象で、事実、見返したBDも廉価版で買った2と3は永らくシュリンクラップすら破っていなかった。最初劇場で観て、TVでも何度か観た記憶があるのだが、ストーリーを忘れていた。今回改めて見直しても感想は同じで、登場人物達のゴールが見えない、機械を打倒して人間社会を取り戻す?電池になっている人達を犠牲にして?機械が無くなって人間は生き残れるの?といった疑問への答えは無く、ただただ反乱軍が無事で良かったジ・エンド、というモヤモヤ感だけが残った。だから、4作目となる本作は、鑑賞前から不安であった。
だがしかし、ファンとしては観に行って良かった。1作目には及ばないものの、2や3よりは面白かった。
前3作で提示された、「厳しい現実と楽しい夢の世界と、どちらが幸せか」というテーマ、ここをもっと突き詰めれば三部作も全体的に良くなったと思うのだが、本作はそれを違う切り口で見せている。何より、「完結したはずの三部作の上に、さらに何を作ろうとしているの?」という観客の疑問を、自虐的に登場人物達に語り合わせているあたりが、ファンとしては非常に面白かった。
ただ、特に後半、三部作の2と3のように、ストーリーも映像的にも面白くない格闘映画になってしまい退屈だった。
このシリーズは、一作目で完結していて、2以降は余録なのだなぁ。あれ以上、面白くなる要素が見当たらない。ファンから搾り取るには、ディズニースターウォーズみたいに、余録を作り続けるのもいいかもしれないけど。
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