マトリックス レザレクションズのレビュー・感想・評価

シリーズ１作目から観ていたので一応視聴した。
１８年ぶりの新作ということだが、別にわざわざ続編として出すほどの内容でもない。
それに本作だけをいきなり観た人はついて行けなかっただろう。

ギャグなのか本気なのかマトリックスは新しい表現方法を模索している作品でもあったが、なんの新しさも感じられない。上から「続編作れ」と言われて「いやいや作った」のでしょうね。やる気の無さを感じます。間違いなく駄作でしょう。

良かったけど、100%じゃないだろこれじゃ
スミス役が変わってるし、あのスミスが味方になる瞬間の興奮が違う役者だと全く違ってくる
あのシーンがマジでスミスだったら脳汁出まくってたのに…
なんでじゃ
でも、統失っぽい演出とかがエヴァっぽいし、前三作が押井なら今回は庵野って感じで新しいマトリックスだった
まぁ若モーフィアスもストーリー的にも悪くないけど、前の人が良かったなぁ

すでに三部作で話は完結していたので、どんな作品になったのか？劇場で見る機会がなかったので、VODでみました。
仲間うちでは酷評でしたが、意外と面白い。
二時間半の大作ですが、最後まで飽きずに見ることができました。
続編として設定や配役まで同じなので、どうなのかと思いましたが、話として矛盾を上手く作っていたので、没入することができました。

マトリックスの過去作をおさらいしたうえで鑑賞。
こんなに退屈だったっけというのが率直な感想。たしかに映像などはきれいなのだが、ストーリーに進化が感じられず、過去作を初めて観たときのような感動がなかった。

マトリックス は大好きな映画でした。最初の作品はA級､続編からB級に､そして最新作はとうとうC級にまで落ちました。「マトリックス 」と言うビッグネームの続編を作りたいがために、強引なストーリー､脚本､構成､全てに難あり。過去の栄光にすがりついた駄作でした。そして単に最新映像を見るだけのフィルムと化しました。

昨年劇場でも観に行き、また観たくなって視聴しました。

マトリックスの前3部作では機械による支配からの脱却、自由や平和、愛といったものがテーマにあったと思います。4作目のレザレクションズでは機械との共存や調和がテーマになっていると感じました。

4作目は、映像は綺麗になっていますが、アクションやシナリオなど当時の3部作程の衝撃はありませんでした。

しかし、過去作品のオマージュのようなシーンが多々あり懐かしさを感じたのと、戦争集結後の物語がどうなったのかを観れたのは良かったです。

キアヌ・リーブスも歳を重ねて当時のキレのあるアクションは難しくなってきていると思いますが、その分、深みのある演技をしている印象です。

当時、10代の私はマトリックス3部作を観て完全に個人的なのですが、これ以上のSFは無いと言ってもいい程の感動と衝撃がありました。

映像・シナリオ・音楽・哲学的な描写や名言の数々、キャストを含め今見返してみても、大好きな作品です。

マトリックスを知らない世代の人達にも是非、4作目を通じて過去作品を観て頂きたいです。

自分が歳をとったせいかも

え、あの話深掘りしちゃうの？今更？
という思いを持ちながら鑑賞。
当時リアタイでハマりにハマっていただけに、今になって起こった続編話に大きな不安を抱いていたけれど、序盤のメタ視点からの自虐ネタは、喉元過ぎまくったからこそで、爆笑してしまった。
そのまま懐かしさを引きずるのかと思えば、しっかりとテーマをアップデート。
過去作が人類の命運を担う話に対して、本作は極めて個人的な話に終始し、完全に世界はついで。都合良く話が進んでいくので、特にカタルシスもなく、軽い。
映像の点でも目を見張る程の目新しさは感じない。キアヌのアクションは昔の綺麗な型ではなく、ジョンウイックを通ったからこその土臭さ。良い意味で。
チャドスタイリスキがトリニティダンナ役で出た時は笑えた。いきなりゾンビ映画になるところも。
観たらある程度決着つくけど、観なくても対極に影響ない一作。

トリロジーのネタがふんだんに使われる前半は最高に笑った。

「マトリックス」18年ぶりの新作。
マトリックスの雰囲気そのまま、変わらなく嬉しい。アクション、映像ともに良かったです。
「ジョン・ウィック」が今や定着してしまっているせいか、キアヌがジョン・ウィックにしか見えない。やっぱりネオは短髪が似合うし、カッコいいなぁと改めて実感。
続編は作成されないようで残念ですが、楽しめました。

長い年月が掛かりましたがその期間分だけ素晴らしい作品でした。ネオとトリニティの加齢劣化を全く感じさせない熱演は圧巻でした。
とても良かったです。

記憶をなくし、マトリックスの中で暮らす主人公が、恋人のトリニティーを取り戻す為に奮闘する物語。

人気シリーズ「マトリックス」の18年ぶりの新作ですね。
2作目、3作目を手厳しく評価しましたが、この作品でもその批評は継続。しかも、完結した作品を改めて作る意義がまったく見えないことにも大きな失望。

当然、私的評価は極めて厳しくなりました。

マトリックスといえば、銃弾をスローモーションに避けるシーン、黒服にサングラス、緑の2進数etc...
革新的な映画だったのでそれぞれこれが「マトリックス」だと思い浮かべるイメージも強いと思う。
この作品はここを期待するとほぼ裏切られる。ここが低評価に繋がっているようだ。さらには一作目の「マトリックス」というものをメタ的にみてあざ笑っているのもそれに繋がっているのかなと。個人的には、面白くないことはないが続編必要でしたかと‥
墓から掘り起こすにはそれなりの理由、意義がほしいと思ってるので。アクションシーンのとり方とかも、変えてその先にらしさなどが消えて没個性になってしまった感が否めない。

　ゲームの考案者として世間に名を知られて不自由ない暮らしのネオ。でもそこはやはりマトリックス。セラピーに通い、青いカプセルを服用している。過去に留まっていることを表しているのか？会社では新たなゲーム、マトリックス4を創る会議をしているが、そこでの会話，「5もあるかも」ん？映画も5があるってことか？
　やはり救世主として赤いカプセルを手にして、現実世界に戻るネオ。その前に別の仮想世界にいったさきが東京。新幹線？で修学旅行らしき高校生達がやっつけられてしまった。なんか可愛そう。
　所々に過去の映像が映るが、ネオもトリニティも若い。当然だけど。2人ともシワが増えたけど、カッコいいしキレイです。
　あの終わり方、やはり5、ありそうですね。

マトリックスは全シリーズ大好きで解説を読み漁りながら、何度も観た。

あの世界観が好きで、なんだか小難しいくて、解説を見ないとさっぱり理解できなくて
でも、震えるほど全てがかっこいい。

それが、私の中でのマトリックスシリーズ。

今回のレザレクションには、前回シリーズにはない人間臭さがあった。

世界は救われて、そんでその後どうなった？？

その後、幸せに暮らして結果どうなったのさ。
が見れた。

結局、普段の地味な生活の中から、どんなものにワクワクしながらいきていくの？？

子供のため、家族のためとかじゃなくて、自分はどうしたいの？？？

を聞かれてる気がした。

トリニティが自分の名前を思い出し、力を取り戻すシーンは最高にかっこよかった。

夢とか大きなことじゃない。

小さいことでもいいから、いつまでもやりたいことをやってキラキラワクワクしてる親ってかっこいいし、自分もそうありたいと思った。

そんな風に思わせてくれる、この作品は前のマトリックスシリーズとはまた違った良さがあった。

違和感のあるこの世界から抜け出した後、自分は何がしたいの？？
それをレザレクションまでのシリーズで問いかけてくれたやっぱりマトリックスは最高に大好き。

マトリックスの熱狂的なファンではないので、
あの当時の革新的技術も今となっては、
よく見るSFアクションのように見え、
ストーリーも今までのを焼き増ししたような感じに
思えました。
ほとんど理解出来てないからだとは思いますが…

モーフィアスもエージェントスミスも、
佇まいとしての格は下がってるように思えました。

なぜ続編を今になって作ったのだろう？と考えると
監督の中でネオとトリニティーをくっつけたかったの
では？と言う答えに辿り着き、腑に落ちました。

物語の構造が何層にもなってるので、
解説を受けながら観たいシリーズです。

間隔開けすぎ。ほぼ話を覚えておらず、ネットで前作の解説見ながら鑑賞。前作も哲学的な要素が多く複雑だったがそれ以上に映像の凄さ、世界観がそれを上回り、社会的ブームになっていたと記憶している。キアヌの仰け反りは名シーンだったと思う。ところが今作の映像は目新しさ、斬新さが感じられず、キアヌのアクションも手から波動のようなものを出すことに終始し、これぞという格好良さ、工夫が感じられなかった。やっぱりグラサン掛けて、マント着て、バンバン撃ちまくり、避けまくるという前作は上回れない。内容が複雑なだけにせめて目で楽しませてほしかった。愛の物語ということなのだが、やはり間隔を開けすぎて、その感動が伝わってこなかったし、前作からの登場人物スミスやモーフィアスもよく分からなかった。何でスミスは助けたのかという素朴な疑問が残る。スターウォーズのように時代とともに人種や性別の多様性は意識しているが、一人ひとりのキャラ設定が薄いのでこちらも伝わらず、残念だった。今に始まったことではないが、個人的には後頭部や身体の一部にあるコードの接続部分がどうも気持ち悪い。

まずこの映画は1回目より2回目、考察すればするほど面白さが滲み出てくるような映画になっている。
というのも至る所に小ネタや過去作の伏線回収やイースターエッグ等々、マトリックスファンであればあるほど楽しめる仕掛けがたくさん用意されている。
低評価と高評価が綺麗に二分されているのも過去作見たけどあんまり内容を覚えていない方や全くの新規の方とコアなファンによって評価が綺麗に分けれているのだと思う。

かく言うじぶん1回目に鑑賞した時は正直微妙だな、と言うのが感想だった。
なんでわざわざ20年の時を経て歴史的名作の続編に至ったのか？謎だった。
しかし、どうしても作中の最後のトリニティーのセリフが気になって色んな方の考察をネットでググりもう一度鑑賞してみてこの映画の凄さを実感した。

私の中ではマトリックス＝未来の話、圧倒的なアクション（バレットタイム）
と言うのがある。なので今回はどうな未来と映像を見せてくれるのか楽しみにしていた

そう言う人は評価が低くなると思う。

だが今作はなぜ２０年たった今の現代（時代がマトリックスに徐々に追いつきつつある）に作ったのか？

ここに全てが集約されたいると思っている。

何故今なのか？まさに今現代だからこそ作らなくてはいけない作品なのだ！
そしてマトリックスの続編だからこそ意味があるのだと強く感じれた。

その意味は鑑賞した人がそれぞれ感じれば良いと思うし十分に考えれるテーマでありそういう考える時間こそがこの映画は楽しいのだ。

自分の解釈では最後のトリニティーのセリフはトリニティーではなくラナ・ウォシャウスキー監督の言葉をトリニティーが代弁しているように感じた。

やはりマトリックスは最高の哲学だ！

　本作以前の三部作はすべて観ているが、ほぼ内容を忘れている。そもそもこの世界観をちっとも理解していない。が、本作は、前の筋を追えていなくて、ゲームにからっきし無関心で、ゲームの中のキャラとして行動したことのない私でも、十分堪能できるのだ。

　今自分が生きている空間がそもそも仮想空間で、その仮想空間の中にゲームの世界があるという発想自体が、すでに斬新でぶっ飛んでいる。ここさえ押さえとけば、あとはこのマトリックスでしか見られない映像をいらぬことを考えずに楽しめばいいだけのことだ。

　サルトルの言葉を借りれば、「人間は今ある状態の自分ではない。今の状態にないもののすべてでありうる」ということである。サルトルは、それを「無」（何にでもなれる可能性）と表現しているが、「無」だから仮想現実の世界でも、果敢に行動すればいかようなキャラにもなれる。本作のキャラたちは、その解放感を十二分に与えてくれるのだ。

　ある意味哲学的な思索の世界に我々を陥れるのだが、何でもあり、何にでもなれる、という映画そのものの本質を見事に突いた作品と言えよう。だから、４部作をマニュアル本のごとく理解しなければ、という変な義務感は捨て去って、自由気ままに、凄い！と思うところだけを掬い取る見方をぜひお薦めする。