「己を知れ」マトリックス レザレクションズ akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
己を知れ
信念。
愛。
の映画だった。
あのテーマ曲。
序盤は、実は途中で寝てしまった。不覚にも。
前半やや展開がおそいと感じた。
「マトリックス」現象自体をストーリーの中に取り込んだり、続編を作ることの楽しさ難しさを劇中で直接的に登場人物たちに言わせてみたりしている。
「エヴァンゲリオン」的に物語自体が破滅的な方向にいってしまうかと少しおそれもしたけれど、ワタシ的には全然大丈夫だった。
寝てしまったことは後悔。
しかし、
伝説になった男と女を、ありうる形で蘇らせておきながら、蘇らせてくれた「設計者」(前回まではアーキテクトだったが今回はアナリスト)への復讐を果たすところは、私的には面白く見ました。最後はそれなりに感動しました。
1-3シリーズと大きく異なる点は、前作から、大きな時間が経っているところである。同じ役者を使うならこうなるのは仕方ないということなのだ。
現実(製作年)で18年、劇中での時間経過では40年くらい?は経過しているようだ。インド人の女の子が成長していたのは感慨深かった。あのキャラクターは、「プログラム」だったし、キャストもどうやら本人ではないらしいが、あの子が、「支配者」に対し、復讐の刃を向けるのは、ありうることで、ここでかなり加点であった。
(ネオがゲーム会社の伝説のプログラマーという設定に対してはそれほど評価はできない)
ネオもトリニティもおじさんおばさんになり、モーフィアスは、銅像と(幽霊?)になり、孫のいるばあさんキャラクターもいる。
全体的に、女性が強くなってきている今の時代を反映している。LGBT要素は、ちょこちょこ入ってきてるが、それほど大きなテーマではない。
そんなわけで
1.を見直しています。
ほんとに時間がないので、早送り的にみてるのは、ダメだが
いまの感想を書いておきます。
キアヌ・リーブス33-34歳くらい、とにかく若い!
レザクレジョンズをみたあとでは、映像やストーリーのすべてがあらためて新鮮に感じられる。
公衆電話ボックス‼️(2021年現在ほぼなくなった)
カメラアングルも、なんかチャレンジングなのが多い。
雨、スプリンクラー、個々の役者の演技、台詞も
いちいちきまっている。
裏切り者の存在というのも、マトリックスの物語では重要なテーマだった。
モーフィアスの救出に向かう一行。白目をむくモーフィアス。
マトリックス内のエージェントスミスの台詞なのに、「臭いがきつくて我慢できない」‼️臭い!忘れてた!
視覚、聴覚、触覚、重力、嗅覚、味覚、痛覚、温度まで人工知能が再現している世界だとというのか‼️
2021年現在の人類の技術ではまだ不可能な
バーチャルリアリティ。
だからこそ、この映画が面白いのだけれど。
もうひとつ重要なセリフもあった。
「人類はウィルスと同じ」
そして
「火花の中のトリニティのキス」から蘇ったネオの強さ。
弾を弾き返し、空を飛ぶ。
ヘリコプターからのトリニティの脱出は、
忘れていたが、かなり面白い。