「SF映画はアイデア命だということを再認識させてくれた1本」マトリックス レザレクションズ しんかいぎょさんの映画レビュー(感想・評価)
SF映画はアイデア命だということを再認識させてくれた1本
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マトリックス前3作の中では個人的にはリローデッドが1番好きだった。一番SF的世界観を展開して、それならではの視覚的驚きも用意してくれていたから。
やはりSFってどれだけアイデアに溢れているかが肝だと思う。この辺はキャメロン監督なんかも大事にしている気がする。
今回のレザレクションズは、筋書き自体はオーソドックスだと思うけど、メタ的な見せ方も面白かったし、終盤の夜の街中でのアクションでまさか仮想世界でゾンビシリーズのようなものを用意してくるとは思わなかった。
あと個人的に好きなシーンが2つある。ネオがトリニティを説得するためにカフェ?に赴く際、アナリストとその配下のSWAT部隊が狭い空間にひしめきながらネオをじっと目で追うところ。武装した部隊にはおよそありえない立ち居振る舞いにいい意味で違和感を感じて、そういう画作りの出来る監督に感服する思いだった。
もうひとつはバイクでの逃走シーン。まさかBOTをビルの窓から人間爆弾として落としていくのはビビった。ぶっちゃけ倫理的に問題大ありだと思うけど、よくぞこんな攻撃を思いついたなとぶっ飛ぶ思いだった。
次回作があるかは分からないし、なんならこれで終わりだとしても充分いい作品だと思う。
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