「『マトリックス』のすべてを捉え直す必然性と切実さ。」マトリックス レザレクションズ 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
『マトリックス』のすべてを捉え直す必然性と切実さ。
ツッコミどころは多々あれど、「今更?」感を払拭してみせるだけの意外性と、これを作らずにはいられない(語らずにはいられない)という作り手の気持ちが詰まっていて、どうしてもヘンな映画では切り捨てられない切実さがある。
トランスジェンダーをカミングアウトし、性転換したラナ監督の気持ちを推し量ることなど自分にはできないが、それでも映画から感じられるのは『マトリックス』三部作をサブカル的に消費した(おそらくラナ自身を含む)世の中への抗議であり、「白人男性が伝説の救世主になる」というクリシェへの異議申し立てだったと思う。
とはいえ、クライマックスのゾンビパニック感などは、たとえすごい皮肉であったとしても、劇中でやり玉にあげていたビデオゲームに作品が取り込まれてしまってはいないかと思ってしまうし、いくら作られた世界に生きていたとはいえティファニーと家族の関係性はずさんに描かれてはいないか。
結果的に『ドント・ルック・アップ』に似た社会風刺ものになっているのは、時代と向き合った必然なのだろうが、『ドント・ルック・アップ』ほどに鋭くはない。でも、気持ちがこもっていて、なんだか『マトリックス』のすべてが愛らしく感じられました。
あと愛、愛な。さすがに無邪気だとは思うけど、愛を信じる気持ちはウォシャウスキー、ブレてない。
まずは レボーリューションが上映されてから
これだけ年月が経って続編っすか??って感じはありましたが、、、、
素晴らしい の一言に尽きましたね
最後のオチで笑わせてもらえましたし
個人的に1番ツボったのは
<あのゲロみたいなやつ>ですね
ここからネタバレですが
要約すると
ネオがトリニティーを
目覚めさせる です
スミスがすんげーーーーーいいポジションなんです
ネオと表裏一体のスミスだからこその
[感情][行動][ここでキター感][俺はネオの味方にはなんないんでぇ]の立場
マトリックスは
一応全作品みてますー程度の自分ですが
今作こそが
マトリックスの終幕に相応しい!!!と断言させていただきます
(๑•̀ㅂ•́)و✧