劇場公開日 2021年6月18日

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「日本のファンタジーものの王道。今週迷ったら推せる作品。」モータルコンバット yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日本のファンタジーものの王道。今週迷ったら推せる作品。

2021年6月18日
PCから投稿

今年67本目(合計132本目)。 ※まだ書いていないのが大量にあるので実質的には70本目くらい。ぼちぼち書いていきます。

さて、今日はいろいろはしごして3本見ましたが、最後はこちら。結構、お客さん入っていました。

この作品、元はどうもテレビゲームにあるようです。ただ、それを知らなくてもすっと物語に入っていけます。
また、ストーリーの進み方が、日本でいう一般的なRPGゲーム(ファイナルファンタジーとか、ドラゴンクエストなど)のように、「ステージをクリアしてラスボスのところに行く」というような「わかりやすい」作りになっているので、今どこ?という状況も発生せず、しかも理不尽な描写も少ないので(まぁ、バンバン敵が倒されるのはお約束の範囲)、ストーリーが理解できないという類型は少なく、R15(やや描写がきついかなと思えるシーンはあるが、突然「大人の営み」が出てくるところはない)というものですが、今週迷ったらまず推せるかな…と思います。少なくとも「なんじゃこりゃ」ということにはなりにくいです(かつ、R15指定の割には、描写がきついかなという程度で、気分が悪くなるようなものでもない)。

ストーリーは上記に書いたように、日本でいう、有名どころの一般的なファンタジーRPGのそれと展開が似た部分があるので、いわゆる「王道的ファンタジー映画」と分類でき、TENETなどに代表される「時間ずらし描写」もないですし、わかりにくいということはまずもってないと思います。
原作の影響なのか、日本語以外に中国語まで出てくる(それらはすべて英語訳されている。これらに英文法的なミスはない)多国籍状態ですが、それほど理解を妨げるものではありません。

今週迷ったら(とはいえ、今週は結構、甲乙つけがたい作品がそろっている…)推せる作品の一つかなと思います。

採点は下記の減点0.1だけですが、軽微なものなので、5.0まで切り上げています。

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 (減点0.1) この映画のタイトルは Mortal "K"ombat です。当然、正しいスペリングであれば、 "C"ombat になるべきです。
この点、実は映画内でも「この挑戦(敵が仕掛けてくる試練)に挑戦するこれ、スペル間違えているんじゃないの?」と主人公が突っ込むシーンがあるのですが、その部分は味方の方が「それは大人の事情なの」みたいな感じでツッコミをスルーされている部分があります。

おそらく、原作(テレビゲーム)がそうなので、そうせざるを得なかったのだと思いますが、原作を知らないとこの一連のやり取りは謎になってしまいます(かつ、ストーリーにはそれがどうであろうと、一切関係しないし、伏線にもなっていない)。もっとも、字幕にあることないこと入れると問題になりますが、原作(しかも、同一媒体の映画でもなく、テレビゲーム)を知らないと理解不可能になるこの字幕より、もう少しわかる字幕のほうが良かったのでは…と思えました。
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yukispica