ドリームプランのレビュー・感想・評価
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信じる強さ
父は娘たちの才能を信じ、娘たちはこの父は絶対に自分たちを守ってくれると信じた。
だからこそ、近所の優しいおばさんからみたら通報レベルの厳しい練習にも耐えられた。
ここまで子どものことを思って自らの信念を貫くことができるだろうか。
子を持つすべての親に観てほしい。
妹セリーナに声をかけるところがぐっときた。この父は素晴らしい。もちろん母・妻も。
銃を手に復讐に向かったが、直前で相手が撃たれてしまい自ら罪を犯さずに済んだのも、常日頃からの篤い信仰により目に見えない力に守ってもらったのかもしれない。(これをを食べても太りませんように🙏)
信仰に篤いことが自然に描かれている。
強い信念は信仰に支えられているのであろう。
ミュージシャンやアスリートの伝記映画に間違いはない。実話の持つ力にはかなわない。
思った通りの
悔しい!感動出来なかった!!
『シンデレラから謙虚さを学べ!』
大切なことはいつもシンプル
人間エネルギーが生むドラマ
一本調子のサクセスストーリでないところがいい。既にウィリアムズ姉妹の大活躍は広く知られているから、順調なサクセスストーリーには誰も興味がない。姉妹がグランドスラム大会を何度も制するに至ったのはどのような道であったのか、本作品はそこに焦点を当てる。
父リチャード・ウィリアムズの存在がすべてと言っていい。決して人格者とはいい難いリチャードだが、その底知れぬバイタリティは家族全員を巻き込んで、ビーナスとセリーナのテニス英才教育を推進していく。バイタリティの源は幼少期から青年期にかけて受けた黒人差別である。差別から抜け出すには世間で認められた価値を得るしかない。つまり金と名声、それに教養である。
子育てに正解はない。温厚で親切で思慮深い親の子供がグレたりすることはよく聞く話だ。トンビが鷹を生むことも稀なことではない。本作品でウィル・スミスが演じたリチャードは、決して暴力的ではなかったし、暴力や怒声で娘を支配するのではなく、ひたすら娘を褒め続けることで自信を持たせようとしていた。
妻のオラシーンは、あなたがやってきたのは決して娘のためじゃない、自分のためだけなのだとリチャードを非難するが、娘たちはそんなことは最初から百も承知だったと思う。ビーナスが勝ったときに、勝って兜の緒を締めよといったふうな注意をしたのは、家族が自分よりも娘を褒めたからだ。
自分たちも父親のためにテニスをやっているわけじゃない。好きだからやっている訳で、学業が出来なければテニスをさせてもらえないから、勉強も頑張るのだ。勉強も自分のためにやっている。リチャードが娘たちの人格を認めていたから、娘たちもリチャードの人格を認めた。リチャードにも基本的人権はある。
リチャード・ウィリアムズはまだ存命だから、迂闊なことは言えないが、本作品でウィル・スミスが演じたリチャードは、実物とはかなり違っていると思う。しかしブルドーザーみたいなところは実物と同じに違いない。その圧倒的なエネルギーがあってこそ、テニスの英才教育が成功して、姉妹が成功を収めた訳だ。ウィル・スミスが描きたかったのは、リチャードの人格ではなく、その人間エネルギーが生むドラマだと思う。
SNS社会での取り澄ました人間性は、自分をよく見せようとでっち上げた人間性だ。生身の人間は怒ったり泣いたり、嘘を吐いたり告白したり、衝突したり和解したりしながら、エネルギーをぶつけ合って生きる。ドラマはそういうところでしか生まれない。
大好物。
ウィル・スミス短パン似合い過ぎっ!
不思議な木を生き延びたリチャード王
原題は『KING RICHARD』 シェークスピアも描いた怪物
こちらのリチャード王は、KKKという暗黒国が、黒人を殺戮し、木に吊るす時代に生まれた。 白人の店で買い物をする時は黒人は自らの紙幣に触ってはいけなかった。 しかし王は店主に渡す時に触ってしまい、その場で大勢の白人に滅多打ちにされた。 それを取り囲んで見ていた群衆の中に父親がいたが、逃げていったそうだ。
その時、王は決意した 自分は子供たちを絶対に守ると。
誰もが不思議に思う、何故 ウィリアムス家にヴィーナスとセリナというテニス界の怪物が生まれたか? この映画は、その秘密を明かしてくれる。
王を演じたウィル・スミスはアカデミー賞男優賞にノミネートされている。 それに値する演技は誰もが認めるだろうが、感心したのは14歳のヴィーナスを演じた女優 迫真のテニスの技が尋常でないのだ。
スポ根映画の傑作 それが真実だけに久しぶりで涙が出そうになった 危ない危ない
『楽しめ!』素敵な言葉
ウィル・スミスの超教育パパ役がハマっていた。
子供への想いが超熱い教育熱心なパパが描いた「2人の娘をテニスのトッププロにする」というプランが成功するまでのお話。
ウイリアムズ親子が金なしコネなしからスタートし、プロデビューし高額なスポンサー契約を勝ち取るまでの道のりを楽しめました。
ウィル・スミスの演じる、癖がある親父は子供への愛情が世界一?でチンピラに絡まれても必死で子供を守る姿が印象的でした。
最後はセリーナ・ビーナスの紹介もあり、テニスに詳しくない方でも楽しめる内容になっています。
言葉が降りてこず
ロドニー・キング事件、ロサンゼルス暴動など人種間対立が激しくなっていたこの頃、ウィリアムズ一家はロスの南に位置するコンプトン(カリフォルニアで最も貧しく、治安の悪い地域のひとつ)から、父・リチャードの計画書(ドリームプラン)に向かって「白人のスポーツ」であるテニスで、ビーナス&セリーヌが世界一になることを目指していきます。
リチャードは娘たち(ビーナス&セリーヌを含む5人姉妹)に学業や信仰、そして子供としての「普通の生活」を第一に考え、試合漬けで人間性を失わせたり、また食い物にされることから守るために、テニス界では「当たり前」の考え方をことごとく否定しきますが、結果的に姉妹の成功がテニス界そのものを変える結果となります。
さて、そもそもテニスに愛のない私にとって、このドラマチックな真実にそれなりの感動は覚えたものの、正直、言葉が降りてこず。。。ということで、今回は映画評がまとまらなくて、こんな感じ(ほぼ、あらすじ)でごまかしてみました。すみません。(ギブアップ)
実話の重さ。人種差別を背景にしているからこそ、ステージパパの話では...
子どもに全てを掛けて信じ抜く父親の姿に驚嘆
「教育パパやママ」という範疇を軽く凌駕した、子どものために人生を賭けた父親と母親、天才テニスプレイヤーの話しです。家族が一つの強力なチームとなって、子どもたちと一心同体となり、のし上がっていく姿には誰もが好む王道ストーリーでしょう。実話ってのがポイント!
物語は順風満帆に進んでいく、特別大きな事件や号泣するようなシーンもなく、淡々と天才テニスプレイヤーとお父さんちょっとお母さんが描かれます。とりわけセリフが軽快で小粋。翻訳の方が上手ですね!
まず、両親の覚悟が凄まじい!育児中の自分は親目線で見てしまうんだけど、私には全てを投げ打ってまで子供に集中する、子どもに全注力はできないかな。どちらかと言えば自分の仕事が楽しいし😅
子育て、テニスの教育、マネージメント全て担い、壁に当たりながらも自分の信念とプランを貫くリチャードはこれも一つの才能なのかも。だけど、妻がいないとリチャードはさらに暴走し、今の姉妹はなかったのかも。
人種差別、環境、資金など、あらゆるハンデを乗り越えたウィリアムズ一家。自分を貫き通し、不可能を可能に成し遂げ娘を守り通そうとする父としての姿、自分を信じ闘う娘たちの姿に元気と勇気がもらえる作品です。
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