「テニスシーンもしっかりと描かれていました。」ドリームプラン よしさんの映画レビュー(感想・評価)
テニスシーンもしっかりと描かれていました。
娘をテニスエリートに育てるアフリカ系の父親の奮闘を描く物語。
ウィル・スミスが主演でアカデミー賞主演男優賞を受賞作品。授賞式でのトラブルで、より有名になった作品ですね。
テニス界を変革しビーナスとセリーナ。パワー主体のテニススタイルとアフリカ系という人種、その二つで新しい波を作ったウィリアムズ姉妹。新しい波を作った・・・ということは、その分だけ高く厚い壁を乗り越えてきたということでしょう。
主人公の父親はとても偏屈で頑固な変わり者に描かれていますが、そんな人物でなければ、その壁を超えられなかったのかもしれません。
ただ、こんな父親は、世界中に何万人といます。日本で言えば、ボクシングの亀田父等がそうなのでしょう。
ウィリアムズ父は娘達の大成に成功しましたが、99%の父親は失敗し、子に無用なプレッシャーと挫折を味合わせるだけの存在になってしまっていることも忘れてはならないように思います。
この父親の真に凄いところは、少女期のバーンアウトを心配したり、勉学にも励ましたり、普通の子供の楽しみを優先させたり・・・そんな取り組みが出来ていたところなのかもしれません。
オスカーを取ったウィル・スミスの演技は勿論、母親役のアーンジャニュー・エリス、姉妹役のサナイヤとデミの演技も流石。テニスシーンも迫力があって手に汗が握れるものでした。
私的評価は4にしました。
コメントする