DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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劇場で見るべき映画
デビット・リンチの残念な前作を、劇場で観た世代です。原作の世界観が独特だから、またガッカリだったらどうしようと思って観ましたが、なかなか面白かったです。
映像は美しいものの、前半は、やや退屈な時間があります。お話しが佳境に入って行くまでは、今をときめく美しさのティモシー・シャラメを鑑賞しつつ、なんとか持ちこたえましょう。
ヴィルヌーヴ監督は、傑作だったブレードランナーを、2049で台無しにしたので、あまり信用してなかったのですが、今回は映像と造形が素晴らしく、とても良かったです。ぜひ、劇場で観るべき映画です。
難を言えば、とにかく長い!戦闘シーンで盛り上がった後に、さらに1時間くらい続きます。終わりまで我慢できず、トイレに行く方もいらっしゃると思います。
ジェームス・ボンドの新作といい、最近長すぎで、休憩入れないと、映画を劇場で観る人が、ますます減るのではないかと心配です。
砂漠の王
何十年ぶりかに観た「DUNE」
めっちゃ進化してるし面白かった。
もはや当時の記憶は無いにも等しいのだが…こんな物語だったとわ。
王道の展開にも思えるのだけど、主人公の未来を見通す力がなかなかに曲者で…漠然とした選択をするのではなく、彼は時にその未来に反抗したりする。
観ている未来も1つではなくて、それが何に作用されてビジョンを変えるのかは分からないのだけど、明確な意思をもってその未来を変えていくのだ。
そんな反骨精神溢れる性格なのに、あの容姿。気品漂う横顔。男の俺が見ても綺麗だなと思う。
おまけに声による強制睡眠みたいな能力も持ってて、なかなかにワクワクするキャラなのだ。
どうやら何部作かになるみたいで、本作はpart oneと銘打たれてた。名家のボンボンが砂の民と合流するまでが描かれてる。
皇帝の政治力とか、敵勢力とかサンドワームとか見所はいっぱいあって、何より胸を躍らせてくれるのはSFの空間表現。
…もうホントに素晴らしい!
何十年も前のDUNEもSF超大作ではあったのだけど、当時の評価としては俺の中でも低かった。
作品の内容に映像が追いついていかないような印象があった。物語としては面白いが…みたいな。
ところがだ!
その物語を何倍にも広げてくれる映像の数々。
想像の斜め上をいく宇宙船の造詣とか、都市の雰囲気とか、内部構造とか…クリエイターの想像力を存分に堪能できる!
初見のサンドワームの異様さったらない。
圧倒的な存在感で、今作でも一際目立つ。
今まで夢でしか登場しなかったヒロインとも出会うのだけど、なかなかに衝撃的な出会いだった。
この粗野な感じも、なんかいい。
おそらくならば、皇帝に反抗する勢力を率いていくのであろう。なのだが、細部を彩るギミックが何から何まで魅力的で…楽しみでしかない。
主人公の数奇なる運命を見守っていきたい。
そうなのだ…。
ここまで映像が特化してたら主人公云々とかはもはやどうでもいいのだが、今作に限っては違う。
彼を追っかけたい。
砂に覆われた世界を揺るがす星で、彼は何を成し遂げていくのか。
お飾りではない主人公の存在感に、監督の手腕とティモシー・シャラメの可能性を感じてしまう。
始まり
IMAXレーザー/GTにて鑑賞。
内容は、良くも悪くも始まりの物語といった感。
世界観や、物語の前段となる部分の説明がほとんどで、いよいよこれから話が前に進む!というところで本作は終了。
次回作をお楽しみにするしか選択肢がないというワナw
感想も何も次に期待するだけ、それだけです。
たぶん良い映画かと。
IMAXドアップで画がもつ美少年を愛でる
原作も過去作も何も知りませんが、スターウォーズにも影響を与えてる昔のSF小説が原作だな、くらいの知識で観ました。
二部作前提なので、ストーリーは多少盛り上がりに欠けるんだろうと思っていましたが、その通り欠けました。2時間半でこれだけ?という感じ。ゼンデイヤちゃんがちょっとしか出ないし。やっと始まったなくらいです。
メカやガジェットはとてもおもしろいです。トンボのような戦闘機(?)は素敵。保湿スーツも機能はまぁそうでしょうって感じだけど、デザインがジェンダー配慮な感じで新しいなと思える。
そしてそして、IMAXカメラをフル活用した映像や音響はぜひ映画館で観たほうが良いです。
IMAXカメラで撮った現代最高峰の映像でティモシー・シャラメのアップ。IMAXにまったく負けないシャラメは必見。動きのあるシーンでは上下のスクリーンの大きさを意識した構図になっています。砂漠を歩くような無機質なつまらないシーンになりそうなところも映像美で魅せます。
複数作品の構成は否定しませんが、マトリックスなどのように一発あてなきゃ次がないくらいのつもりで作ってくれたらなぁと思いつつ、期待値が高くなかったのもあり、楽しく観ることができました。
満を持してやってきたSF大作
アレハンドロ・ホドロフスキーが挫折し、デヴィッド・リンチがズタズタにされてしまったあまりにも曰く付きの「DUNE」。この度はドゥニ・ヴィルヌーヴ監督でリベンジ(?)。
原作を読んでから観るつもりでしたが、早川から出ている新訳版が3冊あったので積読にしてとりあえず観に行きました。
謎の用語が頻出するので、全部理解するには、恐らく原作を3回くらい読まないと厳しそう。
それでも初心者を置いてけぼりにするような作りにはなっていない。個人的には割と親切設計だと感じました。
筋は…敢えてぶった斬ってしまえば「救世主」(に生まれついたのか仕立てられたのかはわからんが)のティモシー・シャラメが、帝国だのハルコンネン家だのとの「メランジ」とそれを産む惑星「アラキス」を巡る争いに放り込まれて、そこに砂漠の民「フレメン」が絡んでくる、というところでしょうか…。
物語は関係性と用語が複雑なだけで割と古典的といえば古典的(観ているかぎり)。帝国だのなんだのってスター・ウォーズ…?とも思うけどよく考えたら「DUNE」の原作が先なのだから、SFの王道なんだろうなと。
そして、この映画を支えるのはやはり圧倒的な映像と音響。初めて「ああこりゃIMAXで観るべきだね」と実感できました。まあ本来の画角で観られる映画館、日本に2館しかないんですけども…しかもさ、場面によって画角変えてるんですよね。あの表現、フルIMAXじゃないと分からないので、果たしてそれは効果として良かったのかは悩みどころ。
物語の展開としてはやや遅い、という感想もいくつか拝見したものの、好みの問題かなあというところもあり。元々の話が長大なのと(ホドロフスキー構想では10時間超えだったらしいし)、ドゥニ・ヴィルヌーヴという監督はテンポ感というよりは割と重厚な(というか執拗な)描き方をするイメージなので、これくらいの展開になるのだろうな、と。「ブレードランナー2049」も長かったよね…。
キャストは皆良い演技してたと思います。過剰な表現がなくて、皆味があって。でもハビエル・バルデムってどこに出てたっけと最後までちょっと考えてしまった。オスカー・アイザックの父親が抑制が効いてて良かったです。ちなみにオスカー・アイザックもジェイソン・モモアも三船敏郎の影響について語っていたそうで、なんとなく納得できるものがありました。
ティモシー・シャラメは相変わらず悩める美しい少年ぽいのが似合うね。あと散々カットが挟まって、最後の最後でやっと登場するゼンデイヤさんですが、見せ場は後編にあるのでしょうか。
個人的にはジェイソン・モモアとチャン・チェンの出番をもっと…!と思いました(個人的に好きだからというどうでも良い理由ですが)。
全米で大ヒットを記録してめでたくpart twoも決まったということなので、それまでに原作を読もうと思います。
壮大な序章。 出てくるキャラクターの造形が皆美しい✨ 丁寧に描いて...
迫力の音楽と映像
観るのを迷っていたけどすごい低い評価にしてる人が何人かいて本当かどうか自分で確かめたくて鑑賞した。
CMも含めて上映時間が長かったのはトイレが近い私は映画に集中できなくて困る。出来れば何か削ってくれるとありがたい。
映画は普通以上に面白かった。
音楽が鳴り響いていて映像もより迫力が増していたように感じた。鳥肌が何回か立った。
話も結構分かりやすいので良かった。
スターウォーズに出てたお父さん役の人は髭が似合うし善人顔に見える。モモアさんは主役より今回のような役の方がハマってる気がする。とても格好良く見えた。
主役は久しぶりにマッチョじゃない子で新鮮だった。顔は綺麗なのかそうでもないのか良く分からなかったけどお金持ちの子ぽさは出てた。他にも見たことある俳優さんが出てた。悪役の人は悪役ぽくてとても良い。
最後のシーンだけは他の展開でも良かったのかなと思った。トイレに行きたかったのであっさりしてたとこは良かった。
人間が進化していてこんな未来もいつか来るのかなーとちょっとワクワクする。
あらすじ通り
やっと正式にpart2製作が発表されたようなので、レビューしてみる。
というのも、今作は序章であり、何も解決しない尻切れトンボ以外の何者でもなく、評価が難しいから。
ストーリーは、皇帝の策略によって追われる身になった主人公が、命からがら先住民のコミュニティに逃げ込むまでのおはなし。というか、ほぼあらすじの範囲しか描かれない。
全て予想の出来るストーリーなので、そこに驚きもなく。。。
はなから全てを描くとは思ってなかったが、スターウォーズでも、もう少し話は進むぞ、と思ってしまった。
そもそも、映画というフォーマットが正しいのかすら疑問だ。NETFLIXなどのシーズンもので良かったのではないかと。
映像美やシャラメ自身のかっこ良さなど、注目するところは色々ある。アクションシーンも昨今流行っているようなアベンジャーズ的とんでもアクションではなく、終始静謐さみたいなものが漂うドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らしい雰囲気は個人的には大好きだが、エンタメを求める客層には合わないし、退屈に映るかもしれない。
序章だけなのに長すぎる
皆さんのレビューを拝見して「続編ありきの映画」だろうと思って観に行きました。知らずに行ったらかなりガッカリします。長いのに何も解決しないで終わります。序章のみです。タイトルに「prologue」や「エピソード1」などを付けた方が良いと思います。
スターウォーズに似ている作品と聞いていましたが、スターウォーズの第一作は、それだけで楽しめてハッピーエンドであったと思います。また子供でも楽しめました。おそらくDUNEは小学生くらいの子供には退屈だと思います。
それでも役者さんは皆さん素敵でしたし、映像は綺麗でしたので、続編に期待したいと思います。
続編によっては「あの第一作を観て良かった」と思えるかもしれませんが、今作だけでは評価できないというのが正直な感想です。
今回は吹替版4DXで鑑賞しましたが、吹替版の声優さんも良かったと思います。
4DXについては、スパイスの香りが他の映画内の香りとかぶってしまい個人的に少し減点でした。衝撃や風、水は無くても楽しめる映画だと感じましたが、長過ぎて途中退屈してしまう人には眠気覚ましになって良いと思います。
SF大河ドラマ
かなり前から予告は見ていた。鼻にチューブが通っているのが何かわからなくて、変なの〜と思っていた(笑)。あと、ティモシー・シャラメが、妙にアートっぽいムードを醸していたので、SF映画って感じがしない。昔、原作読むの挫折したし、予告の段階ではあまり見たい気が起こらなかった。が、高評価のレビューが多いし、お気に入りのジェイソン・モモアと、ハビエル・バルデムが出るので、気が変わった。
はい、見て良かった! みなさんのレビュー、参考になりました! 原作も再チャレンジしたい!
アイテムのデザインがみんなかっこいい。中近東っぽくもあり、でも無国籍な雰囲気にも思える音楽もいい。衣装もステキ。砂漠も美しく、主人公とその母も映える。用語など世界感への理解は、鑑賞者の努力も必要だけど、説明がうまいので、ついていける。
ジェイソン・モモア、やっぱいい❣️ これは日本におきかえれば弁慶ではないか! 義経と弁慶。こりゃ萌えますわ。そういえば、和傘さしてる人がいたね。ハビエル・バルデムは、まだそれほど出番がない。たぶん、次作ではもっと出ると期待してる。ジェイソン・モモアは次は出ないかも…。悲しい。でも、皇帝が誰か気になるし、やっぱり次作が楽しみだー。
うーん
何もかもが、思わせぶり。台詞も映像も音楽も。
物語の序章だから仕方ないが、これからどうなってしまうのだろう、というところで終わってしまう。
しかも2.5時間もかけて。。。
寝落ちはしなかったが、途中で退屈になってしまった。
鑑賞後のスッキリ感は無い。
しかしそれにしても、1万年後のお話なのに画面がやたら暗い。居住空間でもやたら暗い。
もう少し明るい部屋ないの?
虫みたいな飛行機も、コクピットに乗り込んでから、やたらとスイッチをパチパチと何ヵ所もONにしないと飛ばない。
8000年も経ったら、シートベルトしてヘルメット被って飛べと命じたら飛ぶくらいに自動化されてるでしょ。
なんであんなにアナログなんだろ。21世紀な感じでSF感ないなー。
思わせぶりなだけで、話も難しくて消化不良で終わってしまう、やたら長い映画でした。
見る観点で評価が分かれる作品
音が新鮮
史上最大のチンプンカンプン
まるでなんだかサッパリわからないです。
小説読んでない人にわかるんですかね?
やたらカタカナの名称が出てくるけど、人名なのか地名なのか種族名なのかモノの名前なのか、頭の悪いわたくしはまるでついていけません。
それなりに説明しているつもりなんでしょうが、場面が変わる度に、一体誰の何の話をしているのか、どの話とつながってるのか、誰と誰が何を原因に戦っているのか、全くわかりません。
会話も妙に哲学チックだし、世界観があるようだけど何が言いたいのやら。
確かにVFXは相当なお金をかけているんでしょうけど、その分俳優も小道具扱いなので役者の個性も感じられない。
わからない上に演出のテンポも遅い、更に殆どの画面が暗くて灰色一色、たまに昼の場面だと一面砂漠に灰色の機械、白黒映画というより茶黒映画ですね。
久しぶりの快心のドツボ映画でした。チーン
校長先生の話
面白くなるまでが長い。
で、面白くなってきたと思ってもすぐ主人公のくどい幻覚シーンと冗長な会話シーンが入ってきてことごとく映画の切れ味を下げている。
ちゃんと集中して見聞きすれば充実した内容のはずが、伝え方の順序や構成が悪すぎるせいで集中がちょっと切れると一切内容が入ってこない。まさに校長先生の話。
なんだろうなー。もったいねーなー。
はじまってタイトル表示までの演出はバッチリで、期待値がめちゃ高まる。なのにそのあと急にダレる。
あれなんですよ。世界観の説明長いんですよ。国同士の関係がどうとかどこどこの民族がどーのこーの、儀式がうんたらかんたらと長い長い。
そんなもん後にしてさっさと主人公の目的だけ提示して行動に移してくれないと視聴者は何を楽しんだらいいかわからないんですよ。
えっ世界観を楽しめなんて今更言うなよ? 砂の世界しか出さない映画がスターウォーズの世界観を超えられるわけねーだろ
というかもうこれ言ったら本末転倒なんだけど、ずっと砂の世界だと飽きる。わざわざ映画館来て3時間近くマジで砂なので流石に氷とか森を見たくなる。続編もこんな調子なら話数分けてネトフリ配信でいい。
宇宙船やワームの迫力は息を呑むレベル。あれらの映像は本当に良い。
ただ映像を褒めるにしてもそれくらいで、あとは砂と会話劇だし、人間同士の争いもなんかヘボい。赤と青の光ビンビンいわしててちょっと間が抜けてる。赤が一瞬攻撃守ってくれる設定もいまいち生きてないし。
あとこれは演出の問題だが、暗い画面から唐突に明るくなるシーンチェンジが多くて目が痛くなる。明暗映像を交互にうつすのは映像界のタブーじゃないの?
音楽は悪くない。ただ映像が盛り上がってないところで音楽がババーンとキメにきて滑ってるところが多々。
まーとにかく伝え方が悪いとしか言いようがない映画
イヤミ抜きで書くがディズニーから編集者を雇うべき。彼らなら素材はそのまま、三幕構成遵守して客観的な視点でもっと伝わりやすくテンポよく再構成できるだろう
絵の迫力は凄い
砂の惑星は大昔のSF小説で、中学の頃に読んでいるはずですが、すっかり忘れていました。王蟲とかジャバ・ザ・ハット(ん、というか、あの宇宙船を飲み込むウツボみたいな方か?)と言った芋虫系の大ボスみたいなサンドワームが支配する星でしたよね〜。
超能力の女性種と、麻薬でワープ航法に長けたミュータントみたいな種族が設定であったのですが、その辺りはすっ飛ばし、王子様の放浪冒険譚になっています。
それでもすごいSF映画ですよ、こりゃ〜。サンドワームの迫力、アラキス星の街の景色、トンボみたいなヘリコプター、どれも1級品のSFです。ただ、人間ドラマ中心なので、それをチラッとしか見せないのがニクイね〜。
なんか、すごい作品をみたんだろう、ということはわかるのですが、心の整理が追いついていない感じです。
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