「過酷な環境と境遇」DUNE デューン 砂の惑星 ムービー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
過酷な環境と境遇
クリックして本文を読む
この物語、星(点)をこの時点で付けるのには少し躊躇します。
面白かったのは確かなのですがオープニングにPart ONEと表記され、視界を遮り体に纏わりつく砂の様に主人公の周りを暗雲が立ち込める情景で終わる1作目。この後どの様な物語が語られるのだろう。その期待感はかなりのものです。
なので監督がこの作品をどう帰結させるかまで観て星を付けたい感じです。
単純なキャラクターは出て来ず登場人物それぞれの願望、思惑、欲望が入り乱れつつ話が進みます。
また関係性や用語については最小限の説明のみにすることで、それぞれのキャラクターのバックボーンを観客に想像させてるように思いました。
主人公はひ弱な存在でありながらも周りの想いを背負い、自問自答しながらもぼんやりとした未来図に縋り、大事なものを護ろうと不確かな未来に踏み出す姿が、誰しも不安を抱えるながらも希望を持ち続けることの大切さを与えうる物語になってるように思いました。
コメントする