「サスペンス色強め」死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 Minaさんの映画レビュー(感想・評価)
サスペンス色強め
王道ホラーを貫く「死霊館」ユニバースもいよいよ終盤。怖い怖いと言いながらつい夢中で観てしまう本シリーズ、やはりその好奇心を誘う展開は監督が変わっても健在だった。ただ恐怖演出をブチかます事は無く、原因究明から問題の解決に至るまでを丁寧かつスタイリッシュに描く。前作は特に手に汗握る恐怖シーンが多かった為、本作も相当身構えて鑑賞した次第だが、本作はサスペンス色が強く、恐怖演出よりかはストーリー重視な印象を受ける形だった。悪魔に憑かれ日々の幸せはおろか日常生活すらも奪われる主人公らに強く共感しつつ、上質なストーリー構成と雰囲気で集中して鑑賞していた。
ホラーだとやはりショックシーンに身構えてしまう為、集中力が若干切れる所があるが、本作にはその様なシーンが少ないため、意外にも普通に鑑賞する事が出来た。散々ビビらされて来たこちらとしては拍子抜けしたのが正直な気持ちだが、終盤は今までに無かった展開であり、新鮮な印象も受けた。ただ、過去2作や「アナベル」を含め、どこまでが事実なのかが気になる。それこそ終盤なんて本当だったら大変な事だ。まぁそこは気にする事なかれで良いのだろうが。
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