「死霊館シリーズのファン。予告編とタイトルだけ悪い」死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 matonnさんの映画レビュー(感想・評価)
死霊館シリーズのファン。予告編とタイトルだけ悪い
シリーズ全ての作品を観てきたファンです。
新作が出ると知って楽しみにしていましたが、予告編があまりにも酷い作りだったのでもしかして今回は駄作か?と疑い、見るかどうかずっと悩んでいました。
でもジェームズ・ワン監督が制作に関わってるし、シリーズのファンとして一応見ておこうと決意して見ました。
感想は、あの予告編作った人誰だ?素人か?予告編とくそださいタイトルをつけた人に対する猛烈な怒り。
内容はやはり、とても良かったです。死霊館といえば映像技術や撮影テクニック、映像の美しさが特徴といえますが今回もとても素晴らしかった。今回の大きなテーマは「愛」。
シリーズを見てきてロレイン夫婦に感情移入しまくっていますが、特にその強さが分かるような内容でした。
実際に起きた話を元にしているのでどこからどこまでがフィクションなのか、それを考えるのも楽しい。
予告編では小さな男の子が主人公の感じが出てたけどあくまであの子はきっかけです。
今作は、エンフィールド事件のようにロレイン夫婦の推理が特に発揮されている作品だと思う。スリラー、ホラー、ミステリー、ロマンスの要素が入っていて展開も早くて良い。ホラーの、「ここでこうくる」は王道的ですがそこがまたいいと思う。
このシリーズのファンならタイトルに騙されず、絶対満足できるから見るべきです。体が痛いから上映時間が中々長かった気がするけど、自分はエンドロールまで飽きずに見ることができました。
今作がシリーズの中でも一番好きかも。ネット配信されたらまた観たいです。
ただ、タイトルと予告編の酷さからファンですら観ないかもしれない。そうなると次の新作は作ってもらえないかもしれない。そう考えたらとても残念。タイトル考えた人と予告編作った人は別の仕事のほうが向いてるんじゃないかと思う。