「不安的中!やっとウォーレン夫婦に会えたのに…」死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
不安的中!やっとウォーレン夫婦に会えたのに…
やはり本筋3作品で一番弱い作品となった。ジェームズ・ワンが監督していたらと考えずにはいられない。
頼れるウォーレン夫婦 vs 悪魔崇拝?最後の敵は(ゾンビ映画/世紀末モノだけでなく)こんなところでも人間か!悪魔に憑かれている状態で刑務所暮らしは考えただけで…ムリ、怖すぎる。改めて子供の育つ環境大事。今回は夫婦の馴れ初めも分かり、悪魔すらも愛の力で蹴散らせるのか?原題が本編最後に出るインタビュー映像にもある通り"悪魔がさせた"と言うのにとどまっているのに対し、邦題サブタイはお得意の盛りすぎ説明過多。けど、あの最後の実際のVTRや記事、テープレコーダーなどによってやたらと現実味を帯びて、ゾッとする仕組み。
ホラー界のマーベルMCU =『死霊館』シリーズ、様々なスピンオフを経て遂に絶対的安心感で頼れるウォーレン夫婦活躍する本筋完結!!! 本編最初の毎度お馴染みとなっているタイトルの出方 & 記事風説明文は、ホラー界のスターウォーズ!!
…なのだけど監督が、そうしたブランド力で軒並みスクリーンを埋めてきた一連の作品群の中でもとりわけ弱い『ラ・ヨローナ』の監督マイケル・チャベスという時点で不安でいっぱいになり、あまり高まっていなかった。予告を見てもその気持ちは一向に変わらなかったので、ファーストデーじゃないと多分見に行かなかったかもしれない。前2作品が共に出色の出来だったので残念。作品が地味だし、恐怖描写の幅があまり無かった気がした。だってここから(本作が3作目で丁度キリがいいということもあるけど)『アナベル』『死霊館のシスター』みたいにスピンオフ作品できるの想像しにくいでしょ?特に他に書きたいことも浮かばないくらいにはパッとしなかった。