馬三家からの手紙

劇場公開日:

馬三家からの手紙

解説

アメリカで見つかった中国からの命がけの手紙によって発覚した強制労働施設の実態を描いたドキュメンタリー。オレゴン州に住む女性ジュリー・キースは、スーパーで購入した中国製ハロウィーン飾りの箱の中から1通の手紙を発見する。それは、中国で政治犯として捕らえられた孫毅(スン・イ)が、 「恐怖の城」と呼ばれる馬三家(マサンジャ)労働教養所の中で書いたSOSの手紙だった。世界を驚愕させたこのニュースの当事者である孫が、中国における人権侵害をテーマとするカナダ在住の映画制作者レオン・リーに連絡を取り、当局の圧力に苦しみながら製作。今なお続く強制労働施設の想像を絶する実態を明らかにしていく。

2018年製作/76分/カナダ
原題または英題:Letter from Masanjia
配給:グループ現代
劇場公開日:2020年3月21日

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(C)2018 Flying Cloud Productions, Inc.

映画レビュー

0.5起承転結がはっきりしたストーリ展開

2023年6月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

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マサシ

4.5出来るだけ多くの人に知ってほしい現実、絶対観てほしい一本

2021年7月29日
iPhoneアプリから投稿

以前NHKーBSで放送されたTV版は短めに編集されていたので、どうしても劇場完全版が観たくなり、映画館に足を運んだ。
コロナ自粛明けでまだ観客も少ない静かなミニシアターの2列目で、いい歳こいたオッさんは号泣してしまい、エンドロールが終わってもしばらく席から立ち上がれなかった。
これほど強烈に心を打たれたドキュメンタリー映画はここ数年なかった。

中国は3年間住んだことがあるので、思い出深く愛着もあり、現地にはたくさんの友人もいて、彼ら彼女らのことは大好きだ。
しかしこの国が経済的にも技術的にも世界をリードする超大国になったとはいえ、各国から尊敬され信頼される真のリーダーになることは、今の一党独裁の体制が続く限り不可能だろう。
というより絶対そうなってはいけないと思う。

昨年アメリカをはじめ世界各地で沸き起こった人種差別への反対デモ。これは世界共通の問題でもあるが、民主主義の国々だからこそ、不条理な弾圧に対して恐れる事なく連帯して、自由に声を上げ、実際に行動することができる。
しかし中国共産党が長年にわたり国民に行なっている言論、思想の弾圧、少数民族への迫害は、自由に声を上げることすら出来ない。
その権力が目の前に立ちはだかった時、人々は自分の命や家族を守るため、怒りから目を背け、受け入れることしかできないのだ。

この作品は、妻を愛する物静かで平凡な男が不当な罪で捕らえられ、政府の監視と圧力に苦しみながらも、自由と正義を求めて闘う、まさに命がけの記録。
彼のSOSを偶然受け取ったアメリカ女性との心の交流も、深く胸を打つ。
そして自由と平和が当たり前にある自分たちが、何を見て、何に怒って、何に声を上げているのか、どんな信念を持っているのかを考えて、あまりに軽過ぎて恥ずかしく、いたたまれなくなった。

現在上映している映画館は全国でも数えるほどだが、きっとまたこの作品は日本のどこかで上映され続けると思う。重いテーマに中々食指が伸びない人もいるだろうが、孫毅の物腰や語り口は非常にソフトで心地好く、ストーリーも追い易いし、観始めればグイグイ引き込まるはず。

まだ私たちが知らない、世界で起きている信じがたい現実を、まずは知ることから始めてほしい。
これは心の底から、出来るだけ多くの人にお薦めしたい、いや、絶対観てほしい一本だ。

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SG

3.5これも中国の恥部

2021年3月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

SOSの手紙によってわかった中国の強制労働施設の実態を描いたドキュメンタリー作品。
アメリカに住む女性ジュリーは、スーパーで購入した中国製品の中から1通の手紙を発見する。その手紙は、法輪功の実践者・孫毅が異教と判断され政治犯として捕らえられ、 馬三家の労働教養所に入れられてた時に書いたSOSの手紙だった。手紙を書いた孫本人がこの施設から出た後、カナダ在住の映画制作者に連絡を取り製作された作品との事。
中国の権力者に都合が悪いと思えば罪の無い人に罪名をつけ捕らえ拷問し考え方を改めさせようとする。相変わらず中国では何でも有りなんだという事がわかる。
最後はたぶん中国の公安に殺されたんだろうね。
少し前に観た「死霊魂」に続く中国の人権問題を扱った作品で、これも中国共産党の恥部だと思う。
なるべく多くの人に観て知ってもらいたい作品です。

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りあの

4.5怖〜 ドキドキしながら見ていました!

2020年10月15日
iPhoneアプリから投稿

日本人は、平和ボケしていると言われているが、この映画を観て実感しました。もっと、世界を知らないと🤓

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おっさん