「劇場で見てもよかったかなあ。」パブリック 図書館の奇跡 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
劇場で見てもよかったかなあ。
地元名画座で上映していたのに、行かなかった私に喝!。
邦題から想像すると「図書館利用者の間の、微笑ましい話」?。
まあ、外れてはいないんだけど。
原題は「public」。公共の、という意味の方が強い内容。
図書館って赤ちゃんからご高齢の人まで。利用者は様々。
よほど大騒ぎや、他の利用者に迷惑にならなければ、welcome状態。
舞台のオハイオ州シンシナティ、それも夜はマイナスになる寒さ。
そんな夜に帰るところがない人たちが、「一晩図書館に泊めてよお」。
から起こる騒動です。
警察の交渉人、騒動に乗じて目立とうとする市長候補・キャスター。
主人公の図書館員の過去まで報道される始末。
見ている方の気持ちは、もう一緒に図書館の中にいましたね。
最初は「早く帰ればいいのに」って思ったのに。
ずっと「勝手にお泊まり会」しているわけにも行かない。
機動隊が突入する寸前に、主人公達はどうするか。
ここ、そうきたか!って日本だったらこの方法はしないという。
7割の人は「はあ?なんでえ?」で、3割の私は「あはは、やってくれたね」。
図書館の「市民映画観賞会」では、決して上映できないわ(ネタバレ省略)
主演エミリオ・エステヴェスが監督脚本制作。
「飛べないアヒル」(1992)シリーズ3作が大好きでした。
あっという間の2時間でした〜。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「公共図書館は、この国の民主主義の最後の砦」。
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