耳をすませばのレビュー・感想・評価
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志の低い最悪の実写化作品・令和最新版
本当に酷かったです。
演出、脚本、撮影、映画における全てが腐っていました。
まずは冒頭のアカペラの翼をください。
主演の方の歌唱力の問題で、これが良いシーンにはとても思えない。
同じ映画内で、この歌がエンドロール合わせると3回。くどい。
杏さんが歌う最後のバージョン、なんで杏さんが歌ってるんですかね?
その後続く、実家のシーンは全てのセリフが段取りにしか見えない素晴らしいシーン。
平川監督の演出力が光っていたと思います。
正直この時点で、この後2時間地獄が続くことを理解しました。
この映画の半分を占めてる子役パートは地獄です。
演技力、というよりかは演出が終わってるし、これOKテイク?ってシーンが何個もありました。
時間なかったのかな…
アニメの知ってるシーンを基本そのまま、アニメと実写のリアリティラインの違いを考えず、文字通り再現しちゃってるのもやばい。
「やなやつ!やなやつ!やなやつ!」
実写でやっちゃダメでしょう…
せいじのじいさんはクソの役にも立たないし
なぜかじいさんが楽器弾いてるシーンのせいじだけ別の子役だし
ピクスタあたりで買ったのかな?っていうこれまた3回挟まれる水滴CGは最後だけ黄色くなってて下品なものに見えちゃうし…
根本として、主人公2人が何に悩んでるのか、どこが成長したのか、が全く整理、描写されてなくて、この映画内で何度もわざとらしくでる言葉「物語」になっていないかと思います。
“完全”実写化でないのがかえって良かった
所々ジブリ版を思い出すシーンもあり、個人的には観に行って良かった作品でした。
過去(想い出)と現在(現実)を織り交ぜながらのストーリー展開も良き。「っえ、実写版の聖司くんは、高橋一生じゃないの」と言う世間の声を(個人的には)払拭した松坂桃李の聖司くん、とても良かったです。杉村役の山田裕貴の野球少年がそのまま大人になった感も微笑ましかったな(笑)
残念な点は、子役(雫)の演技…(名指しですまん)いちいち感情までセリフにするオーバーリアクションの演技は学芸会のようで、もう少し演技が良ければ、あの神社のシーンはもっと感慨深いものになってたはず(泣)
あと、やはりカントリー・ロードを聴きたかった。
当時、少ないお小遣いでDVDはもちろん、原作漫画やフィルムコミックを買っていたジブリ版ファンの独り言でした。
雫の子役だけミスキャスティング
ジブリ版の耳をすませばの大ファンです。
耳をすませば雫の子役が、学芸会なみの目を覆いたくなるような演技でそこだけが残念でした。聖司役の子が落ち着いているからか、雫が小学生に見えて違和感だらけでした。
そこだけ除けば、後はとても良い作品でした。
10年間離ればなれになる、というふたりがどうなるのか、その先を見ることが出来て嬉しかったです。
大人になってもがいている雫、遠距離ですれ違いながらもお互いを想っている姿は、ジブリの延長線上にあったと感じました。
最後もとてよかったです。
ふたりのキャラも心情もとても丁寧に描かれていて見応えがありました。子役の演技だけが本当に残念、あのシーンがなかったらもっともっと引き込まれていたと思います。
『素晴らしかった』と言える人に私はなりたい
子役がやるパートがあまりにもベタで三文芝居っぽくてひくの。「そういえば、ジブリでやってたとかいったなあ」と思って、あの世界観を実写でやるとこうなるのかと思って観てたのね。
大人編になっても、みんな性格が変わっていないというか、子供がそのまま大きくなったというかだから、なんかヘンテコな芝居なのは相変わらずなの。
回想で子供時代に戻ったとき、雫がはじめて書いた物語を聖司くんが『読んだよ』と言うと、雫は『ダメだったよね』と先に言っちゃう。どう応えるんだろうと思って観てると『素晴らしかった』って聖司が言うんだよね。ここがスゴい。
『いや確かにダメなところはあったけど』とか言ってしまいそうになるところだけど『素晴らしかった』が出る。これで一つの才能が救われてる。スゴイね。
そして色々と悩んだ雫は、聖司に会いにイタリアへ行く。ここでは、あるある展開。
でも「《翼をください》って、こういう歌だったんだ」と思った。才能をくださいと読んでもいいね。
そして『10年経っても変わらないな雫は』のシーンは悶絶した。こんなことが実際に起きたら切なすぎる。
あとは大体あるある展開。
聖司が家の前の広場で《翼をください》を演奏して、音楽の輪が拡がって「ここでエンドロールになったら、どうしよう」と思ったけど、そこまで奥深いことはしなくて、きちんと、まとめた。
話としては、そこまで面白くはないかな。
でも「物を創るってどういうことか」が問われる内容なので、そこは心に響くよ。
ジブリ作品「耳をすませば」大ファンの感想
柊あおいさんの【猫の恩返し】
スタジオジブリ作品【耳をすませば】
両作品ともに、何度読んだか観たか!!
特にアニメ映画は、何度観たかわからないくらい、観ました。
なんなら、子供ができたら、名前は雫や、聖司にしたいなぁなんて思うくらい、大好きな主要キャラクターで。
ストーリーはもちろん、音楽もそれぞれのキャラクターも大好きでした。聖司くんのおじいちゃんも雫の家族も、ムーンも。
台詞もほぼほぼ覚えています。
“天沢聖司”は、ジブリ男性キャラの中ではベスト1をアシタカと争うくらい好きです。
とまぁ、私の耳をすませば愛は喋りだすと尽きることがないほどなんですが、そんな私が鑑賞を心待ちにしていました。
キャスティングが、月島雫を清野菜名ちゃんが。天沢聖司を松坂桃李くんが演じるとの情報を仕入れたときめちゃくちゃ嬉しかったです。実写化なんて、またふざけたこと考えやがってー。と思いましたが、この二人の雫と聖司を見てみたいと純粋に思ったから。
567のおかげで、私の楽しみもズレてズレて2年後無事に公開となり、喜びました。その間に主役の二人は無事にそれぞれ結婚し、そして同じトップコート所属となりました。
ででで、鑑賞した感想ですが、詳しい内容は他の方のレビューに頼るってことで、私の感想ね。
うーん。。。
大して悪いところがあるわけじゃないんだけどね、、、
主役の二人はとても安定した演技をする、大好きな役者なんですけどね、、、
聖司と雫の10年後って、こんなんかー
でした(笑)
この作品の良いところ、自分が好きなところは、中学生の二人が、将来の夢に向かって頑張っていくところであって、それがこうなりましたよーみたいなネタバラシは見たくなかったなと(笑) いや、もう、完全に私の勝手なミスですわねこれもう。
正直、原作を変えてほしくなかったし、一番、えーっ!そこ変えるんかーい!!となったのは、雫の初めて書いた物語を読んだ読者が聖司のおじいさんじゃなくて、聖司になっちゃったー😭😭😭😭😭でした。
本作を観れば、聖司を初めの読者にする必要があることは分かるし、物語もまとまるんやけどね、、、けど、そこー、それにせんでもなんとか他の案でお願いしたかったー。
ただ、ショックオンパレードでしたが、
2点。好きなシーンもありましたよ。
1つ目は、雫がイタリアへ行って、聖司の部屋でチェロに合わせて翼をくださいを歌うシーン。そうよ!カントリーロードでないのはめっちゃ文句あるけど、でもまぁ、合唱曲として誰もが知るこの曲と、聖司が奏でる音にあわせて雫が歌うというのは、やはりこの作品の見せ場!!!素直にグッときました😍
2つ目は、聖司がチェロを外に持ち出して街中で翼をくださいを演奏するところ。
やっぱりこれも音楽(笑)
結局、この映画の好きなところは音楽なのよ(笑)
中学時代の雫と聖司を演じてた役者さんもよかったなー。でもなぜか、アニメを実写化すると、どうしても、いや、漫画やん!てツッコミいれたくなる表現というか、セリフがあるので、それがどうしても、学芸会チックになってしまっていて、、、そこがどうしても気になる。
あとは、ラストシーンよね。
こんだけ耳をすませば大好きです!と言いながらも、私はジブリのラストも実は嫌いで(笑)えーっ、最後それ?マジさむいわーと、初めて鑑賞した時に思ったあの感覚を今でも忘れてないし、やはり、今回も、さっむ!!と思いました。サブイボレベル。
あれさへ無ければ、最高!やのにーと、残念ながら実写でも感じたのでしたチャンチャン。
ジブリ版の大ファンの私としては、やはり、作品の続きは人それぞれに描いているだろうから、勝手に誰かの続きのアイディアを、作品にはしないほうがいいなと思いました。
聖司くんも、雫ちゃんも、いつまでも私の中では中学生のままでいてもらいたいな。←勝手にそうします。
キツい
おそらくジブリの「耳をすませば」を俺は見てない。なので、ほぼほぼ初めましてな状態だ。
で、結構、衝撃的だった。
物語に矛盾があるわけではなく、現実と矛盾があるように感じた。コレはいったいどこの世界の話なんだろうかと…。
物語としては純愛モノなんだろう。主人公2人は一途な愛を貫き、10年の遠距離恋愛を経て結ばれる。
一回も会わなかったのだろうか?そのあたりに言及はしていないのだけど、どうにも雫を見ていると、10年間一度も会っていないように見える。
イタリアと日本なので、それなりに距離は遠い。高校やら就職を経て会えない事に慣れたのかしら…?自分達の夢に辿り着くまで会わないと決めたようではなさそうだ。聖司が持つ2人の写真にも、成長した雫と写っている写真はなかった様に思う。
…そんな状態で10年もの時を過ごせるのだろうか?
恋愛譚でありながら、恋愛の源泉を無視してるかのようで、とてつもなく居心地が悪い。
たしかに、それなりの頻度で会えていたならば、この物語は成り立たなかったのかもしれないが。
そのせいなのか、なんなのか、エラく限定された空間の中で物語は紡がれていった。
松坂氏は流石であった。
チェロを弾きこなし、流暢に英語を扱う。彼が聖司である事になんら疑問は持たないのだけれど…まぁ、清野さん程描かれてもないのだけれど。
違和感が残るのは雫だった。
なんか搾り出してるような感じが凄くする。
ただ、コレは清野さんが原因な訳ではなく「雫」の設定に問題があったように思う。
アレを「ピュア」ってカテゴライズしていいのだろうか?なんかその対極に位置するような気がする。
聖司がラストに送ってきた手紙も非常に不可解だ。
彼の演奏会を見たのかどうかも分からない。
別れを告げたかどうかも描かれていない。
おそらく告げてないんじゃないかと推察する。
でも、有給まで取って現地1泊2日はないんじゃないかと思う。あのまま会わずに帰ったのなら、あんな手紙の内容にはならないだろうし、別れを告げていてもならないと思う。じゃあ帰国するまでの数日は一緒に過ごしたのだろう?その間の雫の違和感に気付かないような聖司じゃないように思う。
まるで、何一つ変化も進歩もないような内容で…一旦はお互い逢瀬を意識したはずなのに、落葉が風にさらわれたかのように消えてなくなってたりする。
もう、物語のそっち方面の起点が隠蔽されてるような感触だ。なんなんだ?文部省はSEXが悪とでも言ったのか?どこへの忖度なんだ?コンビニからエロ本が無くなっても思春期の情欲はなくならないぞ?
体裁を整えて本質は見ないフリか?ありもしない温室を作って満足か?
…話が逸れたが、これも矛盾に感じる一つだ。
アニメは見てないけれど、学生時代の描写はアニメを模倣してるかのようだった。
「アニメを実写で再現する」ならば高得点なのかもしれないけれど、アニメの演出は、やはりアニメだから成立するのだと思える。雫の子役の芝居は、なんか手本があるかのようで…達者なだけに気味悪かった。
彼女自身は素敵な才能を有してはいるし、前向きにこの役に臨んだのだと思うのだけれど、アレは役者には残酷だと思われる。
こう言っちゃあなんだが、清野さんはこの役の第一候補ではなかったんじゃないかと漠然と思う。
何を提示したかったのだろうか?この現代に、この物語を持ってきて、一体何を語りたかったのか?
夢を持つ事の意義?
純愛?
「耳をすませば」の後を描く事によって、何を問いかけたかったんだろうか?
何にせよ、不可解な人物像から発せられるモノは砂上の楼閣にしか思えない。
海外ロケとか時代考証とかしっかりやってはくれてたのだが…根本が受け入れられなかった。
ジブリ版「耳をすませば」からすると全くの蛇足に思える。
ジブリ版のファンです。本来の公開日からこの日を待ち焦がれ、満を持し...
ジブリ版のファンです。本来の公開日からこの日を待ち焦がれ、満を持して映画館に足を運びました。
個人的に大満足の内容でした。中学生時代に約束しあった互いの夢と2人の結婚、それぞれに言及していた点で、ジブリ版で空想の余地があった部分の答え合わせができたのではないでしょうか。またキャスティングに非常に満足しています。特に中学時代の回想シーンは雫たちがアニメの中から飛び出してきたようにさえ感じました。ルックスはもちろん、セリフの抑揚や間の取り方、カメラワークまでかなり忠実に再現されています。
しかし、イタリアで現地人とのいざこざをどう解決したのか、別れからプロポーズまで雫の感情の変化があまりに単純じゃないかなどと、疑問が残る点もありました。物語の最初の読者がおじいさんではなくなっていたことも残念でした。あとはやっぱりバイオリン職人のままがよかったかな。でもオーケストラで高音を担当するバイオリンから中音〜低音を担当するチェロに変更されていたことで、大人になるにつれ色々なことを経験し人生に深みが増している状態を示していたのかな、、、なんて思ったりもしました。考えすぎですね笑
なぜ「カントリーロード」ではないのか。ジブリ版は雫が恋愛を通して自分の夢を見つけていく過程であるのに対して、実写版はその夢や恋がうまく進んでおらずイマイチ自分の心に素直になれていない状態が描かれています。そこに「翼をください」をタイトル曲にすることで、彼らが生活の中で感じていた呪縛を翼が解いてくれる、その存在はお互いであると意味が込められていると解釈しました。
各シーンのセリフを覚えてしまうほど見ていたため、雫たちの「その後」が知れて大満足です。
箱庭感
まとまっていて悪くはないですが、映像もストーリーもこじんまりとした箱庭感。空撮はあるけど、舞台が概ね狭い部屋ばかり。編集部も4人だけだし。練ればもっともっと面白くなりそうな気がしてしまった。
アニメを下敷きにしているのかしていないのか曖昧なのは困ったが、エンドロールにジブリの文字はひっそりとあった。このひっそり感が実態なんだろう。
ところで主題歌、杏なんだけど、オリジナルを使わないんならもう清野菜名でよかったんじゃない?
ジブリの呪縛
ジブリの呪縛を強く感じた。
先に断っておくとジブリのアニメ版を観たことはない、又原作の漫画も読んだことはない。
そんな僕でも「なんかジブリっぽいなぁ」と感じた
それを特に強く感じたのが子役さんの演技。
正直子役さんの演技以外はそんなにジブリは感じなかった、というか上手いこと俳優さんが演技の中に落とし込んでるなと思った。
完全にジブリにはならず、リアルな演技との上手い塩梅を見事に表現していらっしゃった。
そのレベルを子役さんに求めるのは酷というものだが、ならば無理にジブリに寄せすぎない方が良かったのでは。
とはいえストーリー自体はよく纏まっていて良かった。
特に終盤の松坂桃李の破壊力がヤバすぎた。
なんで松坂桃李さんってあんなイケメンなんですか?()
この終盤のシーンでそれまでのジブリっぽさ云々がどうでも良くなった。
翼をくださいを歌うシーンはチェロの音の心地よさも相まって素晴らしかった。
続編としてはあり寄りの普通だが…
むかしアニメは観たけど、原作は読んでない。実写だしジブリアニメとしての正統続編ではないので、アニメと設定や世界観は多少違ってもしょうがないのかなとは思う。
最後は10年の恋を実らせてのハッピーエンドということで、まぁ順当な流れかと。
しかし個人的にはこの時の雫の耳をすますべきは自分の心の声、聖司を本当に好きなのか、それとも夢をとるのか、そして今後どうしたいのかということだと思うので、10年間遠距離で付き合ってるという設定にしては疎遠すぎな気もするし、ずっと夢に縛られてるのはちょっと違うかなと思った。夢は別にその時々で形を変えても何ら問題ない気もするので、10年後の2人の設定としては耳をすます当人たちの心の声のベクトルがちょっと前作を引きずりすぎたのかなと思った。
なので、できれば変に別の仕事や遠距離恋愛設定を持ち込むよりも、聖司や雫が夢や相手とどう向き合うのかをしっかりと伝えた方がこの年代の話としては良かったのかなと思った。
そこらへんがちょっと雑な描写で他の事を入れすぎた為にぼやけてしまったのは少し残念だったかな。
なのでストーリーとしては卒業してイタリアに行ってから手紙のやり取りはあるけど、付き合ってるという訳ではない2人が、10年間それぞれの生活を続けていて、夢を諦めかけたり、挫折したり、お互い誰かと付き合って何となく別れたりして普通の20代を送っていたが、そんな折10年後またあの地球館で2人が出会い、お互いの昔の話や今の現状、夢などを語るうちに昔の想いが蘇ってきて、お互いに惹かれていき、でも聖司はイタリアにまた帰らないといけない、雫は夢を掴めそうなど順調になりかけてきたけど、自分の心の声に耳をすまして、、そして2人はどういう決断をしたのか。みたいな話の方が良かった気がする。
まぁ監督や脚本家によって内容は変わるんだろうけど、20代の耳をすませばを、やっても面白かったのかと思った。
直前にアニメ「耳をすませば」見ないほうがよかったかな
アニメ作品の方を見た直後に鑑賞してしまったのがよくなかったのか、
シーン・セリフの改変がありなかなか
入り込めず、
前半は見ていても退屈で、
後半はわかりやすく恋愛的なオチがあり
まぁ涙にはなるけども。
過去回想シーンは改変があり
違和感ばかり。
風景をまったく同じように見せるロケーションは
なかなか見つからず、使えずで
難しかったのだと思いますが
「耳をすませば」のいいところは
細かな風景の描写だと個人的には
思うので
それを再現しきるのは難しかったのかなと。
実写には実写としての感動が。
アニメ版を忠実に再現されている場面には感動しました。特に杉村くんの告白シーン、自転車で坂道を登るシーンが!!
アニメ版ではカントリーロードでしたが、実写は翼をください…ガッカリしていましたが、それを払拭させる歌唱シーンは感動しました。
実写版でガッカリする作品も多いと言われます。
個人的には好きなシーンを残し、かつ、素敵な新しいエピソードを追加して好きな作品に仕上げて下さりました。
優しい時間が流れてますね。
アニメの印象的な場面も使いながら、社会人になって、自分の目指す方向に迷う雫の姿が余計に切なくなりますね。離れている聖司君との、すれ違いも温かく見守りたくなる、
成長しない大きくなった杉村が場を読まない発言に微笑ましくなりますね。
見失った夢を探す物語
10年後の雫は出版社で働きながらも、作家と向き合えず、自分の気持ちを押し殺して、自分の思っていることが言えなくなっている。
最初の頃はそうではなかったけど、なぜそうなったのかなあとは思ってしまった。
また、カントリーロードを期待してしまっただけに、「翼をください」なの?とちょっとがっかり。
でも映画の内容とは合っていて、好きな曲でもあるので、編曲もよかった。
中学生時代の二人は、初々しい。すこし演技に不自然さというか無理さはあるかな。そこが少女まんがっぽくはあります。今だとあんなことしないし言わないんだろうなー。スマホとかない時代だからこそ何感じかな。
それはなんか懐かしかった。
中学時代と今の自分が交差して、思い出しながら元々の自分を取り戻していこうとする。ジブリにあったような猫ムーンが電車に乗るシーンとか、リアルで見るとまた可愛いです。
イタリアまで聖司に会いに行って、ガールフレンドと仲良さげなところ見ても、そこは何も言わないのね。
そこで思ってること言った方が、この映画の内容には合ってた気がする。2日目の広場でのコンサートもどうだったのか気になる。結局聞いてないの?帰っちゃったの?一方的に別れを告げたの?
何も描かれてないから、物足りない。
聖司のバイオリンに雫が歌うところは良かったんだけどなあ。
聖司が、街の中で奏でる音楽がとてもよかった。
一人、また一人と参加して楽しく演奏するのを聴いて涙が出ました。
ラストは、オープニングと同じシーンになって、太陽に照らされる二人の影がとても綺麗!
そーくる?とは思ったけど、まあ10年だもんなあ。
そう考えるとありか。
でも純愛な感じでほのぼのしました。
芸術は心の栄養だなーと改めて感じました。
純粋なラブストーリー
ジブリ作品の後日談を実写化、ということで若干不安でしたが、とても良かったです。
内容はアニメと被っているところが多かったですが、うまく再現されていたと思います。アニメの内容を覚えている人は少し退屈かもしれませんが。結末も予想の範囲内で安心して観れました!
他の方もレビューしているように、アニメでは「カントリー・ロード」今回の実写映画では「翼をください」がテーマ曲になっています。今回は十年後の二人を描き、現実と夢の間を葛藤する様子を中心にしていたので、「翼をください」はすごく合っていたと思います!
ただ、「カントリー・ロード」も聞きたかったので、過去回想編は「カントリー・ロード」を流しても良かったのでは?と思いました。
全体的にアニメをよく再現していたし、爽やかなラブストーリーだったので胸焼けせずに観れました。
音楽も良いので、映画館で観る価値ありです!
雫と聖司の愚直でピュアな恋と夢追いの物語
本作は、スタジオジブリの名作アニメ「耳をすませば」の主人公2人の10年後を主軸に描いた作品である。物語はアニメ版で描かれた中学校時代と10年後を往復しながら進んでいく。アニメ版未見でも十分理解できるストーリー展開になっている。遠距離恋愛中であり、共に夢に挑んで懸命に生きる主人公2人の姿を通して、人を想うこと、夢を追いかけることの大切さが心に響く佳作である。
本作の主人公は月島雫(清野奈菜)と天沢聖司(松坂桃李)。舞台は、中学校時代、互いの夢を目指し10年後の再会を誓った二人の10年後の1998年。聖司はイタリアに渡りチェロ奏者として着実に成長していた。一方、雫は、出版社に就職し編集者として悪戦苦闘しながらも、コンクールに挑んでいたが落選の連続で、夢を追いかけること、聖司との関係にも迷っていた。迷いを断ち切るため、雫は意を決しイタリアにいる聖司に会いに行く・・・。
雫の中学時代を演じる安原琉那の映画初出演とは思えない演技が光る。本への憧れ、聖司への想い、女友達との恋バナなど、瑞々しくストレートで外連味の無い感情表現でリアルな雫を好演じでいる。青春真っ只中という感じがして心地よい。今後の出演作に期待したい。
夢を追いかけることは素晴らしいと謂われるが、現実は厳しい。雫は、作家になる為にコンクールに挑み続けるが結果は出ない。中学校時代、夢に挑んでいた時の心の音も聞こえなくなっていた。雫と再会した聖司も心の音が聞こえないと吐露する。順調に夢を追いかけているかにみえた聖司にも迷いがあることが分かる。
聖司は帰国し、雫に自分の想いを素直にぶつける。雫もそれに素直に応える。聖司も雫も迷いが消え、本当の自分を取り戻す。そして、再び夢と恋を追いかけていく。
名曲・翼をくださいが効果的に挿入され作品に青春の風を吹き込んでいる。本作は、雫と聖司の愚直でピュアな恋と夢追いの再生物語である。観終わって、清々しい気持になる佳作である。
はごろもフーズは恋の音
焼き直しではなく“その後”を描くということで、あらすじのみ確認して鑑賞。
漫画もアニメも見てないので、先入観ほぼナシです。
オープニングで大の大人が、屋外で、大声で歌い始めたときは嫌な予感がしましたが、杞憂でした。
10年後を中心としつつ、原作部も補完しているのに、2時間程度で綺麗にまとまっています。
現在と過去が交錯し、4人で『翼をください』を奏でるシーンはとても良かった。
そしてその後の松坂桃李の笑顔が、「楽しむことを思い出した」ということを台詞以上に表していて極上。
表情といえば、内容に対して顔立ちが大人っぽいかと思っていた清野菜名も、表情芝居が素晴らしく、途中から気にならなくなった。
気になる点としては以下の3点。
・わざとだとは思うが、中学時代の雫の演技がアニメ的過ぎて違和感
・手紙と電話だけで、15〜25歳という青春時代を一途かつプラトニックにというのは。。
ジブリの続きで生々しいのもアレですが、サスガに無理がある
・杏の歌自体は良いのだが、エンディングとしては整合性に欠ける。
アレンジを変えて2人の雫でリフレインさせてくれた方がスッキリ終われた。
サラの件が取ってつけた感もあって、その後ぶん投げてたりもするけど、普通に会話してたから綺麗に振ったのでしょう。
イタリアの街角でセッションするシーンで終わってもよかったが、あのラストは欠かせませんでしたね。
予告で絶対にみてみよう!と思って鑑賞。でも…
鑑賞後…すいません私は正直消化不良でした。
んー、なんだろう。月島雫…中学生の頃の月島雫…。
ごめんなさい。どうしても演技がオーバー過ぎて観てて疲れたというか、感情移入出来ませんでした。
原作も何度も読んだし、もちろんジブリ映画も何回か鑑賞。今回の10年後設定。ストーリーは良かったと思います。あと最後まで雫はずーっと赤い服、赤いコート、ワンピース。ちょっと気になりました。イタリアにも赤いコートなんだぁ…って。これは月島雫のイメージが監督さん的には赤だからなのかな?
バロンはよく出来てましたね!普通にお店にあったら多分買いたくなるくらい精巧に作られている感じが良かったです。そのまんま原作、ジブリ映画から出てきたみたいでした。
翼をください…が、暫く頭の中でリピートしてました。最後の最後で杏さん!という驚きが…。なんでなんだ?とにかく驚いてしまいました。でも私はやっぱりカントリーロードが良いなぁ。
観た感想は人それぞれだし、私が今回期待しすぎたのかもしれない。
時間を交互に織り交ぜてのラブストーリー。2人で夢を追い近づいていく...
時間を交互に織り交ぜてのラブストーリー。2人で夢を追い近づいていく中で自分を見つめ直していく。
時折、映される雫の色が変化していくことも面白い。
全体を通しての起伏は少なくエンディングまで流れており安心して見える。
外国風景も多いが、多分に「日本らしさ」を感じた映画でした。
「翼をください」のアレンジに疑問!
ジブリの「耳をすませば」のファンで、キャストも好きな俳優陣なので、実写版を楽しみにして初日に見に行きました。
見終わった後、"期待はずれ"だったので、とぼとぼと家に帰りました。
やはりジブリ越えは難しいのですね…(ため息)
1番がっかりしたのは、「カントリーロード」のアレンジに比べ「翼をください」のアレンジが聞き辛かったことです。
正確に言うと「翼をください」の雫の歌唱パートのアレンジは「絶対アカン!」ヤツだったということです。
中学校の合唱コンクールでの曲目を聖司くんが自分でアレンジした、とのことでしたが…。
清野菜名さんが歌い出した途端、座席からずり落ちそうになりました。
あの歌詞のぶつ切りっぷりは、何なのでしょう??チェロの前奏は良い感じだったのに!!
清野菜名さんの歌がド下手に聞こえるアレンジはどうにかならなかったのでしょうか?
もし杏さんが歌ったアレンジなら、もう少し上手く聞こえる気がします。
あの歌詞の載せ方では、私には、普通より下手に聞こえました。(個人の意見です。)
この歌を歌った中学生の雫に、聖司くんが恋するだろうか?と疑問に思いました。
あのアレンジだけは、めちゃくちゃショックでした。
しかも何度も歌うし〜!(悲鳴)
聖司くんがイタリアの路地で、楽器のみでセッションした「翼をください」が1番聞き応えがありました。
「清野菜名さん、歌ヘタに聞こえる。。。主人公なのに!残念…。」って感じです。
エンドロールで杏さんが歌った「翼をください」の歌は、淡々としていましたが、普通のアレンジなので、良く聞こえました。
なぜ、歌詞ぶつ切りのアレンジを主人公に歌わせたのか?
全然納得できません。
なので、星3つです。
これだけ素敵なキャストが出てるのに、""耳をすませば、残念"だなんて、本当に悲し過ぎます。
中学生パートと10年後の大人パートが半々くらいに展開したのは、だいぶ驚きました。
アニメ映画を見ていない人にも雫と聖司くんの関係が良くわかるようにする意図は理解出来ます。
でも中学生時代の雫の演技は、アニメより大げさな演技だったので、雫だけ浮いているように感じました。
1番気に入ったところは、山田裕貴さんと内田理央さんの杉村と夕子のシーンです。
とても良い雰囲気で描かれていてずっと見ていたかったです。
他の気に入ったところは、田中圭さん演じる笑わない児童書作家がいい味を出していた点と、中学生時代の杉村役の俳優さんが、山田裕貴さんに目元の雰囲気が似ていて演技も自然だった点です。
W主演の清野菜名さんと、松坂桃李さんも好きな俳優さんですが、
10年後の雫が「長いものに巻かれろ。」という大人になっていたり、イタリア女性との三角関係状態になっても、すぐに雫に会って誤解を解かない聖司くんの態度は、気になりました。
手紙じゃなく、すぐに電話して欲しかったです。当時でも国際電話はあったので。これは脚本の問題ですね。
10年後の雫と聖司くんのシーンが、あまり描かれていなかったのも残念。
バロンはジブリほど活躍しないし。
最後は思い出の場所でのプロポーズで締めくくるなんて、おとぎ話や少女漫画のラストのよう。
"原作は少女漫画だから…"、と言われればそれまでですが。
あまりにもありきたりなラストで、物足りなさを感じました。
アニメ映画に比べると、感情の描き方が散漫で、盛り上がりに欠ける作品だと思いました。
雫の作家デビューまで本編中で描かれていたら、盛り上がったのかも。。。
だいぶ辛口のレビューになりましたが、"もっと10年後の雫と聖司くんの暮らしの続きが見てみたかった〜!"と叫んで終わります。
全55件中、21~40件目を表示