「志の低い最悪の実写化作品・令和最新版」耳をすませば びたーさんの映画レビュー(感想・評価)
志の低い最悪の実写化作品・令和最新版
本当に酷かったです。
演出、脚本、撮影、映画における全てが腐っていました。
まずは冒頭のアカペラの翼をください。
主演の方の歌唱力の問題で、これが良いシーンにはとても思えない。
同じ映画内で、この歌がエンドロール合わせると3回。くどい。
杏さんが歌う最後のバージョン、なんで杏さんが歌ってるんですかね?
その後続く、実家のシーンは全てのセリフが段取りにしか見えない素晴らしいシーン。
平川監督の演出力が光っていたと思います。
正直この時点で、この後2時間地獄が続くことを理解しました。
この映画の半分を占めてる子役パートは地獄です。
演技力、というよりかは演出が終わってるし、これOKテイク?ってシーンが何個もありました。
時間なかったのかな…
アニメの知ってるシーンを基本そのまま、アニメと実写のリアリティラインの違いを考えず、文字通り再現しちゃってるのもやばい。
「やなやつ!やなやつ!やなやつ!」
実写でやっちゃダメでしょう…
せいじのじいさんはクソの役にも立たないし
なぜかじいさんが楽器弾いてるシーンのせいじだけ別の子役だし
ピクスタあたりで買ったのかな?っていうこれまた3回挟まれる水滴CGは最後だけ黄色くなってて下品なものに見えちゃうし…
根本として、主人公2人が何に悩んでるのか、どこが成長したのか、が全く整理、描写されてなくて、この映画内で何度もわざとらしくでる言葉「物語」になっていないかと思います。
神社のシーン、後でアニメの方見直してみたんですけど、男の子に手をつかまれるシーンで、
この実写版は掴まれてるシーンを引きで長く撮ってて、完全に手を掴んでフリーズしてる2人っていう、違和感満載のシーンでしたが、
アニメは手の寄りとか、顔の寄りとかで、シーンとしての自然に見える工夫をしてましたね
>この映画の半分を占めてる子役パートは地獄です。
これにつきます!代弁してくださってありがとうございます。学芸会見ているようで痛かった…。
中学生に神社のシーンは、なんなんだかなと。