さんかく窓の外側は夜のレビュー・感想・評価
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3人の成長が見もの!
この映画では,岡田と志尊はお互いに教師のような関係で進んでいきます。霊については,本来よほどの執着がない限りほとんど成仏してしまいますので,現世に残るとしたら,相当なエネルギーが入ります。また,実際に生きている人間ほど,強く念じると叶うということからして,生きている人間の方が霊より怖いです。映画の途中で,北川が平手に呪われて呆気なく死んで仕舞います。ものすごい贅沢な使い方でした。平手の顔は普通で,10人並みかもしれませんが,なぜか侮れない魅力があり見入ってしまいます。この映画の柱は,やはり岡田の過去の呪いです。何十人も15年前に殺しています。それが,ラスト全部精算されます。平手もそうです。辛い過去を払拭し,普通の高校生に戻ります。志尊は自分に与えられた能力を忌避するのではなく,許すのです。そうやって,3人とも重い過去の呪縛を解きました。見終わった時,少しだけ爽快感が溢れました。誰かが言ったように,マイルドなホラー映画で,衝撃はあまりありませんが,志尊が前向きに生きていくようになって,救われる映画でした。
序盤はよいが…不完全燃焼
平手友梨奈さんの独立後初の出演作ということで期待して行きました。
俳優陣の演技は期待通り。主演二人の絡みに平手さんの凄み、滝藤さんの渋みが合わさって豊かなハーモニーが生まれ、その面では楽しんで鑑賞できました。
問題は脚本。
序盤はサスペンスホラーの雰囲気でテンポもよく、緊張感と期待感がぐっと高まり「お、これは良作の予感」と思いました。
しかし、中盤以降のオカルト的な展開は色々と説明不足で「?」がたくさん浮かび、そのため最終的な主人公たちのカタルシスにほとんど共感を得ることができませんでした。
致命的なのは、本作の核心的ギミックであるはずの「呪い」の仕組み、そして「呪い」と主人公たちの関係の描写がおざなりだったこと。
「呪い」にまつわる主人公たちの「過去(トラウマ)」を回想するシーンはそれぞれ丁寧に描かれていましたが、それらの先にある彼らの「現在(祈り)」についてはだいぶ扱いが小さいように思いました。
この点を主人公たちが共有するプロセスがないままクライマックスに行ってしまったせいで「感動の置いてけぼり」感がありました。(重要人物の"ヒウラエリカ"に至っては「いつの間にか仲間になってる!?」レベル)
ストーリー的にも「たまたま巻き添えを食った奥さんの呪いを解く」が作中最大のイベント(主人公たちの最大の敵)というのも不足気味です。
このように「物語」として重要な要素がいくつか抜け落ちているので、「物語」というより「出来事」レベルのお話になってしまっています。
世界観やキャラクターのポテンシャルは高い原作だと思うので、脚本と構成が残念でした。
つまらないにもほどがある
家族に見たいと言われてホラーとかミステリーとかそんなのを期待してみた本作、しょうもない映像作品を見せられた気分です。
一度の盛り上がりも見せずに終盤へ行き、最後は解決したかと見せかけて次回作につなげる気があるような変な気持ち悪い終わり方をする。上辺をなぞったような人物像が、演者がどこまでこの作品に本気だったのか、ライブビューイングの舞台挨拶でもあらわになったようにも感じました。
映画としても何を見せられているのか分からない、ただ人気のある俳優を起用すればなんとかなるだろうといった内容で、どこにもこだわりを感じられない平凡でつまらないカメラワークと、新しいようで存外しょぼい幽霊描写、ホラーなら視聴者の心理描写を映像に落とし込むような工夫くらいするだろうにこの作品では皆無。この監督は原作のストーリーラインをなぞるだけで、自分の中で映像を再構成するみたいなこともなんだろうなと感じました。(私は原作を読んだことはないですが、そう感じた)
なぜ三角はどう見ても異界な存在を醸し出しているものを眼鏡を外さないと幽霊であると確認できないんだろう、視聴者向けの演出ならばもっと見せ方はあるはず。目が悪いなら、他は人物はぼやけているのに幽霊だけはハッキリ映るとか。家族の意見は、幽霊はレンズ越しだと映らないんじゃないか、とか考察してたけど。違和感しか無い。そんなに嫌ならわざわざ眼鏡外してまで見なきゃいいでしょうに。
エリカはなぜ見つけられたがってたのに、半澤が見つけた時に自分でも制御しきれない呪いをかけてまで逃げたりしたのだろう。助かりたかったのに逃げる必要はないのでは?
クライマックスであろう、呪いの貯金箱の描写がただただしょぼい。ただ赤黒い毛糸が張り巡らされているだけの暗い部屋。もっと異質で異世界な空間を表現してほしかった。
滝藤さんがスクリーンに写っている時だけ映像が引き締まり、それ以外はなんとも微妙な映画でした。
すべてが面白かった。フィクションならではの丁寧に作られた世界観に感動した。
完璧にエンターテイメントなジャンル映画を観終わったという久しぶりの快感を得た。
「さんかく」の世界とは、安全地帯、自分や自分たちを守る場所、そこから外れるということは、危険な場所、隠したい過去、閉じ込めた思い出の意味なのだろう。
ただその外側が「夜」だとしても、その夜の闇に向き合おうとする主人公たちの物語。
というようにタイトルを解釈した。
主役の三人が素晴らしかった。
フィクションを成り立たせるための現実味を感じた。
自分の存在が世界から疎外されている感じが三者三様に感じられた。
志尊さんの三角くんの怯えの演技が良くて、幼少期から屈折して育ってしまった感じが素直に演じられていたと思う。
岡田さんの冷川さんは、世間とずれている奇人としての立ち居振る舞いが、良かった。あの敬語の感じが、後々ストーリーにつながってくるのは本当に驚いて感動してしまった。
後半に見せる弱さをさらす姿には前半とのギャップがあって繊細な演技をするんだなあと感心してしまった。
平手さんは、ベンチでの志尊さんとのやりとりがすごい良かった。
T1000が人間を見るような目つきしていたなあと。
あと母親を思い出すところとか、胸にぐっと来た。
世界観が提示されるオープニングが良かった。
最近の映画でオープニングがないものが多くて、寂しかったのだけれど、この映画はデビッド・フィンチャーの『セブン』のごとく、世界観がきっちり映像で構成されていたのを見て痺れてしまった。
しかも、歌詞が入っている、というのは勇気がいる判断だったろうが、世界観を損なうことなく、その世界観の深みを増すものとして使われていた。
むちゃくちゃかっこ良かった。
主題歌の女性の声と歌詞がこの映画の世界観をやさしく包んでくれるようでいて、ところどころ本編で主人公たちとの母親との関係が描かれるのだが、そうした母性の象徴として歌われる聖歌のようだった。
劇中の音楽は世界観を損なうことなく本当に適切な場所できっちりと映画に寄り添っていた。
不気味なシーン、残酷なシーンはもちろん、癒しのところでも、うるさくない音楽の使い方が素晴らしかった。画像の力を信じているような、映像と音楽の関係性がとても良かった。
名盤として後世に残るはず。
映像もとても美麗に仕上げられていて、全シーンの構図、配色、照明、美術、効果が美しくて、相当綿密に計画されて、職人さんたちがこだわり尽くして撮影されていたのではないかと思う。
雨の現場とか、最高だった。本当に『セブン』を超えてたと思う。
前半でたびたび見られるゴアな表現も、丁寧に描写されていることで、後々に描写される主人公たちの心の深い傷や葛藤や想いについて観客として感情を入りやすくさせている仕掛けになっていたのだろう。
つながり死体のチラ見せは、『羊たちの沈黙』のそれを思い出させる、丁度よい怖さだった。
編集も素晴らしかった。
繰り返される用水路の記憶、閉じ込めていた教団の記憶、この二つのシーンが素晴らしくて邦画の歴史に残ると思う。
それで主人公たち以外の俳優さんたちもすごい良かった。
滝藤賢一さんの刑事は、存在感が最高だった。
非浦英莉可とのやりとりのシーン、あそこだけ唯一この映画でクスっとできるユーモアの感じられたところだった。
冷川を疑いながらも見守っているような微妙な距離感が面白かった。
筒井道隆さんの登場には心底驚いた。
彼の丁寧口調の話し方をずーっと聞いて育ってきたことが、冷川の現在の話し方につながったことに気づいて、泣いてしまった。
内田慈さんの表情、素晴らしかった。。。
あの寂しそうな目が印象に残った。
『ピンカートンに会いにいく』で知ったのだが、もっと広く認知されてほしい。
マキタスポーツさんも良かった。
ほんと、普通の良き父親であろうとしているはずなのに、何かの拍子で壊れてしまったという背景を感じた。
和久井映美さんの最後の食卓のシーン、これは泣くしかない。
やさしさとか強さとか、息子を信じているという愛情の溢れるシーンだった。
パンフレットは外見も中身も完璧だった。
取材のやりとりとかプロダクションノートとか読みごたえがある。
パンフレットそのもののデザイン性も高くて、松竹宣伝部のこだわりに感動。
あと、死霊のデザインも良かった。
映画版『ほんとにあった怖い話』の体育館のエピソードを思い出した。
いやあ、、、あれ、ビデオでゆっくり見てもビビる、最高の嫌なやつだ。
三角くんがトラウマになるのは理解できる。
本作は作品の世界観を丁寧に創作するために、関わっていた人達のすべてが信頼関係を築き、ストーリに語られるようなつながりを大切にして、完成された美しい映画だと思う。
深くて、美しい映画。考えさせられる。
昨日観たのに、余韻に浸りながら映画の内容、メッセージを噛み締めていたら、感想を文字に起こすのにこんなに時間がかかってしまった。それくらい、深かった。美しかった。メッセージが胸に突き刺さり、いっぱい考えさせられる、そんな映画。
BGMや光、色づかい、編集がおしゃれでゾクゾクした!ずとまよの主題歌がどハマっていたのはもちろん、挿入されている他の音楽もスパイシーでおしゃれで、場面や人のイメージを象徴するように使い分けられる光や色におぉ〜っ!となり、途中途中で挿入されている万華鏡や蜘蛛の巣などの映像にもワクワクした!とにかく、至る所にセンスを感じてテンション上がりながら鑑賞した。
それから、配役がみんなピッタリだしキャストの皆さんの演技に感動、、!特に、志尊淳さんのハッと目覚めてから泣く演技、平手友梨奈さんの"信じているもの、一つ見つけた"とおどろおどろしく言うシーン、鳥肌が立った、、、!それから、滝藤賢一さんの、渋くてどこか色気のあるセリフの言い方が、この映画の雰囲気を引き立ててくれている感じがして良かった。
この映画を観て、考えさせられて、大切な友達や、自分と関わってくれる人たちを深く理解しようとする心、相手の気持ちに寄り添うということを大事に過ごしていきたいし、そんな自分でありたいと改めて思った。それから、決して言葉が持つ大きな力は忘れず、でも、自分が見て感じたこと、考えたことをもっと自分自身で尊重して、大切にしてあげたいとも思った。
とにかく、人との向き合い方であったりSNSとの付き合い方であったり、改めて自分と向き合って深く考えるきっかけになった。今、この時代に、このタイミングで観れてよかった。そう思う。
もう一度、映画館で観たい。
薄め
なんか悪くは無いんだけど、面白いと思うポイントもそんなになかったかな。
ドラマの前日譚を映画化しました、っていう感じ。
原作に続きがあるのかは知らないけど…
謎解き感もそんなないし、オカルト系だから何でもありのはずだけど、その部分もちょっと薄味。
しかし、北川景子は何であの使い方なんだろ。
何か見逃したかな?w
「さんかく窓の外側は夜」既に3回鑑賞致しました。この作品はキャスト...
「さんかく窓の外側は夜」既に3回鑑賞致しました。この作品はキャストの皆さんの演技力はもちろんながら、映像の美しさや後ろで流れる音楽にも魅力が詰まっていると思います!
個人的に、ずっと真夜中さんの「過眠」と共に流れるタイトルが出るまでのOP映像が、映画の世界観に惹き込まれる感じがして大好きです。
そして冷川の過去の回想シーン。周りの大人たちが呪いにかかり殺し合う狂気的な場面で流れるどこか優しくて柔らかい音楽、、。不思議な感覚でとても印象的でした。はじめは何か違和感のように思いましたが、回数を重ねて見ることで、この音楽には幼い冷川が縛りから解放された、自由になれた、そんな感情が表されているのかなと思うようになりました!
見る度に新しい角度からストーリーを楽しめ、言葉の持つ善悪の力について考えさせられるそんな作品でした。人が放つ言葉は、他人を傷つけることも、勇気づけることも、追い込むことも、救うこともできます。いろいろな言葉が飛び交う現代だからこそ響くものがありました!さんかく窓ファミリーの作りあげた作品がより多くの方に届くと嬉しいです!!
細部までこだわりがあります
主演の2人がとにかく美しかった。
ついつい見惚れてしまった。
映像、演出、音楽も
全てが美しかった。
貯金箱のシーン
ただのチェーンのようなものかと思えば
それは暴力的な言葉が連なったものだった。
セットや衣装の細部までこだわりを感じました。
言葉は時として暴力にもなれば、救いにもなる。
考えさせられる映画です。
また体感したくなります。
パンフレットみるとさらに楽しめます!
まだ物語の前半という感じ
コンセプトや雰囲気でそこそこ期待値高めで鑑賞しました。
ホラー要素はあるけど、ホラー苦手な人も普通に観れると思います。
物語は霊が見える三角と、霊が祓える冷川が出会って始まっていきます。
『運命』という言葉や『僕といれば霊が怖くなくなる』という言葉に、除霊業の助手として働くことになる三角。
しかし、冷川と過ごす中で彼の欠落している部分に気づいていきます。
そんな中で起こる不可解な事件、事件に関わっていると思われる謎の非浦英莉可という名前。
[誰がなんのために事件を起こしているのか?]
そんな疑問を頭に浮かべながら映画のストーリーを追っていきました。
映画を観終えた時に、私が思い浮かべた疑問は完全には解決しませんでした。
霊を怖がり自分を否定して逃げていたしまっていた三角が、逃げるのをやめ自分と向き合い始めた。
冷川は無くしていたものを取り戻し、三角との絆をきっかけに欠けていた人間性を埋めていけそうな予感が見え、登場人物たちの成長を感じた終わり方でしたが、事件解決という部分は正直納得のいくものではありませんでした。
事件の真相や、黒幕はどうなったのか?、非浦はその後どうなるのか?などなどたくさん疑問に思う部分があったのですが回答は見えませんでした。
スカッと事件解決!という感じではないので、モヤモヤしました。
原作を知らないので、原作の全部を映画化しているのか?途中までなのか?など詳しくは分かりませんが、ちょっと中途半端かなというのが正直な感想です。
続編があるのかな?
出演者は豪華で、滝藤賢一さんが良い味出してるなぁと思いました。
信じない力凄い!
皆さん安定の演技力でそこは満足!
個人的に呪いの演出が少し安っぽい気もしました。
でも表現するの難しい部分だろうしなぁ。
続編があって今回残した謎が解決するなら是非観たいです。
でも、今作を人に勧めるのはちょっと難しいかなぁ。
好きな題材だ!とか出演者が好き!って人には是非という感じです。
窓はどこですか?
TV局、新聞社、広告代理店とのコラボ無し。映画製作会社だけで作った、「これって、ある意味Independenceって言えるんじゃない?」な映画。正直、応援してるので、もっと頑張って欲しかったです。結構、良いタッチなんですけどねぇ。「来る」(中島哲也監督)くらいのクオリティや怖さ・イヤラシサは期待してたので、物足りなさ強いです。
貯金箱が外観的にも、ネタ的にも、ちょっとショボかったのが痛いし、人対人のやり取りのトロさ、演出に畳みかける感じが無くてダラダラした感じがしてしまったのが残念ポイント。
良かったところは、北川景子さんと桜井ユキさんの無駄遣いw
と言うか、「設定そのもの」だけかも。
何か、「とことん中途半端な点」と、「安く済みました!」な感じがして、普通なら「ダメだこりゃ」って言いたくなるような出来栄えなんですが、不思議と悪く無かったです。
ただし。
映画を観ながら「先読み」する癖のある方、先読み禁止っす。ここが最大の問題かも知れませんが、岡田将生さんの過去を詮索するシーンで、「いや、それは、ありがちなパターンとして、こーゆーことじゃないの?」って思ってしまうんですが、まんま、それ。捻れよ、ってのは思いました。
先読み禁止ですが、役者さんがA級じゃ無ければ、「結構頑張ったB級」って言える内容でした。
だからさ、褒めてる?けなしてる?
自分自身に聞いてるんだがw
まぁ、それくらい微妙だった。って事で。
ちなみにワタクシ、信じない力に自信ありなので、呪い耐性は完璧の様でw
続編に期待して…
映画館でのCMを繰り返しみて、
上映が待ち遠しかった!
視える男三角と祓える男冷川が、除霊という清掃をしていく中で、呪いの連鎖と思われる事件に関わり、自分達の真実を見つけていく物語。
元欅坂の子の不思議なチカラもあり、複雑に絡み合っていく……
観た感想は素直に面白かった。
視えていけないモノの表現だったり、祓った時の演出だったり。
呪われた状態の姿たるや、とても救急を呼べない。
が、呪いの貯金箱の表現は……。
もう少し良い表現方法があったのかなぁと、思った。
穢れの紐🧵が交差するのは、他にもありそうだし。
滝藤さん演じる、信じないチカラを持った刑事役が光っていた✨
北川景子演じる弁護士を含めた、
連続殺人事件が今後どう描かれるのか、
続編として映画化される事を期待したい!
そうじゃないと北川景子が出てきた意味がないからなぁ
持ってる人の孤独はノンフィクション
稀有な能力を持った人の孤独と孤独な者同士の絆をホラーサスペンスを用いて描きました、という作品。
絆を作品の中では運命と言っていたが、そこの描き方は漫画よりも強調されてこの作品のテーマとして着地点となっていた。
映像の色づかいが面白く、人間の黒、死者の白、宗教団体の紫、北川景子さんすなわち間もなく死ぬ人間の緑、呪いの黒、と彼岸と此岸でグラデーションしてるのかなーと鑑賞後に整理できました。
ホラーやサスペンスとしての印象はほぼなく、人間ドラマとして4にしました。
黒
と白の世界で始まり、違和感を覚えた。が、この作品の表現上色は要らないのかも?こう言うオカルト系の作品にありがちな強引な感じの終わらせ方に少しフラストレーションが溜まる感じではあった。次回作は有りかな?女優Kさんの使い方は勿体無いかも🙂。
何を伝えたいのか?
原作は未見のまま観賞
予告では心霊探偵ミステリーみたいなのを
想像してたんですが…
何を伝えたいのかさっぱりわからない
映画の中の部品部品に繋がりがなくバラバラな
まんまのものを見せられた気がしました
子供の頃から霊が見えるコンプレックスを抱える三角(みかど)
のその能力を見出し自分の仕事を手伝わせる冷川のもとへ
バラバラ殺人を追う刑事半澤が遺体の行方を捜す依頼をし
3人は事件を追うことになります
…が気が付くと呪いの話になっててなにがなんだか
どの方向に話を進めているのかわからなくなってきます
状況も展開も唐突でそれでいて興味を持てるほど
でもありません
三角の霊が見える能力もバイトしてる書店で急に
何の脈絡もなく出版関係で自殺した人の霊が
見えたりするのですが特に見えるって以外の
説明もありません
冷川の能力もよくわかりません
っていうか結局どういう仕事なのかもわかりません
半澤と冷川も面識があるのかないのか当初は
全く判りませんが突然関係を語るエピソードを
話し始めたり置いてけぼりのまんまです
北川景子が出て来たと思ったら10秒で死んだり
非浦エリカという女子高生が自分から
呪い殺してるのに知らん間に味方側になってたり
もうわけがわからんです
たぶん途中寝たと思います
原作は見てませんが
たぶん詰め込みすぎているんでしょうけど
ピックアップするとこもおかしいのか
すごく断片的になっており惹きこまれる
要素が無かったです
漫画を見ればわかるのかもしれませんが
見たくなるような気にはなりませんでした
そもそもタイトルもよくわからない
まあBLコミックらしいっちゃらしいんですけど
そっち方面においても中途半端な出来だった
気がします
緊急事態宣言の中時間作って観に行った
だけにガッカリな映画でした
キャスト完璧
・岡田将生想像以上の安定感 台詞の言い回しがとても上手い
・平手友梨奈台詞に違和感 「あなたが〜」「〜なの。」とか漫画特有の聞き馴染みない言い回しだったからかな 鎖巻かれて叫ぶところ好きだった 、北川景子とのシーンでの「ありがとうございます」→おまえは呪われて死ぬの表情切り替えに鳥肌
・北川景子がトラックに突っ込むところ、もう少しスタントマン似せてやればよかったのになあ 原作読んでたから補完出来たけど、後ろ姿全くの別人だったから誰?ってなった
・エキストラまで黒でこだわってるから、序盤スクランブル交差点にいたグレーの服の人がすごく気になってしまった
・三角みたいに小さい頃から色々見えてたら、小学生時代の回想、川のシーン以外にもトラウマあったんじゃないの、とは思ったな 色々詰め込みすぎないようにしたかったからなのかな
自分は原作よりテンポ感が良くて好きだった。
原作を読んでるお友達と映画見てきました。 正直、最初は、ホラーやサ...
原作を読んでるお友達と映画見てきました。
正直、最初は、ホラーやサスペンスとか苦手で本当怖がりで見れないかもって思っていて。
始まってから、ずっと心拍あがりっぱなしでドキドキドキドキで。
ホラーの怖さは、あまりなくてサスペンスの怖さが本当にダメな時あって半目にしたりしちゃいました。
怖い時と、ほっとする時の切り替えが心にスッーと落ちて安心したり。
ホラーだったりするのに、普段のよくあるような何気ない人間の日常が描かれていて、人の気持ちや心がストレートに響いてきました。
最初は、霊も真っ黒な怖さが強いのに、最後、三角さんが交差点で見た霊は白が多くて、三角さんが自分と向き合って歩いていく場面が心に残りました。
冷川さんも感情を感じるようになったり変化があって、まだまだ次回があれば観たい作品です!
霊の色を生きている人間と区別つけやすくモノクロにしていたり、お友達も映像とか撮り方がすごい良かったねって楽しかったと言っていました。
職場の同僚さんも観たがっているので、また観に行きます!
視たくない霊と過去との対峙
出演者と監督による舞台挨拶のライブ中継から鑑賞。志尊君のテンションがやけに高かったのですが、彼が岡田君と平手さんや監督さんに向けて書いた手紙が、なかなか感動もので、一番胸を打つ場面だったかも…。(笑)でもその内容からも、とても素敵な撮影現場であったことがうかがえた。
内容的にはホラー・ミステリー。『霊が視え男』と『霊かを祓える男』の除霊能力を持つ二人の男がタッグを組み、そこに、『霊を信じない男』として刑事が加わり、殺人事件の調査をする。そして、その能力によって知った恐ろしい呪いと共に、自分の忌まわしい過去とも対峙してく展開。
霊に対しても感情の起伏がなく、無機質な冷川役の岡田君に対して、霊を恐れ、デリケートで気弱な三角役の志尊君の好対照なキャラ設定。ストーリーは、三角サイドの内面を煽ることで、ホラーとしての恐怖を描いている。
ちょっと、志尊君と岡田君のボーイズ・ラブ的なムードもあり、ファンはドキドキするのかも…(笑)また、謎の高校生・非浦役の平手さんは、この役どころにピッタリのキャラ。そのままの地で演じていたのではないだろうか。
原作を未読のため、非浦と冷川、弁護士・慶子の役柄と宗教団体との関係性など、ちよっと端折りすぎて、よくわからなかったし、最後に壊した呪いの部屋はなんだったのか…?突っ込みたい部分があり残念。
ホラーにもサスペンスにもなりきれないB級くらいの何か
原作未読
タイトル通り、どっちつかずの中途半端作品でした
BLっぽい要素も盛り込んでた気がするけど何アレ不要じゃない?
ストーリー構成、キャラの立ち位置と言った重要な要素が定まらずグニャグニャしたまま続き、着地点もグニャグニャなまま終わる
滝藤賢一さんだけ安定した立ち位置で安心する
そんな印象です
設定も幾つか出てきますが、説明も回収もされないままなのが大半です
・北川景子が呪い殺された代議士周辺の連続不審死はどう着地したのか?(北川景子あれだけ?もったいない・・)
・平手友梨奈が所属していた宗教団体はどうなったのか?
・呪い返しの身代わり人形?用の死体を作った犯人と宗教団体との関係は?
・そもそも平手友梨奈はなぜ三角達の側についたのか?(動機がフワッとしてて曖昧な感じ)
・穢れの貯金箱とは何だったのか?
・穢れの貯金箱はなぜ壊れた?のか?
・最終的に呪いはどう解除されたのか?
・除霊等の能力と呪いの関係は?
続編があるなら別ですが、多少の説明は必要なのでは?
霊が視えるとか除霊できるとか、心霊ストーリーかと思いきや、いきなり呪いがどうのという・・
霊と呪いって同じ能力でいいんですかね?
オカルトという括りなら一緒なんでしょうけど
あと、最後の平手友梨奈の腕のくだり、ホラーっぽく締めようとしたんでしょうけど、それまでの話がホラーっぽくないので、正直言って余計な演出じゃないかと思いました
オカルト系腐女子の妄想爆発
ライブビューイングも含めて鑑賞しました。
クラスに1人はいたと思います、私幽霊見えちゃうの、なんて言ってしまうオカルト女
この作者はそれに加えて腐女子も併発しているため、普通の男性である私には観ていて色々ときつい作品になっています。
半澤以外の登場人物が(異能持ちであるからか)全くもって共感できない性格、思考パターンをしておりついていけず物語に入り込めません。
ラストシーンの志尊が岡田将生を救うシーンも絆がそれほど育まれている描写がなかったので は? という感じです。
自分のやりたいこと(オカルト&BL)を全部詰め込み、無理やり辻褄を合わせた感がすごいです。
ずとまよの音楽が良かったので1.5評価です。
全85件中、61~80件目を表示