「視たくない霊と過去との対峙」さんかく窓の外側は夜 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
視たくない霊と過去との対峙
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出演者と監督による舞台挨拶のライブ中継から鑑賞。志尊君のテンションがやけに高かったのですが、彼が岡田君と平手さんや監督さんに向けて書いた手紙が、なかなか感動もので、一番胸を打つ場面だったかも…。(笑)でもその内容からも、とても素敵な撮影現場であったことがうかがえた。
内容的にはホラー・ミステリー。『霊が視え男』と『霊かを祓える男』の除霊能力を持つ二人の男がタッグを組み、そこに、『霊を信じない男』として刑事が加わり、殺人事件の調査をする。そして、その能力によって知った恐ろしい呪いと共に、自分の忌まわしい過去とも対峙してく展開。
霊に対しても感情の起伏がなく、無機質な冷川役の岡田君に対して、霊を恐れ、デリケートで気弱な三角役の志尊君の好対照なキャラ設定。ストーリーは、三角サイドの内面を煽ることで、ホラーとしての恐怖を描いている。
ちょっと、志尊君と岡田君のボーイズ・ラブ的なムードもあり、ファンはドキドキするのかも…(笑)また、謎の高校生・非浦役の平手さんは、この役どころにピッタリのキャラ。そのままの地で演じていたのではないだろうか。
原作を未読のため、非浦と冷川、弁護士・慶子の役柄と宗教団体との関係性など、ちよっと端折りすぎて、よくわからなかったし、最後に壊した呪いの部屋はなんだったのか…?突っ込みたい部分があり残念。
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