劇場公開日 2020年11月20日

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泣く子はいねぇがのレビュー・感想・評価

全96件中、61~80件目を表示

3.0・・・・

2020年11月23日
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鑑賞方法:映画館

この主人公
私には身勝手で感受性の弱い、薄っぺらい男に見えました。
ヘラヘラと軟弱にかわすような生き方には1ミリも共感できない。
ただ、人生100年時代を向かえ、心がなかなか自立しない人間も日本は増えてきたんだろう。こういう映画もあって然るべしかな。

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ちゆう

2.5因習とか男と女とか冷たい世の中とか─

2020年11月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

なまはげって昔から嫌いだったし、何で嫌いだったのか、再確認できたような気がする。そのイヤーな感じをずっと引きずりながら、堪えながらの観賞だったかなーと…
面白いとかいいとかいうものではなかったので、とても辛いものでした。
決して酷いとかつまらんポイッとかなる作品ではなかったけれど、集中すればするほどメンタルがやられる気がします。
音楽とかその響き方は良かったけれど、細かな演出─サプライズ崩壊とかおにぎりとか白クマとかビキニとか─が嫌でした。
なまはげを題材にああいった形で描くことは、凄いと思うところがあったので、非常に残念に思えてしまいました。独りよがりな愛だけしか見えず・・・でもそれが現実それがお前だと暴かれて逃げ出したくなっただけなのかもしれません。

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SH

4.0いつもの仲野太賀でした。

2020年11月22日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

生きちゃったに続き、やはり本当のお父さんにはなれない彼。そろそろ、違う仲野太賀みたいもんですな。

でも、彼の泣きの演技はやっぱりすごいです。
保育園のお遊戯会、自分の子供なんだからわかるっしょぐらいの気持ちできっと行ったんだろうね。全然わからなかったの、自分の娘がどの子か…切ないし、情けないし、打ちのめされたんだね。

吉岡里帆さんは私はドラマしか見てなくて、見えない目撃者、観ないとダメだわって思いました。母親は強しだね。車の中でのたすくとの対峙のシーン、「キミ」って言葉ときっぱりとたすくを切り捨てた台詞、そして何よりあの鋭い眼力にすべての決意が表れてました。

男鹿にも東京にもこんな中途半端に生きてる奴に居場所なんてあるわけないよな。でもさ、失ってみて初めて、こんなに大切なモノだったってわかるんだよ。気付いた時はもう時すでに遅しだけどね。

それでもたすくは自分の娘の顔を1度でも見たかった。それしか方法がなかったんだ。それを許してくれた彼女に感謝だね。それでちゃんとわかったよね、キミはお父さんじゃないっこと。

ただ希望としては、この事あって、彼ちゃんと意識変わって、地道に目的持って働いて、真面目に生きてほしいなと思うけど、そう思えない、しっかりして太賀!(たすくじゃなくて)って思ってしまいました。

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さくらん

4.5なんなんだこの映画は

2020年11月22日
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吉岡里帆さんのファンなので、見てきました。
皆さんがレビューされてるとおり、素晴らしい映画です。
特にラストシーンは最高です。涙が止まりません。
僕が言うのもってなんなんですが、吉岡里帆さんの演技が素晴らしかったです。今までの舞台っぽさもなく凄く自然な演技で本当によかったです。
昔は作品に恵まれないって思ってましたが、最近は良い作品に巡りあえてる気がして、ファンとしても凄く嬉しいです。
吉岡ファンとしては、佐藤監督のような才能のある監督の作品にどんどん出演してほしいです。

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ともちゃん

3.5吉岡里帆の新境地

2020年11月22日
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鑑賞方法:映画館

 仲野大賀は前作の「生きちゃった」に続く情けない男の役だ。よほどこういう役が合っているのだろう。主人公たすくは、これといった取り柄がなく、気が弱くて人に合わせて流されるままに生きている。世界や人生について自分で考えるということをしないから世界観も人生観もなく、生き方にも行動にも一貫性がない。普通なら結婚などできるはずのない男だが、何を間違ったのか、ことねと結婚して子供が生まれたところから映画がはじまる。

 吉岡里帆は昨年(2019年)の9月に鑑賞した映画「見えない目撃者」の演技がとてもよかったので、今年の1月に東京芸術劇場での舞台「FORTUNE」を観に行った。森田剛や田畑智子、それに根岸季衣や鶴見辰吾などの芸達者を相手に堂々とした演技をしていて、カップ麺のCMの可愛らしいキャラクターの対極にあるような複雑な役柄をこなせることがわかった。
 本作品ではとことん馬鹿なたすくとうっかり結婚して子供までできてしまった人生に、心からうんざりして悶々とする若い母親ことねを好演。後悔というか怒りというか、どうしようもない感情がもろに伝わってきて、たすくでなくても立ち尽くす以外にない。逃げ出したいたすくは突拍子もない行動に出てしまう。

 たすくのような若者は少なくないと思う。「何も考えていないでしょ」とことねから指摘されるまでもなく、そもそも考える習慣がない。その上、責任を引き受ける覚悟がない。何かあると逃げ出すし、知らんぷりをする。そのくせ自分のやりたいことは主張する。
 人間は道具と違って、目的がなくこの世に生み出される。地元に縛られる必要はないし、国家に役立つ人間になる必要もない。たすくの中にはそういうアウトローのような部分があって、自分でもわからないまま地元社会のパラダイムから逸脱していく。夫や父親といった、社会が求める役を演じたくないのだ。地元の文化そのものであった父親から逃げ出したい気持ちもあっただろう。そこにことねからの最後通牒を突きつけられたら、突拍子もない行動に出たのも頷ける。

 その後の長い漂流のあと、漸くたすくは悟るのだ。故郷に自分のいる場所はない。東京にもない。どこへ行くのかわからないが、どこかへ行く。自分の居場所は自分で決める。せめて娘には別れの挨拶が言いたい。出禁の自分が娘に挨拶する方法はひとつだけだ。地元の文化を使わせてもらう。このあたりは仲野大賀の渾身の演技である。
 必死に叫ぶたすくを迎えることねの表情がいい。台詞なしのこのシーンを吉岡里帆は顔だけで見事に表現してみせた。何かを覚悟したたすくの気持ちを推し量り、今夜だけは娘に挨拶するのを許してやる。別れた夫に対する最後の優しさだ。それまでブスにしか見えなかったことねがこのときはやけにきれいに見える。吉岡里帆の新境地である。
 地元社会のパラダイムを代表した柳葉敏郎、地元社会を少しだけはみ出し加減に生きる器用な若者を演じた寛一郎、息子を無条件に受け入れる母の余貴美子、真面目で寛容な兄の山中崇の脇役陣がとてもよかった。
 仲野大賀は本作品でも「生きちゃった」でも妻に捨てられて未練たらたらという情けない夫を演じている。どちらも無表情のシーンが多かった。人間は困難に直面すると無表情になるから、仲野大賀の無表情の演技は正解だ。しかし表情を読み取れないために、観客は想像力をフルに動員しなければ作品を理解できない。映画はエンタテインメントだから、もう少しだけ観客にもわかるような演出がよかったかもしれない。

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耶馬英彦

3.0男鹿で男鹿ぶりこ

2020年11月22日
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悲しい

男鹿半島で暮らす娘が産まれて直ぐの若いパパが、大晦日のなまはげに参加し、酔って全裸で町中を疾走したうえ、それがTVで流されてしまい巻き起こる話。

娘の出生届を提出した大晦日、嫁から大人として未熟な様子を指摘されると共に、そろそろ限界と告げられる主人公。
そんな中、人手が足りない、と飲まないことを約束しなまはげに参加して、と展開していく。

それまでの経緯をみせるところはないけれど、普段からちゃんとしていないであろうことは在り在り。

そして2年後、離婚して独り東京で暮らす主人公だけど、しっかりした仕事をしている様子は読み取れず、そして秋田へ戻り…。

そこから明確にこうでしたと示すところはないけれど、絶妙に色々みえて来る、子ども染みた感じに言い訳染みた感じ、と一人だけ時間が止まっている様な、甘えている様な成長の無さ。
東京に出るにしても何一つスジを通した感じはなく、正に兄貴の指摘の通りなんだろうな…と。

成長したけど時遅くという物語ではないものの、最後は少しだけ、子どもに対する思いと意地とがみえて、ちょっと胸が熱くなった。
これが成長の兆しだったら良いのだけどな…とクズ野郎ではないもののダメなヤツという哀しさばかりが残った。

余談ですが、アゴゲンの茶羽根もびっくりな太賀のプリケツはお見事!

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Bacchus

3.5仲野太賀と吉岡里帆の眼の演技

2020年11月22日
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たすくは何をやってもヘマをする、タイミングが悪い、見ていてイラっとするタイプ。私もだらしない側ですが、この男には共感したくないです。
たすくの、ヘラヘラしている割に肝心の事は言わない、あるいはうまく言えない感じが秋田の男っぽいと思いました。ことねがどうしてこの不器用な男と結婚したのか、その辺のいきさつも知りたかったですが。
故郷に居づらくなり、妻に愛想を尽かされ離婚したものの、未練があり、振り向いてもらおうとしますが、3年近く離れていた現実を突きつけられます。

妻の吉岡さんがとても良い、二人の眼の演技が素晴らしいです。友人の冠一郎さん、兄の山中崇さんも、出ていると観たくなる俳優です。
良いシーンが幾つもあったのですが3.5にしたのは、説明が最小限なのとセリフが聞き取りにくいところもあるので、集中していないと分かりにくいかも、と思ったからです。(難解ではないです)

なまはげについては、ユネスコの無形文化遺産、「来訪神:仮面・仮装の神々」の中でも秋田のなまはげが一番完成度が高いと思うんです。南の方の同様のお祭りはもっと素朴な感じで。でも、前にニュースで紹介していましたが実情は本作のように、藁が床に散らかるからとか、子供が怖がるとかで、本来のいきなり荒々しく扉を開けて乱入、ではなく、ピンポンしては断られていました(-_-;)その町のなまはげは60代以上で後継者不足、秋田県民はなまはげを守ろうという意識が低いなあ、と感じました。

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ゆり。

4.0遺したものと遺ったもの

2020年11月22日
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Masa_king01

1.0つまんない

2020年11月22日
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ラスト5分も盛り上がりにかける。

脚本、演出が残念です。

吉岡里帆さんの目力はすごかったです。
岸井ゆきのさんよかったです。

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かん

3.0秋田のジョーカー(ナマハゲ)ストーリー

2020年11月22日
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笑える

怖い

基本的には日常の積み重ねで静かにでも時折クスッとくる笑いを交えながら、うだつの上がらない日々を描いている

こういう作品は、昔ならバッサリ「退屈」と切り捨てだけど

演出の端々、演技の端々がなんか良くて

音楽も心地よく、悪くなかった。

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BAMBi

3.0それじゃ駄目なんだよって言ってあげたいw

2020年11月22日
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仲野太賀君は好きだか、うだつのあがらない主人公の計画性の無さには共感できず、妻の選択に共感しました(;^ω^)
ラストも吉岡里帆の嫌いで無く無理だから別れを選んだ感じが伝わってきて良かった。2人とも演技上手いなぁと思います。

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asgy213

3.5おら、おがで ひとりぬぐも(脱ぐでも抜くでも可)

2020年11月22日
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悲しい

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カールⅢ世

4.0女が正しい

2020年11月22日
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イナヅマゴロー

4.0大人ってこうも失敗できないものか

2020年11月21日
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ひとつの失敗で人生がめちゃくちゃになる。
映画にはよくある話だが、
現在のジブンの境遇も相まって
"大人の失敗"の重さを実感した映画だった。

子どもの頃は、失敗や過ちは経験として、
結果的に良きものとして消化された。
大人の失敗、過ちは同じく経験にはなるかもしれないが、やはり責任が伴うので、マイナスでしかない。

大人=責任って息苦しくて、難しくて、面倒くさい
と感じた。

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opp系男子

3.5男鹿

2020年11月21日
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男鹿(秋田)名物のナマハゲ、ババヘラアイス、柳葉敏郎、風力発電などが余すことなく登場。主人公の若さ、優しさを変えてくれる神(ナマハゲ)の存在。どうにもならない現実、現代のドライ感と対峙する神。主人公の心の折り合いがついたと期待したい。

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ccbnodoramu

4.0なまはげが…実は…

2020年11月21日
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れい

4.0泣く子は…

2020年11月21日
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ようたヨウタ

4.0なんの救いもない主人公なのに傑作

2020年11月21日
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全く良いところのない主人公。これがリアルな人間。目標も無ければ、頑張りもない。かといってワルにもなれない。前半のワンチャンラッキーな展開なのに怖じ気づいて。元妻に何も示さずもう一回チャンスをなんて都合良すぎな考え方が多くの人間。
映画というより見せ方解っているドキュメンタリーのような映画。
吉岡里帆は幸薄な女性が少し鼻についた。美人路線が無理なので演技派に路線にかえました感がバレバレ。そこだけがこの映画の失敗。
余貴美子、柳葉敏郎など脇も良い感じ。リアル田舎の人々。

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ゆう

4.0太賀くん、いいねぇ。

2020年11月21日
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とにかく太賀くんがいい。
どの表情切り取っても、主人公の後藤の頼りなさとか、ひたむきさとか、他人に流されてしまう弱さとか、誠実さとかが滲み出ていて、気がついたら感情移入させられてしまっている。

作品的にはごくごく小品だし、内容的にも取り立て凄いというものでもないけど、太賀くんの演技だけでも見る価値あると思う。

ラストの前での吉岡里帆の表情もいい。
あの表情だけで、いろんなことが伝わってくる。

でも、一番良かったのは、太賀くんと吉岡里帆が車の中で話すシーン。どちらかというと静かなシーンだし、ほとんど後部座席からのアングルなのに、それぞれのまとまらない思いみたいなものが溢れていて、心に沁みました。

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ただの映画好き

3.0勘違い

2020年11月21日
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162本目。
もう最初に、ああなった時点で何故誰も止めない?
それがずっと引っ掛かってる。
飲ませれば、これはヤバいと気付くから誰か止めない?
とは何かを起こさなきゃ映画にならないし。
贖罪と言ってもいい感じだけど、俺は逃げる人生もあってもいいと思っているからなぁ。
是枝監督作品だと思い観てたら、エンドロールで、えっ?企画が是枝さん。
初見の監督だとは思うけど、似せなくてもいいのではと思う。
色がないと言うか。
でも最後は良かった。

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ひで