劇場公開日 2020年11月20日

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泣く子はいねぇがのレビュー・感想・評価

全96件中、21~40件目を表示

4.0親になるということ

2021年1月13日
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鑑賞方法:映画館
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マガラン

4.0製作側も演者も全ての人の良さが立っていた

2020年12月30日
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大人になるとは何か。
親になるとは何か。
誰かと共に生きるとは何か。
残すべき文化の価値とは何か。
過ちから許されるにはどうすれば良いのか。
他者を赦すとはどういうことか。
その瞬間選んだのは、自分のためか、他者のためか。

さまざまな問いかけを得ました。
これを、閉鎖的であろう秋田という土地を、文化や方言も含めた形で映画化しているところが、何とも秀逸だと思いました。

脚本もストーリーも配役も素晴らしいし、一人ひとりの「眼で語る演技」が光っていました。「こうするしかなかった」ラストシーン、感動しました。

製作側も演者も全ての人の良さが浮き立つ、素晴らしい映画でした!

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Kiki

3.5なまはげで始まりなまはげで終わる秋田ご当地

2020年12月21日
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笑える

悲しい

2020年映画館鑑賞135作品目

宮城も岩手も上映期間終了
地元秋田のイオンシネマ大曲では今月24日まで上映する粋な計らい
悪天候で一般道の路面状況が悪いなか東北自動車道を北上し北上JCTから秋田自動車道
数多くのトンネルを抜けてやっと着いたイオンシネマ大曲

男鹿市で伝統芸能なまはげに参加していた若い男後藤たすくは妻から禁じられている酒を飲んでしまい大失敗
地元のテレビ局が取材中に酒癖の悪さで全裸になり生で放送され地元は大騒ぎ
妻とは離婚することになり逃げるように東京に移り住むもそこにも居場所はない
妻の父親の死をきっかけに男鹿市に帰り別れた元妻とよりを戻そうとするも結局は覆水盆に返らず
夏井の反対を押し切りことねの嫁ぎ先になまはげとして訪れたたすくは何度も叫んで強引に家に入ろうとする
鬼のような形相のことねだがたすくを迎え入れる
「泣く子はいねぇが!」
たすくはナマハゲとして娘と再会できるのだった

悪友志波亮介のバイトはサザエやウニの密猟
たすくは志波のお手伝い
志波に対するたすくのジェスチャーが面白い

保育園のお遊戯に行っても自分の娘が誰なのかわからないのが悲しい

ダメな主人公に対し女たちはみなズケズケ言うが悪い気はしなかった

余貴美子はもちろんのこと吉岡里帆も良かった

あと岸井ゆきのだと思ったら別人で古川琴音だった

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野川新栄

4.0ダメダメぶりが引っ張る

2020年12月19日
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悲しい

メインの仲野太賀、吉岡里帆と寛一郎がともにいい味を出しているが、4〜5年かけた秋田出身の佐藤監督らの企画のもと、男鹿の風土によるステージがもたらしたものとうかがわれる。特に激しく波打つ海を借景に情緒漂うシーンは圧巻。
仲野太賀が扮する「たすく」のダメダメぶりが、物語りを終始引っ張る。やっぱり男の主人公は出来が悪い方が感情移入しやすく、太賀には、うだつの上がらなさを演じる巧みさが感じられる。特に男性なら共感できる部分が多いのでは。
たすくの娘を育てる「ことね」を演じる吉岡里帆は福祉ドラマ、東野映画や、どんぎつねとURであーる。の印象しかなかったが、少し古めかしい役をしっとりとこなせるのを確認、収穫であった。今のエンタメ界は彼女を上手く活かしていると言い難く今後の展開を見守りたい。
また、たすくの再生を応援する友人役の寛一郎は『一度も撃ってません』以来だが、たすくと言葉を交わす際の独特の間が面白く、ロケ中での男鹿の温泉のミーティングの効果か。たすくが培った活力のマグマが源泉となり、この作品の核となるラストに向かっていく。
さらに仲野太賀の子供の時から交流のある、秋田のご当地俳優ギバちゃんが花を添えるほか(太賀の父が演じた『チョロ』が懐かしい)、母役の余貴美子のババヘラアイスなど見どころが多い。『春』と題した主題歌も効果的に作品全体をもり立てている。

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bluewavesky

3.0深みが足りない

2020年12月14日
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鑑賞方法:映画館

自分のことしか考えてないやん!たすくは。
作品のなかで、まったく成長してないやん(怒)

自分が甲斐性なくて会わせてもらえない娘に合うために
神聖な 「ナマハゲ」を利用するんじゃないっ!て思っちゃいました。
だから ひとっつも泣けませんでした。
役者の皆様はとても良かったのですが、
脚本に、深み成分が足りないように感じてしまいました。

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hkr21

3.0酔うと化け物になる夫が嫌い

2020年12月13日
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映画館の予告を見て面白そうだと思ったので鑑賞。
仲野太賀のこういった役、私大好きですよ

予想的中。やっぱり太賀が良かった
いい内容ではあったのだが、あまり響かず何か気に食わなかった。

意気地無しで頼りなく、酒癖が悪いタスク(仲野太賀)のもとに子供が生まれる。しかし、その酒癖の悪さのせいで妻からも仲間からも見放されてしまう。

仲野太賀の演技が光る。
どちらかと言うとB級映画に出演しがちですが、中村倫也みたいにジャンル問わずに出演して欲しいものです。すごくいい俳優。泣き、叫び、嘆く姿がグッとくる。
余貴美子は映画に温かさを

胸に刺さる言葉ばかり。
それも、直接的に言うわけでもなく少し遠回しに。全部叶えればいいのに。1つ手に入れると何か1つ捨てなければならない。

うるっと来たり、熱くなったり、応援したくなったりと色んな感情が溢れ出るそんな映画。なまはげ襲来に対する感情が最初と最後で違うのは面白い

ただ、テンポが悪く話が途切れ途切れになっていて見事に飽きてしまった。どうなったの?というより、だからなんだよと。感じ方の違いかもしれませんが、私はハマりませんでした

そのせいか、すごく疲れてしまった。
ゆっくりと進む映画は嫌いじゃないし、むしろ好きな方なんだがどれもこれも中途半端で納得がいかず、思ってたのと違う感が強かった。

良かったところ!とか悪かったところ!とか聞かれるとハッキリとは言えないが、もしそう聞かれるとしっくりは来なかったかなと言うかもしれない。
どうであれ、酒は怖いな。恐ろしいな。

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サプライズ

4.0線でも、面でもなく、点で魅せるストーリーテリング

2020年12月13日
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優れたストーリーテラーは物語を線で語る。より優れたストーリーテラーはその線に幅を持たせ、面で観せる。しかし、本作は点を推して魅せる。タイトルが示す通り、映画はなまはげで始まり、なまはげで終わる。つまり、始点と終点は対称関係となる。それには対称となる点が必要となる。映画は人生の転換点というその一点に全神経を集中させる。

特段何の目標もない男が再起をかける物語は多いが、本作の主人公はその再起をかけることさえままならない。全てが空回り、全てが思い通りにいかない。物語はゆっくりと進む。思考不足で優柔不断な主人公の言動に苛立ちを感じる人もいるだろう。しかし、ダメ男映画と一喝することはできない。身勝手な振る舞いによって、自分が意図しなくとも、それが他人の気持ちを無下にした経験は誰にもあることだからだ。

故に宙ぶらりんに生きてきた男が自分自身の過ちの大きさを気付くシーンでの主人公の目の泳ぎ方に私の目頭は熱くなる。ここが転換点だ。言葉でも行動でもなく、現実に目を向けたことによって事の重大さを理解するからこそ、このシーンの重みが増し、物語にコントラストを与え始める。

元妻との“対決”シーンもさることながら、迎えるラストシーンの間の取り方と終わり方の巧妙さは『クレイマー、クレイマー』を初めて観た時と似た余韻を覚えた。ここで終わっていなかったら、作品の持つ印象も変わっていたことであろう。冒頭とラストのなまはげが持つ意味を鑑賞後に観た人たちと色々語り合いたくなる、そんな一作だ。

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Ao-aO

2.5う~ん

2020年12月8日
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地元の映画という事で観たが・・・。
全体的に風景は良かったが、各シーンが冗長。
テーマがぼやけてたのでは?(酒の失敗からのなまはげ存続の危機と主人公の反省・成長?)
ラストもなんか中途半端だった。

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ひろ

2.0展開が遅く中途半端

2020年12月6日
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ナマハゲを題材にしたヒューマンドラマですが展開が遅くノンビリしている印象。全体的にメリハリがなく中途半端。主旨もボヤけていて心に伝わる物が無かった。
2020-213

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隣組

3.0立ち向かってこその責任

kさん
2020年12月4日
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悲しい

怖い

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k

3.0なまはげに罪はない。問題なのは・・・

2020年12月3日
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 田舎者のエゴイズム中心の映画。
学生気分で作った子供をどうやって育てるかという現実を突きつけられる父親に対し、養育費を男に全て擦り付けようとする母親に腹が立った。正直、自分を養わせるために子供を作ったとしか見えない。
 また田舎の伝統行事をお酒で無理やり盛り上げようとする年寄りにも腹が立った。
なまはげを守るためと言いつつ、単に酒を飲んでストレス発散させたいだけのサークル集団にしか見えない。
 他力本願の人が多い中、不幸のどん底でみんなに認めてもらおうと自分なりに奮闘する主人公にエールを送りたくなる作品。
エンドロール後の映像は謎。

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keyton

3.5なるほど

2020年12月2日
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ぽんちゃん

3.5断りきれずに起こす失敗と過ち

2020年12月2日
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泣ける

悲しい

単純

あるよね。あるある。

主人公の場合、酒に呑まれてしまうのもあるが。

根っからの悪い奴では無いからこそ
だらしなさや優柔不断な点が際立ってしまう。

泣く子はいねぇがって自分自身に言って聞かせてるような太賀の圧巻の演技に心を震わせられ加点。

P.S.
やっぱり悪友≒親友よね。寛一郎が悪友として親友としてとても良い味を出していた。

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MATSUTAKE

2.5#104 ちょっとわかんなかった

2020年12月2日
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何故夫婦仲が最初から悪いのか、酔っ払って裸で町を歩いたら村八分にされるのか、全然理由がわからなかった。

エンドロール見たら生ハゲのプロモーション映画なのかと疑いたくなった。

誰か納得のいく話の筋を教えて欲しい。

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chicarica

0.5くずな男の映画

2020年12月2日
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ガンイン

4.5泣いたシロクマ

2020年12月1日
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kossy

3.5親になるタイミング

2020年11月30日
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凄くダメな主人公だが、妊娠して子供を産むって行為自体しない男性は実はこんな感じなんじゃないだろうか?
極端な言い方になってしまったが、主人公たすくみたいな気持ち、男性なら少なかれ持ってるだろうなと察してしまった。

もしかしたら、アルバイト先で職場で、あんな感じの男子達に刺さる様な言葉を浴びせたかもしれない。ちょっとだけ胸が痛くなった。

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パプリカ

3.5泣く子は自分自身

2020年11月29日
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泣ける

悲しい

レビューでそこそこ評判がよく、最近なにかと目にする機会の増えた仲野太賀くんの演技に興味があって鑑賞してきました。期待どおりの秀逸な演技のおかげで、寒々しい風景の中にいつのまにか引き込まれ、静かに流れる時間に浸り、行間を読むように味わうことのできる作品でした。

ストーリーは、秋田のなまはげで失態を晒した男が、一度は故郷を離れ、それでも捨てきれずに戻り、失った家庭を取り戻そうとするものです。自分の居場所を求めてもがく男の姿が、秋田県男鹿の風景と相まって切なく描かれます。

まずは、テレビでしかみたことのないなまはげについて、準備の様子やそこに込められた思いを知ることができたのはよかったです。そして、これが後の展開と終盤への伏線になっているのもよかったです。自分の地元に伝わる、神社への奉納手筒花火や喧嘩神輿を思い出して、ノスタルジックな気分になりました。それだけに、その文化に泥を塗るような行為を許せない人々の思いには、大いに共感するものがあります。

一方、太賀くん扮するたすく側の視点からみれば、酒によるたった一度の失敗。それで家族を失い、地元にも居られず、生きる気力までなくしかけた姿は同情を誘います。いささか酷なようにも映りますが、これが現実社会。おそらくここに至るまでにも、語られぬ不甲斐ない姿があったのでしょう。未熟で、精神的な自立のないまま父親になった男が、初めて真摯に自分と向き合い始めます。自分の不始末の重大さを自覚し、それでも失った家族を取り戻したいともがく姿に胸を打たれます。

終盤、なまはげで失った家族に、なまはげの姿を借りて会いに行く場面が、本当に痛々しくて切なかったです。もう取り戻すことはできないとわかっていても、妻と娘のもとに向かわずにはいられず、玄関先で大声で吠える姿に、胸が苦しくなりました。成長した娘に会い、伝統に則って最後に一度でも父親らしい姿を見せたかったのではないでしょうか。それが今の自分にできる、父としての唯一の行いであり、同時に、ふらふら生きてきた自分との訣別の証ではなかったのかと思います。Wikipediaによると「『なまはげ』は怠惰や不和などの悪事を諌め、災いを祓いにやってくる来訪神」だそうです。最後にたすくが「泣く子いねぇが」と言って探し当てた「泣く子」は、自分自身だったのかもしれません。

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おじゃる

3.5主人公のどうにもダメな葛藤部分とか丁寧に描かれていたと思う。ラスト...

2020年11月29日
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主人公のどうにもダメな葛藤部分とか丁寧に描かれていたと思う。ラスト部分は感情解放という感じだったが、もう少し展開が欲しかったのは否めないかなという印象だった。

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おれ

5.0ラスト痺れるくらい感動した〜この映画はすごい〜

2020年11月29日
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泣ける

興奮

幸せ

話がすすむにつれ たすくと周りの人々の気持ちがビシビシ伝わってきた。どんどんシーンは変わるけど、気持ち途絶えることなくそれぞれのシーンが自分の記憶のように繋がっていった 特に母と元嫁のパチンコ屋の再会シーンは秀逸〜他にもいっぱい蘇る。
そしてラストだ。たすくがもう我が子になってて、もうみてられなくて辛くてかわいそうで切なくて、でもどこかあー越えられたと喜ぶ泣き笑いでたった一人だったから顔くちゃくちゃにしたまま映画館を出ました。
もっと多くの人にぜーひみてもらいたい〜最高の映画です。

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マル