トゥモロー・ウォーのレビュー・感想・評価
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予告で観せたものはほぼ全部ツカミ、クラシックな余韻を残す贅沢なB級SFスリラー
2022年12月、世界中がカタールW杯の決勝戦を固唾を呑んで見守る中、フィールドに突然現れたのは2051年からやって来たタイムトラベラーの特殊部隊。30年後に飛来した謎の生命体によって人類は絶滅の危機に陥っており、人類が生き残るために彼らと共に30年先の未来で戦って欲しいと衝撃の宣言をしたことで世界は一変した。全世界で強制的な徴兵が開始され、元軍人で生物学の教師ダン・フォレスターにも徴兵令状が届く。妻と娘に別れを告げたダンが配属された部隊は転送装置の不具合で多くの死者を出すが、早速近くの研究所にいる研究員達を救出するミッションを与えられる。そこに現れたのは俊敏な動きで人間を捕食するホワイトスパイクと呼ばれる凶暴な生命体の群れだった。
という冒頭のあらすじは予告通りですが、ここはほんのツカミ。徴兵適正検査で判定される特性が明らかにされたところでさりげなく暗示されるテーゼは『ターミネーター』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『コンタクト』、『インターステラー』、『アド・アストラ』、『コンティニュー』といった数多のSF映画で繰り返し追及されたもの。ホワイトスパイクとの凄惨な戦いから一転、親子2代に渡る確執を丁寧に描写するドラマが展開したかと思えばB級SF臭がたっぷりのスリラーにギアシフト、『エイリアン』、『トレマーズ』、『ライフ』、『ID4』、『スカイライン』シリーズといった作品群へのオマージュをふんだんに振り撒いたクライマックスは爽快なカタルシスに微かに違和感を塗したもので、70年代に山ほど観た生物パニック映画を観終わった後のような懐かしい余韻が残る作品でした。
金をかけた駄作
はっきり言ってつまらなかったです。SFっぽい要素は詰め込まれているのですがストーリーが稚拙過ぎて面白くない。タイムトラベルして未来で戦うというあらすじ的にSF的な展開を期待して見始めるたのですが、空の上から落下するも運良く屋上プールに落下したのでノーダメージというシーンでこれは思っていたのとは違うなと。爆撃で難なく倒せるレベルのクリーチャーに人類が滅亡寸前まで追い込まれたという絶対も説得力がありませんでした。撮りたいシーンが決まっていてそれに合わせて後からストーリーや設定を作ったんじゃないかと思ってしまうような作品でした。ただ、映像は綺麗だったので劇場で観ればまた印象も少し変わったのかなとも思います。
映画館で観たかった!王道だけど新感覚なSF大作
エイリアンにより絶滅の危機にある未来の地球を救うために、過去の人間を未来へ送り込んで闘うエイリアンvs人間のSF戦争。
よくある未来を変える系バトルものかと思ったら大間違い。畳み掛けるピンチと回避の連続に、ハラハラドキドキの2時間です。核心を潰すまでに複数種類の困難が訪れるのが、SFバトル作品としては新鮮でした。
「クリプラが過去から未来へ行って地球を救う話」そんな単純な話ではなく、しっかり伏線回収やエモい展開を経て二転三転していく様が、テンポよく迫力の映像と共に描かれていました。
それだけでなく、しっかり家族の物語が真ん中にあるので感情移入もし易く、ラストは涙。登場人物皆好感度大で、謎のアホな行動とる奴がいないのもストレスなく観れる要因の一つです。笑
映画館で観たかったー!!!
無料なのに!
【横道なSF映画×ドラマ感ちょい足し。観やすい映画】
・2021年公開のアメリカのSFアクション映画。
・2051年、地球外生命体によって人口50万まで減らされた未来。そこから2022年の現代へ人類の戦力を補給するためにタイムスリップしてきた兵士たち。未来の自分たちを救うために、とある家族の父親(元軍人の生物教師)が未来で戦う、という大枠ストーリー。
・本来は2020年の年末に劇場公開予定だったものが、コロナの影響で断念されたのち、配給権をAmazonが購入して、現在Amazon Prime Videoのオリジナル作品として、アマプラのみで視聴可能なようです。
[お薦めのポイント]
・横道な構成で観ていて安心
・地球外生命体(ホワイトスパイク)の出現設定が面白い
・きちんとスペクタクル
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・未来に起きえる戦いに、現在から加勢して死ぬのか、現在起きていないのだから知らんふりして未来で待ち構えて死ぬのか…。深く考えざるを得ない葛藤がしっかり描けそうですが、この映画ではそこはさらっと流していて、それがアトラクション映画として観やすさがあってよいですね。
・終盤戦の物語は、少しだけ尻切れトンボ感が否めませんでしたが、ホワイトスパイク(地球外生命体)の起源や現在の未来のリンクのさせ方や伏線の張り方などは素敵だと思いました。横道の流れや作りの中に、一歩秀でたものを感じました。
・特に、主人公が自身の父(過去に縁を切っている)に対して「チャンスは二度とこない」という趣旨の台詞を吐き捨てるのですが、これが後半でつながったときは「うーん、素敵」とちびりと感動。横道すぎるドラマの流れですね。
[演出]
・初回タイムスリップ時の演出は素直に「カッコいい」と思いました。
[映像]
・ホワイトスパイクの動きなどは、想像できる範疇で、映画[グレートウォール]と映画[第9地区]をかけあわせたようなイメージに感じました。滅茶苦茶滑らかで自然な動きを演出してくれているエイリアンです。
[音楽]
・CMでも散々流れていた「ずーん…ずーん」というBMGが頭の中に残りますね。そしてゾクゾクします。本編を見ているときに親近感がわくようにCM時点から記憶に残す音楽でよかったです。
[演技・配役]
・主人公の娘さんが可愛すぎますね。吹き替え版でしか見ていませんが、非常に演技がお上手で。
・主人公のクリス・プラットさんと3度目の徴兵(未来へ行く)役のエドウィン・ホッジさんのコンビ感がしびれました。
[全体]
・いや、もう本当に「THE 王道」なSF映画にドラマ感を邪魔しない程度にちょい足ししている安定感のある映画だと思います。アマプラでしか視聴できませんので、自宅で電気を消して、音量を上げて、ピザとコーラを準備して、いざ!とゆっくり見るべきアトラクション映画だと思います。ありがとうございました。
#アメリカ映画 #SF #ドラマ #2021年 #クリス・マッケイ監督 #ザック・ディーン脚本 #クリス・プラット #ライアン・キエラ・アームストロング # J・K・シモンズ #イヴォンヌ・ストラホフスキー #エドウィン・ホッジ #横道 #観やすい #アトラクション映画
#全体3.6 #物語3.6 #演出3.6 #演技3.5 #配役3.5 #映像3.7 #音楽3.7
90年代ハリウッドディザスター映画の再来。
まずシンプルに、SFアクションとして面白かった!
こんな大作を無料で見れた事が驚きです!
導入から中盤までのシナリオがとにかく素晴らしい。
あまりに杜撰なタイムスリップをしてからの市街戦。
しかも送り込まれるのはズブのど素人。
敵の正体は全くの不明。
この絶望感、緊張感が最高。
掴みは完璧です。
アルマゲドン、遊星からの物体X、エイリアン、プロメテウス、オール・ユーニード・イズ・キル、ターミネーター 、クワイエットプレイス、宇宙戦争、ロサンゼルス決戦、メッセージ、インターステラー。
このあたりの映画が好きなら間違いなく刺さると思います。
ソフト・ハード、凡ゆるSF要素を入れ込みつつ、
"新たな要素"も加えて一本のエンタメ作品としてまとめ上げて見せる。
そんな監督の確かな手腕も垣間見ることができました。
個人的には「遊星からの物体X」の"その後"として想像しながら見るのも面白かったです。
90年代ディザスタームービーを思わせる親子ドラマは懐かしく、子を持つ親として、目頭が熱くなりました。
オマージュ元のSF映画を探すもよし、クリス・プラットに燃えるも良し、家族の絆に涙するも良し。
大作娯楽映画として十分楽しめるオススメの一本です。
脚本がゴミ
この脚本を書いた人アホすぎませんか?
最初のシーンで高高度からプールに墜落しますが、100%死にます。
「転送後に3mの高さがあるから注意しろ」なんて言いますが、3mと言えば二階の高さです。ほとんどの人が大怪我をして行動不能に陥る落下になります。
主人公と娘以外の人は無理矢理キャラ付けしているけど結局絡んで来ない。現場をかき混ぜる役の役立たずのモブです。
戻れば未来が変わるから未来の娘を助ける必要はないのに、未来の娘を助けることに固執します。
ここが映画として完全に致命的になっていて、この映画の脚本がいかに「その場その場の見栄えがいいシーンの寄せ集め」であるかを明白にしています。
ほぼ全てのA-C級アクションを見ていますが、こんなひどい脚本は見たことないですね。
あまりにひどいので、ひどいことを意見的にお伝えしたくレビューしました。
悪いものは悪いと言っていいんですよ皆さん。
親子の愛が地球を救うというメッセージだろうか。 展開が早く、とても...
とりあえずでも、観ておいて損無し。
正直、映画館でIMAXで観たかったくらいの高いクオリティ。タイムリープはあくまでも物語上の切っ掛けの一つで、しっかりとした『SFアクション+家族愛=世界平和への戦い』な感じ。
だいぶ端折ったであろう部分も若干見えたが、それでも重厚なストーリー展開を138分にまとめたのは流石。素晴らしい脚本と、それぞれに意味のあるキャラ設定・配役、『ホワイトスパイク』の適度な既視感と怖さを魅せる“造形”、そして何処かで聞いたことのある“音(声)”の演出が絶妙。
実際に異星人に侵略されたら「こうなるであろう」お約束の展開。力の差を歴然と見せつけられるタイミング、展開も流れとして丁度良い。弱点があるが限定的で、尚且つ圧倒的な攻撃力の差を見せつけられるので、かなりの敗北感と現代兵器の無力感を体感出来る。
『ホワイトスパイク』の現れた原因にもしっかり言及しており、前半の無意味そうな伏線から回収したのは素晴らしい。
後半に差し掛かるにつれて物語に繋がりが出て、家族愛が大きなキーワードに。クリス・プラットの安心感ある父親像、J・K・シモンズの親心、イボンヌ・ストラホフスキーの父が大好きな娘、と世代が広がっていく心地良さと、そこに繋がるハッピーエンドも良い。
映画館で観たい超大作
侮るなかれ、アマプラ映画
エイリアンと人類の全面戦争、その広告を聞いて興味が湧いたなら、そういう人にはマッチしてる内容だと思う思う。
エイリアンの正体がしばらく現れない。未来に行って戦うのに、その敵の正体を全く教えてくれない。未来に飛んでからのお楽しみ♡と言わんばかりに情報規制されてる。
なるほどね、そういう演出か。
って勝手に思ってたけど、ポスター?みたら後ろの方に普通にエイリアン映ってたわ。笑
長めの映画だけど、テンポがよい。
ただ、前半と中盤の盛り上がりに対して、後半はまたテイストを変えてくるのだが、自分としてはその中盤を求めていただけに、後半はそうじゃないんだよなーとなってしまった。
それにしても、サブスク独占配信の映画とはどんなもんかという気持ちがあった。
これは凄かったね。
侮るなかれよ。
普通の映画と遜色ないどころか、大画面の方が映えるんじゃないかってぐらい。
これ、普通に上映しても利益でたんじゃないの?まあそういう仕組みはよく分からないから素人意見なんだけども。
金もかかってそうだし、さすがAmazonだなあ。
あとは主人公の娘が可愛い。
未来の人類からSOS
突然、30年後の人類が現れ、エイリアンに襲われ人類滅亡の危機なので助けてくれという。
タイムマシンを完成させたので、兵士を送り込んでほしいとのこと。
主人公(クリス・プラット)は徴兵され、幼い娘を残して30年後の世界に送り込まれる。
エイリアンは凶暴で人間を食べ、繁殖するだけの怪物だった。
地球温暖化対応ぐらいは足並みを揃えようよ。
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