「ブラックなタイトル」ジェントルメン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ブラックなタイトル
クリックして本文を読む
アバンタイトルでボスと呼ばれる男がバーで殺される、なんとなくゴッドファーザーの暗殺シーンを思わせる出だし、本編はレイという男の家にフレッチャーという自称私立探偵が潜んでいる、知らぬ中では無いようで酒を片手に話がはじまる。
どうやら、やばいネタを売りに来たらしいが、むしろ映画の語り部、狂言回しの役どころのようだ、登場人物、映画の前置きがダラダラつづく、状況説明は語りでなく映画で見せろよと言いたくなる。まあ、後半になってからは謎の解明に一役買ってくるので気を取り直しましたがね。
貧しいアメリカの青年ミッキー ピアソンが奨学金で英国の名門大学に入学するのだがとんだ秀才、貧乏貴族の庭を借りての大麻の栽培で裏社会の大物になる、レイはミッキーの右腕の切れ者といった役どころ。
ミッキーの組織を買うと言うユダヤ人のマシュー、中国人マフィアのジョージ卿とドライアイ、謎の暗殺者、訳アリのボクシングコーチとジムの不良らが絡んでドロドロの展開に・・。
ミッキーは結構残虐、マシューに体の肉1ポンドを切りだせと迫るが「ベニスの商人」の強欲なユダヤ人シャイロックへのあてつけセリフですね。
下ネタ絡みの下品なセリフが多く、そもそも悪党たちの映画なのにジェントルメンとはブラックなタイトルをつけたものです・・。
コメントする