劇場公開日 2021年5月7日

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「手に汗握る、連続逆転劇。小説チックな世界観。」ジェントルメン 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0手に汗握る、連続逆転劇。小説チックな世界観。

2021年10月3日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:クセモノ達の命を賭けた争いの数々に、観ていてハラハラさせられる。アクションもド派手で、ラストへの展開も圧巻。
否:グロシーンがかなり多いほか、下ネタなんかも多いので、好みは分かれそう。物語も想像以上に淡々と進む感があり、登場人物も多くて複雑。

 稀代のマリファナ王の引退の噂を発端に巻き起こる、一癖も二癖もある男達による、睨み合い・騙し合い・殺し合いの数々に、観ていて思わず手に汗握ること請け合いです。
 ただ、アクションなんかは派手ですが、どちらかというと結構淡々と進んでいくので、良くも悪くもまるで小説を観ているような印象を受けます。登場人物も多く、ストーリーも複雑なので、その辺の好き嫌いは割と分かれるかと思います。
 とはいうものの、クライマックスからラストにかけての、一気に畳みかけていく怒涛の逆転劇の連続は、観ていて秀逸です。気になった方は是非、チェックしてみて下さい。

門倉カド(映画コーディネーター)