「ロックストックとは当然ながら別物」ジェントルメン jokazさんの映画レビュー(感想・評価)
ロックストックとは当然ながら別物
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「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や「スナッチ」に原点回帰という評論を観て、とても期待してみにいきました。
オープニングから、銃で頭を打たれる描写が悪い意味で刺激的 (意味がわからず刺激的で少し気持ち悪いだけ) で嫌な予感がしました。
その後ひたすらヒュー・グラントが喋りまくる内容に、私の頭が悪いからか、なかなかついて行けず。
中心人物のミッキーは極悪人なのになぜか正当化されていて、まったく好感が持てません。表面的な大麻の理論を語って自分を擁護。愛妻家だが、肝心の妻は能面で大根。
好感の持てる登場人物は一人もいません。
画面の中で殺されるのは、全員中国人とロシア人なのが露骨でした。それで喜ぶ観客がターゲット層ということでしょうか。ドライ・アイなんて2回も意味なく殺されてる。
過去作と比較するのは監督に悪いけれど、ロックストックのような洒落たユーモアと面白さは感じませんでした。
ただ最後まで観られたので、今どきの面白い刺激的な映画なのだとは思います。
また、ロックストックに原点回帰という触れ込みのおかげで久しぶりに映画館まで足を運んで雰囲気を楽しめたのがとても良かったです。
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