「ガキが…舐めてると潰すぞ」ジェントルメン Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
ガキが…舐めてると潰すぞ
ここんとこすっかり珍しくなった洋画作品
今週はこれがメインかという感じで観賞
やはり「インターステラー」での演技が印象的
だったマシュー・マコノヒー
ほかヒュー・グラントにコリン・ファレル
それらを「スナッチ」のガイ・リッチーがまとめる
となりゃ期待大です
感想としては
確かに役者や雰囲気は良かったんですが
大筋のシナリオがあまりに捻りがなく
それをこねくりまわした構成でごまかしてる
感じで自分でも不思議なくらい作中眠かった
話が進んでもそりゃそうだろうね・知ってたよ
という印象しか持てませんでした
英国で独特な方法で大麻栽培で成功し財を成した
「ミッキー」マイケルはこの頃事業を他人に譲り
足を洗おうと画策しマシューに譲ろうとしますが
マシューにそのやり口を見せたところで
その後ビジネスに支障が出て価値が目減りします
され犯人は誰?
というような話を私立探偵のフィッシャーが
ミッキーの部下レイに口頭で喋っていく内容に
映像が乗っかる構成で映画が始まります
つまりフィッシャーが脚色すれば映像が派手に
なりますがそれは必ずしも真実ではなかったり
する手法はどことなく
「ユージュアル・サスぺクツ」を思い出します
で犯人(黒幕)は誰かといえばマシューなんじゃねえの?
って思うとやっぱりそうで拍子抜け
どんな手でミッキーの商売を妨害して価値が下がった
ところで足元を見るかという部分で様々なキャラクター
が出てきますが基本的に眼鏡でヒゲというキャラが
多すぎなのもなんか観てて違和感がありました
あえてそうしてるのかわかりませんけど
だから奥行きのそんなにないシナリオを
一生懸命引っ張ってこねくり回して
仕立てたような感じの作品にしか見えず
観賞後の余韻は驚くほどありませんでした
ところどころ裏設定とかあんだろな
っ描写はあるんですけど
別になんでもいいやって感じに
なってしまいます
名うての役者が大人相手にナメてかかってくる
ガキ共を返り討ちにするとことかはそれなりに
スカッとするとこもあるんだろうと思うんですけどね
なんだか惜しい一作でした