「パワーアップしてホームグラウンドへ」ジェントルメン 柴左近さんの映画レビュー(感想・評価)
パワーアップしてホームグラウンドへ
2008年の「ロックンローラ」以来、久々にクライム映画監督として帰って来たガイ・リッチー。
その手腕は衰えるどころかより磨きがかかり、従来の「スナッチ」、「ロック、ストック」などの軽快なテンポ、抜群のお洒落センスはそのままに、「シャーロック・ホームズ」や「アラジン」など様々な大作映画から培われた遊び心もプラスされ、見事最高の形でのカムバックを果たした。
恐らくこの時代にここまでエンタメ性の高いクライムを撮れる監督は他にいないだろう。
キャラクターもそれぞれ個性があり、とても愛着が持てる。なんならファッションの参考にもうってつけ。コリン・ファレルが着ているジャージはどこで買えるのだろう。
終盤、同じイギリス映画だからか「長く熱い週末」を彷彿とさせるシーンがあって嬉しかった。
今後の待機作として久々のステイサムとのタッグ物が2作控えているガイ・リッチー。「コードネームUNCLE」のポスターも飾ってあったので、これは続編の匂わせなのか!期待せずにはいられない。
まだまだ観客を楽しませてくれそうだ。
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