劇場公開日 2021年5月7日

  • 予告編を見る

「チャーリー・ハナムが一番ジェントルメンな気がした」ジェントルメン マスコミ試写さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0チャーリー・ハナムが一番ジェントルメンな気がした

2021年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

超豪華な俳優陣が揃い踏み!の中でも個人的にはチャーリー・ハナムが一番良かった。「パシフィック・リム」のイメージからか、単細胞の熱血男のイメージがあったんだけど、この作品では冷静に先を読んで行動するNo.2の役がバッチリハマっていて、そのギャップのせいか一番ジェントルメンさを感じた。

コーチ役のコリン・ファレルもどこか上品さが感じられて、ただ自分が強いだけじゃなくてコーチとしても超一流で…、というところがナイスジェントルメンポイントだった。あとトドラーズのラップすごいカッコいい!

マフィア映画って「『コケにされた』とかなんとかで簡単に人殺しすぎだろ」と感じていた僕にとって、ピアソンが誰彼構わずすぐぶっ殺すような人間じゃなかったところ(事故死は別)も好感が持てた。食うか食われるかの世界に身を置きながらも寛大さを持ち、でも守る者のためなら容赦はしない、というのが本物の王の振る舞いであり、本物のジェントルメンの資質なのである。カッコイイ〜。

全体としてはさすがのガイ・リッチーって感じで、音楽の使い方もよかったし、部屋に見覚えのある映画のポスターが貼られてたり、みたいな小ネタもあったりして、非常に面白く鑑賞できた。

マスコミ試写