「km7ルピー」ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
km7ルピー
インド宇宙研究機関=ISROが、アジア初の火星探査計画を成し遂げた実話を基にした話。
2010年、有人宇宙飛行計画のロケット打ち上げ試験で失敗し、火星探査チームに回されたチームリーダーと推進系担当学者が、無理だと言われる計画をアイデア勝負で正式プロジェクトに押し上げ、人も予算も時間もないし制約だらけな中で奮闘するストーリー。
壁にぶつかり乗り越えてというプロセスをみせていく展開は、その程度のアイデア?と思ったりもするけど、それを思いつく発想は素晴らしいし、それを具体化するのはさらに凄いこと。
それに意外なことがヒントになっていたりして面白く、へ~の連続。
ただ、試行錯誤している様子があまりみられず、結構あっさりと乗り越えちゃう感じがして勿体ない。
女性主人公の家族を中心に、家庭でのトラブルも結構丁寧、且つ、キャッチーに描かれていてなかなか面白いし、マサラムービーお約束のダンスもちょっとあるけれど、長ったらしくなくて寧ろ上手く時短に使っているし…まあ、どちらもいらないっちゃあいらないけれどねw
どこまで事実に基くのかは知らないけれど、堅苦しくないしテンポも良いし、結末はわかっているのにちゃんと愉しめて、最後はなんだか感嘆させられた。
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