「本作のテーマは外見だ。本作の白雪姫は太っている。本人はそのことを気...」白雪姫の赤い靴と7人のこびと 杉本穂高さんの映画レビュー(感想・評価)
本作のテーマは外見だ。本作の白雪姫は太っている。本人はそのことを気...
本作のテーマは外見だ。本作の白雪姫は太っている。本人はそのことを気にしておらず、これが自分だと前向きにとらえている。そんな彼女が魔法の赤い靴を履いて外見が美しくなる。彼女は魔法の靴のせいで魔女に狙われ、そんな美しい彼女は緑色のこびとに姿を変えられた7人の王子が助ける。王子たちはハンサムで外見のことを気にする性質で、美人だから白雪姫を助けた。助けられた白雪姫は彼らの行動に胸打たれた。王子と姫は互いに惹かれていくが、惹かれるきっかけとなる理由が異なるのがポイントだ。本当の自分で接したいと互いに思うが、その理由もすれ違う。姫は偽りの自分でいたくないと思い、王子はハンサムな外見に戻りたいと考えている。このすれ違いが最後に解決することでハッピーエンドを迎えるという構図になっている。テーマを分かりやすく、物語の巧みな構図できちっと伝えていて、脚本がよく練られていると感心した。3DCGの技術も高い。韓国のプロダクションのレベルの高さを感じた。
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