「整形大国・韓国ならでは」白雪姫の赤い靴と7人のこびと コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
整形大国・韓国ならでは
ディズニーへの皮肉まみれなアンチテーゼを、ディズニー風の絵柄で作るとは、と爆笑。
ディズニープリンセスって、「いろいろ冒険してるけど、結局幸せになるのは美男美女じゃね?それっておかしくねぇ?」という問いかけ。
外見ってそんなに重要?
本当の人の美しさって何?
美醜で人を判断するルッキズムの愚かさを、グサグサと刺してくる。
こども向けファンタジーのフォーマットで、ここまでコテンパンに叩いていたのは心地よい。
背景には韓国が整形大国であるという事情も透けて見えます。
この手の映画では大抵、男が女性の美醜を差別することに対する、フェミニズム的な批判で終始しがちなのだが、本作は違いました。
化粧や整形などで美しく見せることによって、男性の力を利用する女性のズルさ卑怯さまで踏み込んでいました。
一見すると韓国製3D映画なこともあり、ふと鬼滅風ゲームが頭をかすめ「パクりなのか?」と思いきや、さにあらず。
この絵柄にした意味がありました。
そして何より、観ていて純粋に画面が楽しいのがよかった。
動きの表現がいい。
子どもから大人まで楽しめると思います。
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