劇場公開日 2020年10月30日

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「サム•ライミは『呪怨』にぞっこん!!」ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5サム•ライミは『呪怨』にぞっこん!!

2022年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2020年(アメリカ)ニコラス・ペッシュ監督。

ハリウッド・リメイクの『呪怨』は、
1、『THE JUON 呪怨』
2、『呪怨 パンデミック』
3、『呪怨 ザ・グラッジ』
この『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』がシリーズ4作品目です。
4作ともサム・ライミが製作者です。
本当に『呪怨』取り憑かれていますね。

本作品は本家・清水崇監督の『呪怨 劇場版』の原点に戻った作品でしょう。
清水監督のジャパニーズ・ホラー『呪怨』の一番の特徴は、
霊を《見せない演出》ではなく、《霊が頻繁に登場する》ことです。

2004年に遡り、日本家屋を去る米国女性は《死霊》をアメリカまで持ち運んでしまいます。
それがこの映画の呪われた家・・・ランダース家の惨劇(無理心中事件)の
舞台となる家です。
この家に一歩踏み入れた人間は、呪われます。たたられます!!
徹底的に痛めつけられます。

冒頭、いきなり「浴槽に張り付いた黒髪の束」
・・・『死霊』は水が好き・・・
「浴槽の縁を掴む、黒い焼け焦げた指先』
ジョン・チョーがシャンプーしてると「黒い指先が髪をもむのです、ヒェ〜〜ッ」
(ここはマジ怖かった!!)

認知症の老婦人(リン・シェイ)
彼女もランダース家の何代目かの住民。
この人も、めちゃ呪いに掛かってました。
リン・シェイの見せ場・・今やホラーに欠かせぬ老婆役!

ストーリーより恐怖描写が勝ります。
夜中に怖くて後ろを振り向きそう!!
Rー15です。
怖がりの人は、一人で夜中に観ないことですね!!

琥珀糖