劇場公開日 2020年6月12日

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コリーニ事件のレビュー・感想・評価

全113件中、81~100件目を表示

5.0原作既読者を失望させない良作

2020年6月28日
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鑑賞方法:映画館

原作は数年前に読んでいたので映像化作品を見るとがっかりすることが多いのですが、これはよく作り込まれた映画だと思いました。主人公をはじめ登場人物が被告側、原告側、それぞれ役のイメージに合った役者さんで雰囲気が出てました。孤軍奮闘する主人公をピザ屋でスカウトした女性、確執があった父親、仲間の若手弁護士が助けるのも私が好きな流れ。ミステリの映像化はラストの謎解き部分が単調になってしまうのが難点ですが本作は現在の法廷、過去の回想が交互に描かれ緊張感が途切れないで最後まで見られました。失う物も多かった主人公ですが、ピザ屋のちょっとパンクな姉さんが助手になっていたのが救いでした

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raumer

3.0ドイツでのナチスの感じが分かった。

2020年6月28日
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鑑賞方法:映画館

ドイツ映画ってあんまり観てないが、ナチスの扱いってこんな感じなんだね。
兵隊の横暴な感じと法廷の何とも言えない感が良い。
ただ、ストーリーは一本調子すぎるかな。もうちょっとサイドストーリーが欲しかったかな。

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khapphom

4.5法で罪を量れるか

2020年6月28日
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泣ける

悲しい

知的

たった数行の文言が、人を有罪にも無罪にもする…

若き新米弁護士のカスパーが弁護する被告人、コリーニは、かつての恩人を殺害した人物だった。
自分の恩人を殺害した人物を弁護しなければならないジレンマに苦しみつつも、その苦しみのなかで本当の弁護士の顔になっていく。法の厳しさと意義、そしてカスパーの成長の物語。

被告人コリーニが黙秘を貫く中、上記の理由からモチベーションの上がらないカスパー。
それでも、ある人物のアドバイスをきっかけに、仲間たちと真実を見つけ出していき、それに応えるようにコリーニにも変化が…

恩人や愛する人を向こうに回し闘わなくてはならないカスパー。色んな意味で有能な相手弁護士の教授。
その法廷で争う教授こそも、弁護士として吹っ切れるきっかけを与えてくれた人物だということもね。。

コリーニの変化や、ワイルドなピザ屋姉ちゃん、疎遠だった父親、戦争犯罪人の真実、だんだんと笑わなくなってくる法廷内…登場人物や映画のつくりが皆自分好みで非常に楽しめた。
もうちょっと、自分の父親との話を掘り下げても良かったかもだけど。

人を殺してはいけないけど、コリーニがそれをしなければ結局法律も…どうなっていたか。

不勉強な自分も、昔は、罪人の罪を軽くするために奮闘するなんて…と思ったこともあったけど、改めて弁護士という仕事が大切であり、難しいものだと気づかされた。

法のちょっとした表現ひとつで事が大きく変わってしまうことに驚いたこと、また、最後には私情ではなく弁護士としての姿勢を全うしたカスパーの姿に、胸が熱くなった傑作だった。

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MAR

3.5本件、コリー二て一件落着。

2020年6月27日
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シネマディクト

4.0これ、面白い

2020年6月26日
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ミーノ

3.5Der Fall Collini

2020年6月26日
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鑑賞方法:映画館

68年の悪しき法律が明かされた後、コリーニは自害。死者は復讐を望まず。
コリーニの葬儀後、子供時代のコリーニ父子を町で思い浮かべる。
ドイツも戦後の闇がまだまだ続いてる。

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たつじ

3.0ふつう

2020年6月24日
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題材が定番になっているので
う〜ン
どこまで行っても普通です
普通に面白い

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hachi

4.0骨太。

2020年6月24日
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鑑賞方法:映画館

 一般的に、歴史は風化するという。視覚的なイメージで言えば、75年前に75センチあったY軸の高さが、年月とともに右肩下がりのロングテールな放物線を描きゼロに限りなく近づくように。しかしそれは主観の問題だ。本作品の被疑者の場合、真反対である。おそらくその怨念は時の流れと共にじわじわボコボコと発酵し、真っ当な訴えが悪法に阻まれることでマグマのように煮えたぎり、止める肉親を失うと原発事故のように臨界点を超えた。
 歴史を風化させないためには、否、意図的に風化させられつつある歴史を再プリントしてアルバムに貼り直すためには、類い稀なモチベーションと正義感を持ち合わせたプロフェッショナルの力が不可欠だ。そういう意味では本作品内の弁護士がドイツ社会においてトルコ移民の血を引くマイノリティーであることは象徴的だ。もちろん、わが国もハイブリッド社会であってほしいと思う。

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Kumiko21

5.0あまりにも哀しい社会派サスペンス

2020年6月22日
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泣ける

知的

難しい

久々のドイツ映画です。
第二次世界大戦、ナチス、司法などなどがテーマとなって歴史を学べる映画でした。

サスペンスで、裁判のシーンなど、殺伐としているシーンも多い中、裁判所の建築物や主人公の部屋のインテリアのセンス、イタリアの美しい景色、回想風景などは目を見張るほど美しく、こういった点で流石だなと。

コリーニの殺害動機を知った時は涙が止まらなかった。なんて壮絶な人生だったんだと。純粋に楽しめた作品、個人的にはパラサイトを余裕で抜いた2020年上半期ベスト1の作品です。
ドイツ映画ってかっこいいなぁ〜と思わせてくれた良作です。

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あさ

4.5味わい深い

2020年6月22日
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艶を感じる洗練された画面の美しさと、大真面目で影のある新米弁護士カスパー、解けていく謎に裏切らない面白さを感じた。
また観たくなる、裏切りのサーカス以来の作品だ。
印象的な思い出の回想シーンは美しく脳裏に焼き付き、終盤にハッとさせられる。
そんな偶然ある?!ちょっとした不自然さを感じるもどうでも良くなる。
償いだったかもしれない寛大だった優しさに、こちらも少し涙してしまうが駄目なものは駄目。
潔いカスパーの姿勢は正しい。
映画の中の正義に何かが奮い立つ。

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パプリカ

3.5ワルサーP38

2020年6月21日
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悲しい

知的

重々しく悲しい物語

知らない事を知れた
のが良かった。

こーゆう映画もだんだん好みになってきた。。

この手のヤツ、、家で観てたら寝てしまう。。俺

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コンブ

3.5タイトル

2020年6月21日
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日本語タイトルを見るとただのサスペンスのように思えたが、最後を見ると英語タイトルに感傷を受けた。

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あふ

2.5サスペンスでも法廷劇でもない

2020年6月21日
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ケビタン

4.0濃厚ミステリー。

2020年6月20日
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怖い

知的

ドイツの有名な大富豪が頭に3発銃を打ち込まれ、さらに頭を踏みつけられて死亡。犯人はすぐに逮捕されたけどなぜ殺したのかを巡るミステリー。
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その動機は見て欲しいんだけど、ドイツの法律について知識がないとちょい分かりずらいからここに覚書として書いておく。
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ドイツの刑法は謀殺罪と故殺罪にわかれてて、謀殺罪が凶悪犯罪、古刹罪が日本でいう情状酌量がつくような犯罪。日本は情状酌量とかで段階的に罪を軽くできたり重くしたりできるんだけど、ドイツは完全に二つに分かれてるらしい(合ってるかな?)。
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これに関係したある新しく制定された法律がこの事件の鍵になる。これを見ると、憲法改正とかのニュースにちゃんと興味を持たないといかんなと、またケツを叩かれたような気分になったね。
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被害者が事件を担当する弁護士の主人公の祖父代わりのような人で、それとどう折り合いをつけて事件と向き合うかを、もうちょっと詳しく描いて欲しかった。一応貰った車をエンストさせるっていうところがあったけど、ぼーっと見てたからあんまりピンと来なかった(笑).
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せつこん

4.0ドイツはいつまでもWW IIの悪夢に向き合う。日本はどうだ。

2020年6月18日
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atsushi

4.0もし判決がでたらどうなっていたか。

2020年6月18日
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確信犯であることはコリーニの表情でわかる。
その後の心の動きや最後の憑き物が落ちたような表情。味わい深いフランコネロだった。
ドイツにいらぬ騒ぎを起こすイタリア人とトルコ系ドイツ人。異民族がドイツの安定を乱す、という空気が重い。
もし判決がでたらどうなってたか。たぶん検察の主張に沿うものになっただろう。法的にもドイツ人感情としても。コリーニの思いは最初の数分で達せられたし、トルコ系弁護士は彼の期待以上の働きをしてくれた。コリーニは満足していたと思いたい。
まさかの宙ぶらりんになったドイツ人の思いはどうなのか、原作を当たってみたくなる。

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HigeKobo

5.0原作を読みたくなった

2020年6月17日
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悲しい

知的

自分の興味あるジャンルの法廷ものであり、ナチスの戦争犯罪関連となれば高く評価してしまうのは当然か。
年に数十本ほど映画を観ますが、ここ数年でもトップクラスの作品でした。
主役のエリアス・ムバレクの今後に期待します。フランコ・ネロもとても良かった。
それにしても、歳をとってくるとハリウッド映画よりもヨーロッパの作品の方が心に染みますね。

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肉球

4.5コリーニの人生を思うと涙があふれる

2020年6月17日
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良い映画だった。コリーニの苦しく孤独な一生がフランコ・ネロの渋い演技で迫ってくる。法廷劇としてはいまいちだが、後半の調査の展開は「どうなるんだ」という面白さがたっぷりあって退屈しない。ピザ屋の店員のおかげもあって映画全体としては重さと軽さのバランスが取れていて、見終わったとき悲しみだけに打ちのめされないのがよかった。それにしても常に「正義」と向き合おうとするドイツの姿勢に比べて日本は…

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Peace

4.0タイトルなし

2020年6月15日
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ラスト判決の日に驚愕。でも本人は満足だったろうけど..

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きょん

4.5胸にズンときた

2020年6月15日
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Momoko
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