劇場公開日 2020年6月12日

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コリーニ事件のレビュー・感想・評価

全105件中、41~60件目を表示

4.070年後の正義と不正義

2020年10月17日
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トルコ系国選弁護士の正義感ある活躍を描いていく。

最近のTV等で観る裁判劇の大半は、正義・不正義という争い以前に、いかに多数決による勝利に導くかが見せ場だが、「コリーニ事件」は正当な正義を争う裁判劇。

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kthyk

3.0根が深い社会派サスペンス

2020年10月13日
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鑑賞方法:映画館

国家を揺るがした世界的ベストセラー小説を映画化した社会派サスペンス。殺人事件の裏側には第二次大戦まで遡る因縁が待っていた。これは単純ではなく、かなり根が深い社会派サスペンスでラストカットは心に刺さりました。
2020-184

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隣組

4.0新米弁護士のヘッポコぶりも良かった

2020年10月4日
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予告編も観ていなかったので、前情報なしでの鑑賞でした。もっと、事件を中心に描かれているのかと思いきや、裁判のシーンを中心に描かれている辺りは、思っていた感じと違いました。でも、なかなか面白かったです。
模範的市民であり、自分の恩人を殺害した人の弁護…。調査するうち、いろいろ明るみに出てきて、事件は解決しましたが…。最初のあたりは、新米弁護士のヘッポコぶりも面白かったです。こんな弁護士で、解決できるのか?と思いながら観ていました。でも、新米だからこそ、仕事を丁寧にこなしているという印象でしたね。
なかなかテンポ良くて、飽きることなく集中して観ていました。面白かったです。

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らぶにゃん

5.0ピザ屋の姉ちゃんがカッコいい!

2020年9月9日
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鑑賞方法:映画館
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kossy

4.0すべての法が正義に叶うわけではない

2020年9月6日
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屠殺100%

5.0許されぬ罪

2020年9月5日
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餅

4.0ぐいぐいと引き込まれます

2020年9月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

法廷物ですが、ドイツの悲しい歴史に繋がっていく
サスペンスとしても上質な物語だと思います。

まさかね・・の展開とあまりに悲しい動機と
消すことができない過去へのやるせない想い。

そして暴かれていく事実・・・それも置かれた人間の
立場がさせる所業なのでしょうか?
立場の違いが生む人間の業というものが法廷、裁判という場にて
ぶつかり合っていく構図が本当に面白かったです。

けどラストにつながりますが、正しい答えなんて無いんだ
だから、過去を忘れず向き合いながら考え行動していかねばならないのだろうな
と痛感しました。

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バリカタ

4.5【”その法の制定過程に瑕疵はないか?” 戦後ドイツが抱える深刻な問題に踏み込んだ意義ある法廷ミステリー。フランコ・ネロの渋すぎる姿と”眼”で演技する姿に魅入られた作品でもある。】

2020年8月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

ー殺人を起こしたコリーニが口にするセリフ”欲しいのは正義だけだ・・”が重く響く作品。ー

■今作品に重みがあるのは、
 1.新任弁護士カスパーが弁護を担当することになったコリーニ(フランコ・ネロ:渋すぎるし、凄すぎる・・。哀しみを湛えたあの眼がセリフなしでコリーニの哀しみを表現している。)に殺された”被害者”ハンス・マイヤーが且つて、自分を育ててくれた”祖父のような”存在の大企業の社長であり、彼の幼年時の想い出が効果的に劇中に挟み込まれていることで、現在の且つて恋人だったヨハンナ・マイヤーを含めた登場人物に厚みが出る事であろう。

 2.そして、その心優しきハンス・マイヤーが第二次世界大戦中に行った所業をカスパーや且つて自らの元を去った父、ピザ屋の店員の”知性ある女性”達の協力の末、明らかにしていく過程。
 二転三転する法廷劇・・。

■白眉のシーン
 ・1968年にドイツで制定された「ドレーアー法」(一部では機能したが、相対的に見れば稀代の悪法。ナチに関わった多くの知識層を救った事で有名。)の制定過程を、コリーニ事件の検察側に立つ、この悪法制定に携わったカスパーの且つての恩師リヒャルト・マッテンガー教授に詰問する場面であろう。
ー若き、法曹界で働くカスパーの苦悩と、自らのリーガルマインドとの葛藤・・。-

<学生時代に叩き込まれた”公平性を保て””疑わしきは被告の利益に・・””三権分立を死守せよ!” ”公権力に屈するな”という数々のを教えを思い出しつつ・・
 日本においても、近年、与党の強行採決により、幾つもの悪法が可決されているが、我が国の未来は大丈夫なんだろうな? 現宰相殿・・。>

<2021年5月4日 追記
 このレビューを挙げた際の宰相は変わり、現在の宰相は国会答弁でも自ら苦悩する様をつい、口走ってしまったり、先宰相より、人間性が優れている感があった。(個人的意見)
 只、最近はイロイロな海千山千の輩から指導されているようで、人間性が薄れている答弁が気にかかる。
 トップの政治家は、民の苦しみや悩みを自らのモノとして認識しつつ、国のあるべき姿を見据え、口先だけでなく行動すべきであり、現在のやや迷走し始めた言動は気にかかる。
 是非、就任時に口にされた言葉を周囲に惑わされることなく、実践して頂きたい。
 更に言えば、日本の宰相は野党の要求に対し、全てを自らの言葉で対応しすぎている。ドイツを見習えとは言わないが、担当大臣にまずは任せるべきである。
 野党も、何でも宰相に答弁を強いる姿勢は改めるべきであると、たまに国会の遣り取りを出張途中で聴いていると思うのである。>

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NOBU

4.0悲しく、切なく…でも力強い

2020年8月10日
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泣ける

楽しい

知的

親同然に育ててくれた恩人が殺された事件の
犯人の弁護を託された弁護士が、様々な葛藤を
抱きながら、職務を遂行し、
真実を追求するストーリー。

こういった表現は妥当でないと
思いますが、今まで見てきた戦争の
報道写真や記録や映画より、
戦争の惨さを痛烈に感じました。

元は小説でフィクションかもしれないけれど、
惨さだけではなく、戦後の誤ちにまで踏み込んだ、
この作品に、そして映画化すれば全世界の
人の目に触れる事になり、本来なら隠して
おきたい負をきちんと表現できるドイツという
お国柄に感服しました。

戦争ならばどこにでも起こり得る事で、
単なる個人の一件ではなく、
そこからきちんと向き合い、国家の
誤ちを認め、前進する姿は、
見習うべきとも感じさせられました。

悲し過ぎるストーリーの
悲しい結末でしたが、
不思議と救われた思いを感じました。

戦争だけではなく、生き方さえも
考えさせてくれる秀作だと思います。

鑑賞しようかどうしようか
迷われている方がみえたら、
ぜひ映画館に足を運んでいただきたいと思います。

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shokoten

4.0色々と考えさせられた作品

2020年8月10日
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タウザー

3.5それぞれの正義

2020年8月9日
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悲しい

知的

真っ白な正義など、どこにもない。
登場した人物全員の人生を考えると、やりきれない。

大きくても小さくても、それぞれがそれぞれの罪を背負いながら、人生の中で償いと幸せを拾い集めて生き続けていかなければならないんだろうと切なくなった。

主演の俳優さんが男前過ぎる。
色々な意味で集中できない時がありました。(笑)

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2G

4.0ドイツはすごい

2020年8月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ドイツは過去を真っ直ぐに見、検証し、考えてらいる。だから、いまの国をつくることができた。羨ましい。すごい。

日本は?
過去と真正面から向き合わない国に未来はないと感じる。

涙がでてくる。

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昔から映画好き

4.5過去と向き合っているドイツ。一方・・

2020年8月2日
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yone

5.0ドイツ国家を揺るがした作品。

2020年8月1日
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経済界の大物を殺害した殺人犯コリーニは、事実を認めるもその動機を頑なに語らない。
国選弁護人カスパー・ライネンは、不利な状況の中、動機となる真実を探り出し、戦後ドイツが隠し続けていた、ドイツ史上最大の司法スキャンダルが発覚することとなる。

ベストセラー小説の映画化ですが、事実だと思われるほど衝撃を受けました。
戦争はまだ終わっていない。

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miharyi

4.0深い

2020年7月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

殺人者が黙秘を貫く、動機のわからない殺人事件。
この事件の国選弁護士は殺された資産家の孫娘と付き合っている設定。
動機を調べていくうちに第二次世界大戦のナチスにまでたどり着く。
深い話となっている。

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りあの

3.0結末は放置ですか...

2020年7月25日
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ドイツで刑事事件裁判を扱う現役弁護士フェルディナント・フォン・シーラッハによる2011年に発表された、長編小説をベースとして、映画化した作品である。

シーラッハの作品は、実際に自分が扱った事件をベースとした作品を執筆していたが、今作はフィクション作品ではあるが、シーラッハの祖父の存在が影響した作品ともいえるだろう。

フィクションではあるが、実際に存在するドレーアー法の落とし穴や矛盾点、ドイツが抱える戦争による負の遺産などデリケートな部分にメスを入れた作品となっており、国家を揺るがした小説ともいわれているほどだ。

3カ月前に弁護士になったばかりの主人公ライネンが、初めて担当した事件がよりによって、自分の恩人で親代わりでもあったハンス・マイヤーを銃殺したファブリツィオ・コリーニの弁護。ハンスの孫であるヨハナ・マイヤーは昔の彼女、敵は恩師でベテラン弁護士リヒャルト・マッティンガーという単純にドラマとして見ごたえのある設定が目を惹く作品ではある。

原作では、主人公がそれなりの生活レベルが高い設定とされていたが、映画では、庶民的に変更されている。この変更によって、キャラクターに親近感はわくようにはなったのが、失ってしまった部分もある。それは、権力に対抗することでエリートであるライネンがどん底に落ちかねないという、ライネン自身の弁護士生命に対しての危機感が中和されてしまったのだ。

フェルディナント・フォン・シーラッハの作風として、入り口がおもしろく、読者の心をつかむ作品は多いのだが、扱っているテーマが社会において答えが出しづらい、判断を決める側の価値観が大きく影響するものが多いため、結末があやふやな場合がある。

例えば2016年に出版された『テロ』という小説がある。ドイツ上空で旅客機がテロリストによってハイジャックされた。犯人はサッカースタジアムに墜落させることで7万人の観客を殺害しようとしていたのだが、それを緊急発進した空軍少佐が独断で旅客機を撃墜し阻止した。スタジアムの観客7万人は救えたが乗客164人は殺害してしまったことを法廷で裁くという問題作だ。

しかし、この作品には2通りの結末が用意されている。斬新かと思うかもしれないが、これは好き嫌いが別れる部分だと思う。

答えの出ない、読者の概念や価値観で解釈が大きく左右されるような題材のため、最終的に投げかけて逃げてしまうパターンが多いのだ。

今作はその象徴的ともいえる作品と言っていいかもしれない。そのため、今作も悪い意味でもシーラッハ作風が出てしまっていて、結末は納得できない人も多いのではないたろうか。

戦争が終わった今でも、家族や恋人、大切な人を殺された人にとっては、何時までも戦争は終わらない。敵も味方も関係なく、戦争という渦に巻き込まれた人は十字架を背負って生きていくしかないという国が作ってしまった不の遺産を司法としてどう扱うべきかという部分にメスを入れている。

今作に関しては、被害者が殺されてしまっているだけに、コリーニ側の一方的見解が果たして正しいかが不明な部分があるし、コリーニは頑なに口を開こうとはしていなかった点で言うと、これはコリーニ自身が殺人はいけないことだと分かっていて、ハンスにも家族がいるとも知っていて、それでしてしまった自分は裁かれるべきだと思っていたからだと思うのだが、それなら殺害した時点で自決したらよかったと思う。(あくまで結末の展開を考慮すると)

法律の落とし穴を世間に暴露したい、メディアに流してもらいたいという意図であれば、最初からライネンに協力して事実を話したほうがよかっただけに、コリーニの心境が物語に都合よく左右されているような部分が少し引っかかる

本当に殺害してしまったことで動揺していて、どうしていいのかわからなくなってしまったと言われれば…そうかもしれないが…どうしても設定の背景基盤が薄いようにも感じられてしまう。

また、劇中でも少しだけ語られるのだが、戦争というものが残した不の遺産と、戦争という極限の状況下において、逆らえば殺される状況で下した決断に対して、個人を裁くこと自体も正しいのかという問題もある。

2015年の映画『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』は、ユダヤ系アメリカ人のスタンレー・ミルグラム博士が「人はなぜ権威へ服従をしてしまうのかある状況下において、人はどこまで非情に残酷になれてしまうのか」という実験をして物議を呼んだ事実を描いたものであった。

シーラッハの祖父は、実はナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハ ということで、ハンスのモデルはシーラッハの祖父そのものの様にも感じられる。戦争が壊した、ハンスの人間性の本質という部分でも、大切に描いてもよかったのではないだろうか。

ドレーアー法、司法の落とし穴の部分にメスを入れた上で、下される決断を映画ならではの解釈で描いてほしかった。

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バフィー吉川(Buffys Movie)

5.0驚愕の真実

2020年7月16日
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知的

ドイツの現役弁護士作家のミステリー小説を、社会派サスペンスドラマとして映画化したドイツ映画。
ミステリーとドラマの融合で、だんだん引き込まれ、その展開に驚愕し、涙してしまう。

ベルリンのホテルで、67歳のイタリア人コリーニが、経済界の大物実業家を殺害するシーンで幕が開く。
この事件の国選弁護人を担当することになった、新米弁護士のライネン。
被害者はライネンの少年時代の恩人だった。被告人は動機について一切口を閉ざす。ライネンはその何故?という疑問の真実を知るために諦めない。
調査を続けるうちに、戦後ドイツの不都合な真実の歴史、衝撃の法のトリックでドイツ史上最大の司法スキャンダル、そして真実を暴き、国を激震させた衝撃の真実と向き合うことになる。
驚愕すべき法の落とし穴を見事に暴き鑑賞後は満ち足りた気分になった。
ワルサーP38と聞いてルパンを思い浮かべました。

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クララ

3.5長編国際ドラマ🇩🇪🇮🇹

2020年7月15日
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戦争時の不条理に起因する物語。

ドイツとイタリアという物珍しさを除けば、内容的にはNetflixでも十分に楽しめそうな。。。

むしろ10話くらいのドラマで、被害者加害者双方の背景を深掘りしてくれた方が深みを感じられたかな〜

と、今回はかなり個人的な感想。

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グリーン

3.5ワルサーP38と聞いてルパン三世が脳裏をよぎる。

2020年7月11日
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ワルサーP38と聞いてルパン三世が脳裏をよぎる。

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Mr. Planty

4.0自国の犯した罪を反芻するが如きドイツ映画

2020年7月8日
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2001年にドイツ・ベルリンで起きた殺人事件。動機を探る弁護士は1944年のイタリアにたどり着いた。

戦争というシステムの中で多くの人を殺したドイツ人がいた。多くの加害者・被害者の存在、そして彼らの死ぬまで癒えることのない傷をも想起させる傑作。

必見だ。

コリー二を演じたフランコ・ネロと再会した。

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エロくそチキン