「奥深し!」コリーニ事件 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
奥深し!
一言「奥が深いわあ!」
弁護士になって3ヶ月の新人・カスパーの国選担当案件。
それは自分の恩人を殺害した被疑者・コリーニの弁護。
その恩人は、勲章ももらっている大企業の社長。
現場で逮捕されているので、カスパーのできることといえば、減刑くらい。
がしかし。何を聞いてもコリーニは、一言も口を聞かない。
唯一「弁護士さんに、迷惑はかけたくないんだ」って。
原告の「被告訴訟代理人」には、カスパーの恩師もいて。
敗訴は違いない。
でも、どうしてコリーニは何も喋らないのだろう?。
それがわかるのが後半以降。
そうコリー二には「墓場まで持って行きたい辛い事件」があった。
子供の頃第2次世界大戦=ナチス。ここが話の鍵。
ここからコリーニの印象も、寡黙な老人からガラッと変化。
オセロの石を、証拠を積むことでパタパタとひっくり返す様が。
みてて力が入りました。
事件そのものが実話ではないようですが
エンドロールでは、戦犯の処遇の事実をしっかり伝えてました。
見応えのある、そして新しいアプローチの1作でした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「法廷と海は決して侮れませんよ」
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