「あし~もとに~からみ~つく~♪」コリーニ事件 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
あし~もとに~からみ~つく~♪
2001年のベルリンを舞台に、弁護士歴3ヵ月の主人公が、そうとは知らず自身の父親代わりの様な存在の恩人の殺害事件の犯人の弁護を引き受けて巻き起こる話。
綺麗な仕事で恨みを買う様子もなく、人柄も良い会社社長だった被害者と、事件について何も語らず弁護士に対しても沈黙を貫くイタリア人の被告人。
というところから、主人公の被害者とその家族との関係や過去をみせていく流れ。
事件については中々動きがみえない中で、極身近な立場であったが故に気付けたことを切っ掛けに話が動き始めるところとかは、結構ベタだし都合良いなー、なんて思っていたけれど、散りばめられていた、様々な裏付けが中々秀逸で、違和感だったものがどんどん消えて納得させられる。
ドイツの法律など微塵も知らない自分には、結論への流れが衝撃的で唸らされたし、結末も落とし所が好みでとても良かった。
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